
IPカメラを導入する際に、様々な要因を検討することになります。設置場所や設置台数、屋外なのか、屋内なのか様々な要因が関わってきます。ズーム機能はIPカメラになくてはならない機能の一つですが、デジタルズームと光学ズームは同じズーム機能でも全然、意味合いが変わってきますので今回はそんな光学ズームとデジタルズームの違とメリット、デメリットについて解説いたします。
光学ズームとは
光学ズームとは、物理的なレンズを動かしてズームする機能です。光学とは光をレンズに取り込んでからイメージセンサーに照射するまでの焦点距離を変えることによって、より遠くに焦点を当てることができます。虫眼鏡をイメージしていただくと分かりやすいかもしれませんが、より遠くを見たい場合に使用されます。バリフォーカルレンズという名称で呼ばれているレンズがありますが、これはズームとフォーカスを別々で調整することができるようになっているレンズです。バリフォーカルレンズは手動で調整するタイプとNVRで自動調整するタイプの2種類があります。自動で調整するタイプだと雨でレンズが濡れたりした場合にピントがずれる可能性もあります。
光学ズームのメリット
光学ズームのメリットとしては遠くをみたい場合に画質を落とさずに確認することができる点です。例えば工場で計器を確認したい場合、光学ズームであれば細かい部分もしっかりと確認することができます。またPTZカメラに搭載されている光学ズームレンズであれば、上下左右にレンズを動かすとともに、光学ズームを使うことで、リアルタイム映像をより効果的にすることができます。
光学ズームのデメリット
光学ズームのデメリットは焦点距離を長くすることによって、遠くに焦点を合わせることができますが、画角が狭くなるというデメリットがあります。また光学30倍ズームともなると少しの振動でカメラがぶれますので、画面を見ていると酔ってしまうという事もあります。また固定焦点レンズに比べて、レンズ自体が高いので費用も割高になるというのも光学ズームのデメリットと言えます。
デジタルズームとは
デジタルズームとは切り取った映像の一部をデジタルで引き伸ばして映像処理をするズームです。スマートフォンをお持ちの方であれば撮影した画像を指でスワイプすることでズームができます。デジタルズームは撮影した映像を後からズームできるというのが特徴です。
デジタルズームのメリット
デジタルズームのメリットとしては、バリフォーカルレンズが不要なので、費用を抑えて導入することが出来るという点です。さらに光学ズームと組み合わせることでさらにズームすることができます。例えば光学4倍ズームにデジタルズーム10倍を掛け合わせることで40倍のズームが可能になります。また通常は光学ズームで全体を撮影しながら、録画データをデジタルズームすることで、取り逃しなく確実の録画することが可能です。
デジタルズームのデメリット
デジタルズームのデメリットは画素数は変わらないため、引き伸ばしをすればするほど、画像は劣化していきますので、ズームの倍率によっては画質が悪く鮮明に映らないので、効果がない場合もあります。
シーンにより使いわける
光学ズームもデジタルズームそれぞれのメリットとデメリットがお分かり頂けたかと思います。それぞれのメリットを活かしつつ活用することでより効率よく監視することができます。例えばふだんは広角カメラで全体を撮影しておき、録画データを再生する時に細かい部分をズームしてみたいので、あればデジタルズームが最適ですし、リアルタイムでレンズを動かしてズームをしたい場合は、光学ズームがおすすめです。
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