長崎県は九州のもっとも西に位置しており、古くから大陸からの文化や往来など多く海外との交流を元に発展してきました。貿易や外交の要所として古くから歴史を積み重ね、太平洋戦争時代は数多くの造船所や鉄工所が製造されました。ユネスコ世界遺産にも登録されている軍艦島は長崎県にある歴史のある観光地となっています。
また長崎県の刑法犯認知件数は全国でワースト40位で、人口比率で算出した犯罪遭遇率は46位となっています。長崎県の人口は2020年時点で130万人となっており、全国的に見ても治安のよい県となっています。
長崎県の犯罪発生状況
長崎県の犯罪発生状況としては令和3年度の刑法犯認知件数が3,155件で、殺人や強盗、放火などの凶悪犯が21件で、傷害、暴行などの粗暴犯が360件、空き巣やひったくりなどの窃盗犯が1,786件、ニセ電話詐欺、特殊詐欺などの知能犯が389件となっています。刑法犯の認知件数は年々、減少傾向にありますので長崎県警や、県、地域ボランティアの活動が功を奏した結果と言えます。
長崎県では令和3年度のニセ電話詐欺による被害が93件(被害者数)となっています。件数としては少なく感じるかもしれませんが、被害金額としては2億6,889万2,904円となっており、被害の大きさを実感していただけるかと思います。実際に被害者はまさか自分が被害に遭うとは思いもしなかったという回答がほとんどなので、自分を守るために日頃からそうした詐欺に遭わないように対策をしておくことが重要です。
長崎県の防犯対策
長崎県では犯罪のない街作りを行うために、防犯対策を警察にまかせるだけでなく地域住民と連携して防犯対策を実施することが重要になります。「自分の安全は自分で守る」、「自分たちのまちは自分たちで守る」という防犯意識を持つための枠組みとして長崎県犯罪のない安全・安心まちづくり条例を制定しました。
また長崎県では安全安心街作り宣言によって、多くの地域ボランティア活動を推進しています。青色防犯パトロールは車両に青色回転灯を装備したパトロールカーを走らせることで地域の防犯活動に貢献しています。
公益社団法人長崎県防犯協会連合会
長崎県防犯協会連合会は各地域の防犯団体、関係機関と連携して地域の防犯啓蒙活動を行う団体です。事業として地域防犯活動の推進や防犯ボランティアの支援、広報啓蒙活動、自転車盗難防止活動の実施などを行っています。
長崎県のエリア一覧
・長崎市・佐世保市・島原市・諫早市・大村市・平戸市・松浦市・対馬市・壱岐市・五島市・西海市・雲仙市・南島原市・西彼杵郡長与町・西彼杵郡時津町・東彼杵郡東彼杵町・東彼杵郡川棚町・東彼杵郡波佐見町・北松浦郡小値賀町・北松浦郡佐々町・南松浦郡新上五島町
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