新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、たまったストレスが要因なのか、各地で落書きが見つかっている。
意味のない文字やイラストのようなものがある一方、感染者を差別したり、誹謗(ひぼう)中傷したりと看過できない内容のものも。
落書きは放置すると治安の悪化につながるともいわれ、専門家は「速やかに対処する必要がある」と警鐘を鳴らすした。
・差別的意図も…感染者の自宅や靖国神社に「落書きを見た人が、『自分も同じ被害に遭うのではないか』という不安を抱く。
症状があったとしてもそれで受診を控えてしまえば、感染を拡大させかねない」。
津市の公益財団法人「反差別・人権研究所みえ」の松村元樹事務局長はそう話す。
三重県の鈴木英敬知事は先月20日の記者会見で、県内で感染が判明した人の自宅に石が投げ込まれ、壁に落書きされる事例があったと明らかにしている。
( https://www.asahi.com/articles/ASN4Q3SX5N4PONFB00P.html )
さらに、佐賀県でも同様の投石事件が発生した。(https://www.saga-s.co.jp/articles/-/523866)
今月4日には、靖国神社(東京都千代田区)の敷地内の公衆トイレで、新型コロナの感染拡大が最初に確認された中国湖北省武漢市の人を「皆殺しにする」と書かれているのを利用者が発見した。(https://www.asahi.com/articles/ASN556GKQN55UTIL020.html)
差別的意図が感じられないが落書き被害としては、神奈川県箱根町にある国の重要文化財「函嶺洞門(かんれいどうもん)」
(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050902000136.html)や石川県野々市市の運動広場など(https://news.goo.ne.jp/article/ishikawatv/region/ishikawatv-20200514-1200-97530.html)でも見つかっている。
上記のような犯罪が発生し始めているが、これは何が起因なのだろうか。
警察庁によると「落書きに関する統計データはなく、コロナ禍以前と比べて増えているのかは分からない。
ただ、経済の悪化のほか、在宅勤務や外出自粛で家にこもる時間が長くなり、ストレスがたまりやすくなっている。」としており、コロナ禍が原因かどうかは不明であるが、生活環境の大幅な変化によりストレスがたまりやすくなっているのは、間違いないようだ。
また、札幌市児童相談所が三月に受けた児童虐待通告は、前年同月比1.5倍の約150件に上ったそうだ。
DV(ドメスティックバイオレンス)の被害者支援などを行う一般社団法人「エープラス」(東京)には、3月以降、メールやLINE(ライン)で前年同期比1.5~2倍弱の相談が寄せられているとしている。
犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、落書き被害に遭った時や見つけた際は、速やかに警察に通報するべきだと提唱した。
「落書きは器物損壊罪に当たり、内容によっては名誉毀損罪にもなる。放置すると、他の場所でも見つかり、大きさや内容などがエスカレートしていく傾向がある」と。
落書きに対処する場合に参考になる考え方の一つが、米国の犯罪学者ジョージ・ケリング氏が提唱した「割れ窓理論」である。
建物の窓が割れているのをそのままにしておくと、誰も地域に関心を持っていないというサインになり、犯罪が起きやすい環境を生み出す。
やがて、ごみのポイ捨てなどモラルを欠いた行為が増え、凶悪犯罪につながっていくいう理論である。
また、東京都市大の小林茂雄教授(環境心理学)は、「落書きは、抑圧された感情が瞬間的に爆発して行われる」と解説した。
落書きとひと口に言っても、正体不明の路上芸術家バンクシーの作品のように芸術性が高いものもある。
一方で大半は意味が分からず、住民にとっては迷惑行為以外の何物でもない。
小林氏は「落書きは消さないと多くの人が目にし、周りに悪影響を与え続ける。内容次第では、差別意識を助長する結果になってしまう」と語った。
このように、治安悪化の兆候と思われるようなことが、徐々に目に見える形で出現してきた。
このような事件が、言いたくないが増加していくことだろう。一度、身の回りの安全を考えてみてはいかがだろうか。
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