店舗の防犯対策として…カメラのあり方とは

さて、前回は店舗は狙われやすいというお話をしたわけですが、それに対してどういう方法をとっていくべきなのかを考えていきます。

防犯カメラの存在は犯罪抑止になる

やはり、犯罪を抑止・防止するための方法として、真っ先に考えられるのは、防犯カメラの設置ではないでしょうか。
まさに「犯罪を防ぐカメラ」といえます。
防犯カメラは、カメラ自体の存在感見せることで犯罪を抑止します。
端的に言えば、「防犯カメラが設置されている」ということをアピールしておくのです。
設置場所としては、店舗入口やレジ前などあえて見える位置への設置をすることで、店舗として防犯対策をしっかり実施しているということを示します。
当然、もし盗みをする立場だとしたら、防犯対策をしている店舗と何もしていない店舗どちらを狙いますか?
常識的に考えれば何もしていない店舗を狙おうとするので、犯罪抑止力にもつながるのです。また、裏口などにも設置するのがなおベターです。

監視カメラは証拠集め用

防犯カメラと監視カメラを一緒に考える人がいますが、厳密に言えば違います。
防犯カメラは、「犯罪を防ぐカメラ」であり、監視カメラは、「人の動きを見張るカメラ」である。
ということです。この考えから言えば、監視カメラはその存在をバレてはいけません。
どちらかというと、証拠集めとしての役割が大きくなり、万引き防止よりかは従業員の犯罪を立証するために活躍します。
従業員だからといって、犯罪をしないとは断言できません。
つ釣り銭に手を伸ばしたり、知人と共謀してレジで不正をしたりすることがあります。
こういった行為は現行犯となると非常に難しいものです。
従業員から見えない位置に監視カメラを仕掛けておき、決定的な映像を抑えます。
逆にレジ上にカメラを設置するのは、防犯カメラでもあり監視カメラでもありますね。
コロナウイルスで店舗を空ける機会が多くなってきました。
これを機に、一度防犯設備について考えてみてはいかがでしょうか。

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