実際に防犯カメラを購入した後に長くお使いいただくためにも、日々のメンテナンスが重要です。設置業者に依頼するとメンテナンス費用も掛かってきますので、思わぬ出費も重なってしまいます。今回は購入者ご自身でできる簡易的なメンテナンス方法について解説します。
カメラ本体のクリーニング
カメラ本体は精密機器となりますので、静電気を帯びており埃が溜まりやすくなります。また屋外に設置している場合、粉塵や砂、雨などの影響で汚れやすくなります。そうした場合に柔らかい布でふき取りキレイにしましょう。
レンズは傷が付きやすいので、エアーダスターで埃をとってから、無水エタノールを使って清掃してください。レンズを拭く場合はメガネ拭きのような柔らかい布で拭くと傷を付けずに清掃することができます。清掃後にレコーダーの映像を確認して、汚れが残っていないか確認するようにしましょう。
レコーダーの確認
防犯カメラは普段あまり見ることがないために、しっりと録画できているかどうかチェックする必要があります。録画に関しては本体のRECランプが光っているかどうか。過去の録画データを検索して残っているかどうかをチェックすることで確認ができます。
万が一録画されていなかった場合は、ハードディスクまたはSDカードの交換を推奨します。記録媒体はフォーマットすることで直ったりすることもありますが、故障するリスクは格段に上がりますので、またすぐに録画が止まる可能性もありますので、新品交換を推奨します。
ハードディスクの寿命25000時間から30000時間とも言われており24時間365日使用した場合およそ3年程度で寿命が来る計算です。SDカードの場合はさらに寿命が短くなりますので、より早めの交換を推奨します。
映像に問題がないか確認
実際の防犯カメラ映像に問題ないかどうか確認が必要です。「映像が常に白黒になっている」「映像がピンクがかっている」「白いもやのようになっている」などの場合、カメラに不具合が発生している可能性があります。
または映像が真っ黒になっている場合は、カメラとレコーダーの間のケーブル配線に問題があるの可能性もありますので、配線や電源工事などの問題がある可能性もあります。配線などの場合は高所作業などが伴う場合、落下など危険もありますので専門の業者に依頼するようにしましょう。
台風や落雷があった際は特に注意を
防犯カメラは屋外に設置しており、天災の影響を受けます。特に落雷で故障することはとても多く、近くで落雷があった場合はメンテナンスすることをおすすめします。カメラ本体に直接落雷が落ちるだけでなく、誘導雷によっても故障する可能性があるので気を付けてください。
メンテナンス頻度
メンテナンスの頻度については、多ければ多いほどよいですが、時間もないと思いますので半年に一回はメンテナンスするようにしましょう。メーカーによって1年保証、2年保証となりますので、年の節目でメンテナンスすることで保証を上手に活用することができます。
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