防犯カメラは壁に設置したり、室内の天井に設置することが多くそういった場所であれば、防犯カメラの効果を最大限発揮することができます。セキュリティ目的で設置する場合、侵入者の顔をカメラでしっかりと撮影して、録画データを残しておく必要がありますのでそうした場所にカメラは設置されますが、稀に屋上にカメラを設置したいという要望をお聞きします。実際に防犯カメラを屋上に設置することで、監視エリアを俯瞰で見渡すことができますので、かなり効果的な映像監視が可能になりますが、設置する際には注意点があります。今回は屋上に防犯カメラを設置する注意点について解説します。
屋上に防犯カメラを設置する注意点
建物の屋上では遮る壁や屋根はありませんので、天候の影響を激しく受けます。雨の影響は特に受けますし屋上では風もかなり強く吹いており、そうした悪天候の影響が直接あります。また日差しの強い夏の時期であれば、直射日光の影響を受けますので機器内部の温度もとても上がり故障するリスクが上昇します。
夏であれば落雷の影響も無視できません。落雷は直接、落ちてくる雷の他にも周辺に雷が落ちることでも、電線を通じて雷サージが発生します。この電流が機器へ影響を与えてしまい防犯カメラが故障します。
そうした故障を防ぐために雷サージ対策をすることで防犯カメラの故障を守ることができます。
屋上に設置する防犯カメラ
防犯カメラを屋上に設置する場合は、ある程度の距離から俯瞰で見ることになりますので、細かい部分まで高精細な映像で見るには高画質なカメラをおすすめします。また防水防塵性能の高い防犯カメラでなければ浸水して故障する確率が上がりますのである程度IP防水性能の高い防犯カメラにするようにしましょう。
特に台風シーズンなどは防犯カメラの内部に水が浸入するリスクは上がり、雷で故障する可能性も高まりますので、IP防水性能が低いと故障する可能性が高まりますので注意が必要です。
また屋上に設置するカメラは広角カメラを推奨します。カメラの画角が広角であれば、それだけ広いエリアを監視することができるのでおすすめです。屋上に設置するとそれだけ広いエリアを監視することができるので広角カメラであれば、効率良くエリアを監視することができます。
防犯カメラ設置場所の重要性
防犯カメラを屋上に設置する場合は、特に防犯カメラは設置工事と配線工事が必要になります。そのため実際の設置にあたっては専門の工事業者に依頼するようにしましょう。前述した天候の影響を受けますので、そうした天候の影響を受けないようにするために、配線ケーブルの工事を含めて、専門的な知識の上で工事することをおすすめします。
また設置した後に死角がないように設置したり、効果的な画角にしたりする必要があります。固定レンズタイプの防犯カメラであれば設置した後に思っていたような画角と違った、もう少し設置位置を変更したいなった場合に、再度工事の必要が出てきますので事前の現場調査は必須となります。
防犯目的で設置する場合は、特に配線ケーブルを隠蔽配線にしたり、レコーダーを目立たない位置に設置するなど必要になってきます。侵入盗の犯人は侵入する前に下見をするのは定石ですが、その際に防犯カメラの位置、ケーブルの配線ルートなどを見ていると言われています。そのため下見の際にばれないように設置することが重要なのです。
屋上に防犯カメラの設置を
屋上に防犯カメラを設置することにはメリットが多くあります。そうした中で気を付けるべき点を解説いたしました。これから導入を検討されている方はぜひお問い合わせください。
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