防犯カメラは映像機器になりますので、広角レンズと望遠レンズがあります。どちらも設置する場所に合わせて選ぶことになりますが、望遠レンズはどういった場所に設置するのでしょうか。現場に合わせて選ぶのが一般的ですが、どういった現場でどのレンズが必要なのか、選び方について解説していきます。
望遠レンズについて
望遠レンズはズームレンズと呼ばれており離れた場所をズームで撮影することに向いています。そのため広角カメラに比べて画角が狭くなりますので狭い範囲を撮影することになります。そのため設置する際は画角やレンズの向きなどに注意が必要です。望遠レンズはバリフォーカルレンズとも呼ばれており、画角が調整できるのが強みになっています。
望遠レンズは遠くを見たい場合に使われるレンズになるので、例えば20メートル先をズームアップで撮りたい場合に望遠カメラが使われます。遠くを撮影する必要がある場面としては、建物の屋上から遠くの道路を撮影する、工場で特定の装置を遠距離から監視、またはナンバープレートを識別するなどの用途が挙げられます。
広角レンズの防犯カメラでズームアップをかける場合は、デジタルズームと呼ばれるズーム機能を使用します。デジタルズームはスマホであるズーム機能と同じなので、解像度が荒くなってしまいますが、望遠レンズによるズームは解像度を荒くせずにズーム撮影をすることが可能になります。
離れた場所の不審者を監視
望遠カメラを使うことで離れた場所にいる不審者を監視することができます。防犯カメラを設置するには配線ケーブル、電源の取り方など注意が必要です。そのためもっと近くで撮影したいのに近くで撮影できないので、望遠レンズでズームを掛けて撮影するというような使い方をするのが基本となっています。
また実際に設置したものの、もっと離れた場所を撮影したい、しっかりとズームで撮影したいという場合に望遠カメラは役に立ちます。防犯カメラを設置したものの思ってた映像と違った、しっかりと撮影できていなかったのではせっかく設置した意味がありませんのでまずは望遠カメラを活用してそうしたことにならないようにすることが大切です。
またPTZタイプのカメラであれば離れた場所からズームするだけでなく、縦と横方向にもレンズを動かすことができますので、カメラ1台で全体を撮影することができます。PTZカメラのズームレンズは光学ズームレンズを搭載しているので光学4倍から大きいもので30倍ズームの超望遠レンズを搭載したものがあります。
望遠カメラの設置は専門の業者に依頼しましょう。
望遠カメラを設置する場合は現場調査を実施して確実な場所に設置するようにしましょう。手動でズーム調整するカメラの場合、ズームとピントの調整を目視で行う必要があるため、調整が難しく、簡単にできない場合がありますが防犯カメラ専門の工事業者に依頼するようにしましょう。
望遠レンズを搭載しているカメラでどこまでがどの程度の映像で撮影できるのか、そうしたデモも含めて検討するようにしましょう。そうすることで防犯カメラを設置した後に思っていた映像と違ったとならないようにするためにも事前の現場調査が重要です。
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