奈良県の防犯情報、傾向と対策

奈良県は日本の中央付近に位置しており、古くは日本の都町として栄えていました。大陸からの文化を積極的に取り入れ、多くの歴史的建造物や重要文化財が作られました。中でも706年に建造された法隆寺は世界遺産にも登録されており現在でも、多くの観光客が訪れています。

以前は修学旅行で訪れることも多かったならですが、奈良公園では鹿がたくさん放し飼いにされており、鹿せんべいをあげている風景も奈良の風物詩と言えます。

奈良県の犯罪発生状況

奈良県警の発表によると令和4年度の犯罪認知件数は5,253件となっています。内容としては特殊詐欺が206件、空き巣148件、車上ねらいが220件となっています。中でも多いのが自転車盗難で被害件数は742件にのぼります。被害にあった自転車は70%が無施錠になっており、奈良県警による防犯啓蒙活動を活発に行っています。

奈良県内では大和高田市が犯罪認知件数のもっとも多い市となっています。人口68,451人中、犯罪認知件数が1,219件で犯罪発生率は1.781%となっています。

奈良県警 公式HP

奈良県の防犯対策

奈良県では平成20年7月11日に「奈良県安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に関する条例」を制定しました。この条例によって自主防犯意識の向上や地域ボランティア団体と奈良県警の連携、県民相互の交流や他取り組みとの連携など防犯活動の幅と領域は深まっています。

奈良県安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に関する条例

また奈良県警の犯罪発生マップでは、子供を狙った不審者情報を随時更新しておりブラウザアプリですぐに確認することができます。またナポくんメールという情報発信アプリを使えば不審者情報がメールで配信されますので、地域住民の防犯意識醸成にも活躍します。

奈良県警 公式HP

奈良県防犯設備士協会

奈良県警察本部の後援を受けて平成8年に発足されました。地域防犯設備士団体としては日本で2番目に設立された団体となっています。会員数は9団体となっており地域貢献、防犯活動を推進しています。漫画ワンピースとコラボしたLINEスタンプなど面白い取り組みを実施しています。

奈良県防犯設備士協会

奈良県のエリア一覧

・奈良市・大和高田市・大和郡山市・天理市・橿原市・桜井市・五條市・御所市・生駒市・香芝市・葛城市・宇陀市・山添村・平群町・三郷町・斑鳩町・安堵町・川西町・三宅町・田原本町・曽爾村・御杖村・高取町・明日香村・上牧町・王寺町・広陵町・河合町・吉野町・大淀町・下市町・黒滝村・天川村・野迫川村・十津川村・下北山村・上北山村・川上村・東吉野村

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