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防犯カメラには動体検知機能が付いています。動体検知機能とはそもそもどんな機能なのか？使うことでどういったメリットがあるのか解説していきます。動体検知機能の仕組みが分かっていないと誤検知が増えてしまい意味がなくなってしまいますので、仕組みを理解していただき防犯カメラの効果を発揮していただければ幸いです。
動体検知機能とは
動体検知機能とは言葉の通り、動く物体を検知する機能です。防犯カメラの映像に動きがあったことを検知して通知または録画を開始します。具体的な仕組みとしてはデータ量の違いを判別して動いたかどうかを検知します。ちょっと難しい言い回しですが動画は静止画をパラパラ漫画のように見せることで動画にしていますので、その静止画のデータ量の違いを判別して動きがあったかどうかを判別します。
この難しい説明をした理由としましては、動体検知設定は感度とエリアの設定ができます。先ほど解説したデータ量の違いをどこまでのエリアで検知するのか、そしてどれくらいのデータ量を検知させるのかを決めることができます。
人感(PIR)センサー
人感センサーを使った動体検知機能を使う場合に人感センサーを使った仕組みがあります。人感センサーとは背景の温度を常に計測しており、その温度に変化がある場合にその温度差の差分を検知する機能です。
動体検知機能は夜間、暗闇の中で撮影するとノイズの影響で検知してしまい、誤検知が増えてしまいます。そのため夜間は人感センサーを使って検知することで、誤報を減らすことができるようになりました。
動体検知機能のメリット
まず挙げられるのが録画映像の確認が容易になります。昨日、何かトラブルがあって映像を確認しなければいけない場合、常時録画だと１日中映像の確認をする必要がありますので、トラブルを特定するのがかなり時間が掛かります。
動体検知録画機能を使えば、動きがあった場合のみ録画しているのでそのタイミングだけ確認することで、余分な時間を掛けずに効率よく録画することが可能です。
ストレージ容量の節約
動体検知機能を有効にすることで、ストレージの容量を節約することができます。動きがあった場合のみ検知する機能なので、動きがない場合は録画をせずに無駄な録画はしません。SDカードなど容量が少ないストレージを使う場合に有効な機能となります。
動体検知のデメリット
一番大きなデメリットとしては誤報が挙げられます。動体検知は映像の動きを検知する仕組みとなっているため、ヘッドライトの光や、風で木が揺れていたりすることでも検知してしまいますので、エリア設定と感度設定には注意が必要です。仕組み上、誤報がなくなることはありえませんので、極力、誤報を少なくするように調整して設定することが重要になります。
人通りが多い場所での運用は常に反応する形となりますので、常時録画とあまり変わらなくなってしまいますので、動体検知録画の意味がなくなってしまいます。設置と運用には注意が必要です。
タイムラグが発生
特にバッテリー内蔵の防犯カメラの場合、検知毎に防犯カメラが起動することで録画データにタイムラグが発生する可能性があります。そうした場合、録画データが撮れていないという場合もありますので、設定する際には注意が必要です。
例えば設定するカメラの向きや角度、被写体までの距離など計算して防犯カメラを設置することで、タイムラグをできる限り小さくすることが可能です。
動体検知を活用して最適なセキュリティライフを
動体検知機能を上手く使えば、防犯カメラの映像を無駄なく効率的に録画することが可能です。設定方法など必要であれば、お答えしますのでぜひご検討ください。
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