犯罪が起きやすい地域・環境

住民のつながりが薄い地域は、軽犯罪都市から重犯罪都市へ
 

ごみの投げ捨てや落書きが放置されていると、誰もが同じような行為をするようになり、町がよごれていきます。
マンションの住人が燃えるゴミの日、燃えないゴミの日など指定曜日以外にゴミを捨てると、連鎖反応のように同一行動が起きていきます。
自販機のペットボトル捨てがあふれかえり、誰か一人がその周辺に空き缶を
捨てだすと、同じようにその場所に空き缶を置いていきます。
軽微な行為が見過ごされると、重大な犯罪までもが見過ごされるようになり、治安が悪化していきます。
新興都市や移住者が多い地域では、地域に根づいた人が少なく、職業も家族構成もバラバラで、地域の交流につながりにくくなっているのが現状です。
そうなると、軽犯罪も起きやすくなり、次第に治安が悪化していきます。
この状態が放置されると、地域のイメージが悪化し、住民の移転や転居が進みます。
結果、さらに犯罪が増加していきます。凶悪犯罪も多く、その取り締まりを重点的に行っていましたが、犯罪が減少することはありませんでした。
しかし、ごみの不法投棄、落書きなど軽微な犯罪を取り締まるようにしたところ、凶悪犯罪も減っていきました。

どのようにして犯罪都市になるのか?
 

1)都市郊外に新しくつくられた住宅地は、新しく流入してきた住民で構成され、
地域のつながりが生まれにくい為、犯罪の抑止力が弱い

2)ゴミの違法投棄、落書き、違法駐車などの軽犯罪が繰り返される

3)周囲の目が失われ、犯罪が放置される

4)町の荒虚が進む

5)地域のイメージが悪くなり、住民の移動・転居が増える

犯罪都市へ

 

犯罪都市を防ぐために

監視カメラ・防犯カメラを導入し2)の犯罪を未然に防ぐことをおすすめします。
犯行を行おうとする人にとって恐れられている防犯/監視カメラですから、その設置をアピールすることでも犯罪の抑止効果はあります。
「防犯カメラ作動中」などと書かれたパネルやポスターを見かけることがありますが、それは犯罪の抑止を狙ったものです。
犯罪を犯そうとする人にとっては、防犯/監視カメラの存在そのものが不安材料となります。
そこで、外見上は防犯/監視カメラに見える、いわゆる「ダミー」のカメラを設置することも犯罪の抑止に有効となります。