大分県は九州の沿岸部に位置しており、別府温泉など温泉街としても有名です。有名な「別府地獄めぐり」は、赤湯泉の血の池地獄、間欠泉の龍巻地獄など自然湧出の源泉 8 つを名所にしたものです。ニラの産地としても知られており大分発祥に「にら豚」はご当地グルメです。
2021年の刑法犯認知件数は全国でワースト37位となっており、人口比率で算出した犯罪遭遇率は43位となっています。2019年時点で人口は113万人となっています。全国的に見ても比較的治安がよく大分県県や地域の防犯活動を実感できる結果となっています。
大分県の犯罪発生状況
大分県の犯罪発生状況としては、令和4年度の刑法犯認知件数は2,794件となっています。殺人や強盗、放火などの凶悪犯が21件で、傷害や暴行などの粗暴犯が254件、空き巣やひったくりなどの窃盗犯が1,783件となっています。ニセ電話詐欺などの特殊詐欺など知能犯は168件となっています。全体的な刑法犯認知件数は減少傾向にあります。
大分県内では特殊詐欺事件が横行しており、令和4年度は特殊詐欺の被害届数が46件となっています。被害届が出ている分の被害総額としては1億3,000万円を超えており、相談も含めると被害額は2億円を超えています。
大分県の防犯対策
大分県では地域の安全を県民で守るために、大分県安全・安心まちづくり条例を制定しました。防犯上の指針としては、住宅、道路、公園などにおいて防犯性を向上させ、観光旅行者や児童の安全を守るために決められています。住宅においてはピッキングや窓からの侵入を防ぐための設備、建物部品の基準を設けることで侵入されにく住宅作りを推進しています。大分県は温泉街となっており、観光客も多いので観光客の訪れる事業者に対して、巡回の実施や広報啓蒙活動などを盛り込み基準を示しています。
大分県警では地域見守り事業の一環として防犯カメラ助成金を実施しており、令和4年度では、費用の半分、上限で1団体50万円まで対象となっております。防犯カメラは設置してあるだけで犯罪抑止効果があるので、地域の安全を見守るカメラとしては効果的な方法となっています。
公益財団法人大分県防犯協会
大分県防犯協会連合会は、大分県、警察、関係団体と連携して地域の防犯のために活動しています。具体的には県警と連携して地域の防犯啓蒙活動を実施したり、防犯情報を発信したり活動は多岐に渡ります。
大分県のエリア一覧
・大分市・別府市・中津市・日田市・佐伯市・臼杵市・津久見市・竹田市・豊後高田市・杵築市・宇佐市・豊後大野市・由布市・国東市・東国東郡姫島村・速見郡日出町・玖珠郡九重町・玖珠郡玖珠町
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