
目次
「最初は4台で設置したが、裏口にもカメラを追加したい」「新しく建てた倉庫にもカメラを設置したい」「NVRのポートが満杯になってしまった」——IPカメラシステムは設置後に拡張したいというニーズが頻繁に発生します。
本記事では、X-ProシリーズIPカメラシステムを導入後に拡張する際の具体的な方法・必要な機器・注意点をわかりやすく解説します。
システム拡張の3つのパターン
X-ProシリーズIPカメラシステムの拡張は主に以下の3パターンで対応できます。
NVRのPoEポートに空きがある場合はカメラを直接接続して増設できます。NVRのPoEポートが満杯の場合はPoEスイッチングハブを追加してカメラを増設します。現在のNVRでは管理台数が不足する場合は新しいNVRを追加します。
パターン①:NVRのPoEポートに空きがある場合
最もシンプルな拡張方法です。NVRの空きPoEポートに新しいIPカメラをLANケーブルで接続するだけで、自動認識(プラグ&プレイ)により映像が表示されます。
手順
新しいカメラのLANケーブルをNVRの空きPoEポートに接続します。NVRの管理画面(またはモニター)でカメラが自動認識されることを確認します。カメラの向き・録画設定・AI検知設定を行います。スマートフォンアプリ「RXCamView」を再起動して新しいカメラが表示されることを確認します。
注意点
NVRのPoEの総給電容量を超えないよう確認してください。1ポートあたりの給電上限と総給電容量がNVRの仕様として定められており、すべてのポートをフルに使う場合は総給電容量に注意が必要です。カメラ1台あたりの消費電力はX-ProシリーズのIPカメラ仕様をご確認ください。
パターン②:PoEスイッチングハブを追加してカメラを増設する
NVRのPoEポートがすべて埋まっている場合、PoEスイッチングハブを追加することでカメラを増設できます。X-ProシリーズではPoEスイッチングハブとして4ポート・8ポート・16ポートのモデルを取り揃えています。
接続構成
PoEスイッチングハブのアップリンクポート(非PoEポート)をNVRのLAN入力ポートまたは既存のネットワークスイッチに接続します。新しいIPカメラをPoEスイッチングハブのPoEポートに接続します。NVRの管理画面で新しいカメラが認識されることを確認します。
PoEスイッチングハブのIPアドレス設定
PoEスイッチングハブを追加した場合、新しいカメラのIPアドレスが既存のカメラと重複しないよう設定することが重要です。NVRのプラグ&プレイ機能が自動でIPアドレスを割り当てる場合もありますが、手動で確認・調整することをおすすめします。
IPアドレスの確認・設定には「Device Config Tool」を活用してください。このツールで同一ネットワーク内のX-ProシリーズIPカメラのIPアドレスを一覧表示・変更できます。
➡ IPカメラのIPアドレス検索ツール(Device Config Tool)の使い方はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/10728/
100mを超える距離への増設
NVRまたはPoEスイッチングハブからカメラまでのLANケーブル長が100mを超える場合、PoEパススルー機能付きの中継スイッチを使うことで距離を延長できます。PoEパススルーは電力と信号を中継する機能で、100m超の距離にあるカメラへも安定して給電・通信できます。
パターン③:NVRを追加して管理台数を拡張する
既存のNVRの最大接続台数(例:8台用NVR)を超えてカメラを増設したい場合、新しいNVRを追加する方法があります。
既存NVRと新NVRを並行運用する
既存のNVRはそのまま使い続け、新しいカメラ用に別のNVRを設置する方法です。スマートフォンアプリ「RXCamView」では複数のNVRを同一アカウントで管理できるため、既存NVRと新NVRの映像を同じアプリで確認できます。
設置場所が広い施設・複数の建物にカメラを設置する場合、建物ごと・フロアごとにNVRを分散設置してRXCamViewで集中管理する構成が実用的です。
16台用NVRへの切り替えを検討する
既存の8台用NVRを16台用NVRに切り替えることで、1台のNVRで最大16台のカメラを管理できます。設置済みカメラのLANケーブルを新しいNVRに接続し直す作業が必要ですが、アプリの管理がシンプルになるメリットがあります。NVR切り替え時はキッティングサービスを活用することで、設定作業を代行してもらえます。
増設時の共通確認事項
ネットワーク帯域の確認
カメラを増設するとネットワーク上のデータ量が増加します。既存のインターネット回線・ルーターが増設後のデータ量を処理できる帯域を持っているかを確認してください。特に遠隔監視でスマートフォンから複数のカメラ映像をリアルタイムで確認する場合、インターネット回線の上りスピードが十分かどうかが重要です。
IPカメラ1台あたりの映像データ量(ビットレート)の目安や、必要な帯域の計算方法については専用記事で詳しく解説しています。
➡ IPカメラのビットレート・録画容量の詳細計算方法はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/11912/
HDDの残量確認
カメラを増設すると録画データ量が増加し、HDDの残量が早く減るようになります。増設前に現在のHDD残量と消費ペースを確認し、必要であればHDDの容量アップグレード(既存HDDを大容量のものに交換)または追加HDDの設置を検討してください。
セキュリティ設定の更新
新しいカメラを増設した際は、初期パスワードを必ず変更してから運用を開始してください。増設のタイミングでNVR全体のパスワードも見直すことをおすすめします。
増設時のキッティングサービス活用
追加カメラのIPアドレス設定・NVRへの登録・録画設定・AI検知設定はNSKダイレクトショップのキッティングサービスで代行できます。増設するカメラをNSKダイレクトショップに送付いただければ、設定済みの状態でお戻しします。現地での設置作業に集中できるため、設定ミスによるトラブルを防ぎながら効率よく増設を進められます。
カメラキッティングサービス:1,000円(税込)/台
➡ X-ProシリーズIPカメラの選び方・ラインナップはこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/11979/
まとめ
X-ProシリーズIPカメラシステムの拡張は、NVRの空きポートへの直接接続・PoEスイッチングハブの追加・NVRの増設という3パターンで対応できます。将来の増設を見越して導入時から余裕のあるNVRポート数・HDD容量・PoEスイッチングハブのポート数を確保しておくことが、後から無駄な費用をかけない拡張計画の基本です。
増設の設計・キッティングサービス・機器のご相談はNSKダイレクトショップへお気軽にお問い合わせください。
➡ X-Pro IPカメラシリーズの商品一覧はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/category/item/x_pro/
お問い合わせ:https://n-sk.jp/consumer/directshop/contact/
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