佐賀県は九州の北西部に位置しており、有田町、伊万里市、唐津市は焼き物の街として知られています。年間の平均気温は16度前後の地域が多く、比較的穏やかな気候となっています。大阪までは500キロありますが、朝鮮半島までは200キロとなり、大陸文化の窓口として古くから重要な役割を果たしてきました。
全国での刑法犯認知件数はワースト39位になります。また人口比率で算出した犯罪遭遇率は30位となっております。人口は2020年時点で80万人になりますので、比較的、治安はよくなっており、佐賀県警、県、地域防犯ボランティアの活動の結果とも言えます。
佐賀県の犯罪発生状況
佐賀県警の発表した令和4年度の刑法犯認知件数は2,861件となっています。殺人や強盗、放火などの凶悪犯が12件、傷害、暴行などにより粗暴犯が272件、空き巣、ひったくりなどの窃盗犯が1,880件、オレオレ詐欺など特殊詐欺など知能犯が311件となっています。佐賀県での刑法犯認知件数は年々、減少していますが一部の犯罪は以前高水準で発生しており余談を許さない状況となっています。
佐賀県ではニセ電話詐欺が横行しており、佐賀県警としても対策を強化しています。ニセ電話詐欺の手法としては、息子や警察、弁護士を装い金銭を振り込むように要求するオレオレ詐欺や、郵便やメールを使って、振り込みを強制する架空請求詐欺、市役所や町役場、社会保険庁を装って還付金が戻ってくるなど虚偽の事実を流布する還付金詐欺など巧妙化かつ悪質な詐欺が増えており佐賀県警も対策を強化しています。
佐賀県の防犯対策
佐賀県では「佐賀県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり条例」に基づき、安全安心の街作りを推進しています。重点取り組みとしては、子供、女性の見守り活動の推進、ニセ電話詐欺被害の防止、防犯環境の整備、サイバー犯罪被害の防止などが重点課題となっています。強盗や空き巣から守るために防犯カメラの活用が進んでいますが防犯カメラの適正運用も含めて条例に盛り込まれています。
佐賀県では地域安全マップを作成して、地域の見えにくい場所や奥まった路地などを地域の子供たち自身で作成することによって、普段の生活の中で防犯意識を高める目的において実施されています。実際にワークショップ形式で安全マップを作ることで、安全な場所を実感しながら作成することができます。
公益財団法人 佐賀県防犯協会
佐賀県防犯協会は自治体や市区町村と連携して地域の防犯につながる活動を実施しています。自転車盗に対策するためにワイヤー錠を無償提供したり、防犯パトロールを実施するなど防犯活動に貢献しています。
佐賀県のエリア一覧
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