北海道の防犯情報、傾向と対策

北海道は日本最北端に位置しており、面積は日本の面積の20パーセント超える広大な土地になります。冬は積雪の影響で屋根の雪をおろす光景は日常の光景です。また作物の生産も活発で十勝平野での畑作や稲作、オホーツク海での漁業など活発に行われています。

北海道の人口は500万にとなっていますので、犯罪認知件数は全国でワースト9位となっています。人口比率を考慮して割り出した犯罪遭遇率では32位となっていますので、比較的犯罪は少ない傾向にあります。北海道は雪国となり過酷な環境となりますので、犯罪するのもハードルが高く犯罪が少ないように思えます。

北海道の犯罪発生状況

令和3年度の刑法犯認知件数としては、18,429件となっています。平成28年の28,160件になります。北海道警察や地域の防犯ボランティアの活動が功を奏しており犯罪認知件数は減り続けています。

内訳としては殺人、強盗を含む凶悪犯は122件、粗暴犯が2,611件、空き巣やひったくりなどの窃盗犯が10,354件、特殊詐欺を含む知能犯が699件となっています。全国的に知能犯が増えており、注意喚起を含めて対策が必要です。

北海道警 公式HP

北海道の防犯対策

北海道では安全、安心なまちづくりを推進しており、その活動の一つが安全・安心どさんこ運動」です。運動の重点は、「あいさつ・みまもり・たすけあい運動」「子どもの安全を見守る運動」です。

また北海道警察では「ほくとくん防犯メール」というメールマガジンを配信しています。子供に対する声掛けなど不審者情報から強盗やひったくりなどのタイムリーな犯罪情報までメールで配信することで、地域住民への防犯意識を高めることに貢献しています。

あた北海道警察では犯罪発生マップを公開しており、北海道にお住まいの方々の地域で発生している犯罪がわかり安心を提供しています。

ほくとくん防犯メール

北海道防犯設備士協会

北海道防犯設備士協会は北海道の防犯設備会社や防犯設備士が会員の協会です。地域の防犯に役立つセミナーを実施したり、建物の防犯診断をすることで地域の防犯に貢献しています。2022年時点で会員数は36社を超えており活動の幅を広げています。

北海道防犯設備士協会

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