年末年始・大型連休前の防犯チェックリスト—長期不在前に必ずやること15選

年末年始・ゴールデンウィーク・お盆休みなどの大型連休は、日本国内で最も侵入窃盗が発生しやすい時期の一つです。「帰省で数日間家を空ける」「旅行に行く」という方が増えるこの時期に、事前の防犯対策をしっかり行うことが被害を防ぐ最大の手段です。本記事では、長期不在前に必ず実施すべき防犯チェックリストを15項目にまとめて解説します。

なぜ大型連休は侵入窃盗の「ハイシーズン」なのか

警察庁の統計によると、侵入窃盗の発生は年末年始・大型連休の時期に増加傾向があります。理由は明確で、長期不在の家が増え「留守が続いている」ことを外部から確認しやすい状況が生まれるためです。

郵便物がポストに溜まる・洗濯物が干しっぱなし・夜間に明かりがつかない・SNSに旅行投稿が続く——これらのサインを見て「数日間は誰もいない」と判断した侵入犯がターゲットとして選ぶケースが少なくありません。

帰省・旅行で家を空ける前に、この記事のチェックリストを一通り確認することで、被害リスクを大幅に下げることができます。

出発前チェックリスト(施錠・設備編)

□ 1. 玄関ドアの施錠確認(補助錠含む)

出発直前に玄関ドアの主錠・補助錠(ある場合)を確実に施錠してください。「鍵をかけた気がするが不安」という場合は、出発前にスマートフォンで扉の写真を撮影することで後から確認できます。スマートロックを導入している場合は、外出先からアプリで施錠状態を確認・遠隔施錠できます。

□ 2. すべての窓の施錠確認

1階・2階のすべての窓を確認してください。見落とされやすい場所として、浴室の小窓・トイレの窓・勝手口の窓・2階のベランダ窓があります。リストを作成して一か所ずつ確認する習慣をつけることで見落としを防げます。

□ 3. 補助錠・窓ロックの確認

補助錠・窓用開口制限ロックを設置している場合、正常に機能しているか確認してください。長期不在前に改めて全体を点検することをおすすめします。

□ 4. 勝手口・裏口の施錠

玄関を確認しても勝手口・裏口を忘れるケースが多くあります。勝手口は裏側にあって人目につきにくいため侵入犯に狙われやすい場所です。

□ 5. ガレージ・物置の施錠

ガレージシャッター・物置の扉の施錠も確認してください。工具・自転車・高価な設備が保管されている場合は特に重要です。

出発前チェックリスト(情報・環境編)

□ 6. 郵便物・新聞の配達停止手続き

郵便局の「不在届」サービスを利用して指定期間の郵便物を局留めにしてください。Webまたは郵便局窓口で無料で手続きできます。新聞も配達停止の連絡を入れてください。ポストに溜まった郵便物・新聞は「数日間不在」の最もわかりやすいサインです。

□ 7. タイマー付き照明の設定

タイマー式コンセント(スマートプラグ)に照明を接続して、夜間の一定時間だけ自動点灯する設定にしてください。外から見て「誰かいる」と感じさせる効果があります。複数の部屋で時間をずらして点灯すると自然に見えます。

□ 8. センサーライトの動作確認

玄関・駐車場・裏口に設置したセンサーライトが正常に動作しているか確認してください。電池切れ・センサーの感度設定のずれがないか、出発前に手をかざしてテストしてください。

□ 9. 防犯カメラの動作・録画確認

防犯カメラを設置している場合、映像が正常に映っているか・録画が行われているか・HDD/SDカードの容量が十分かを確認してください。スマートフォンアプリから遠隔でライブ映像が確認できる状態になっているかもテストしてください。

□ 10. 家の外観を「留守に見せない」工夫

カーテンは完全に閉め切らず、昼間は薄いレースカーテンで自然光が入る状態にしてください(完全に閉め切ると留守のサインになります)。庭の植木・鉢植えは水やりを誰かに頼むか、目立たない場所に移動してください。

出発前チェックリスト(連絡・共有編)

□ 11. 近隣への声かけ

信頼できる近隣の方に「○日から○日まで不在にします」と伝えておいてください。不審者の動きに気づいた際に通報してもらえる可能性が高まります。「いつも通りポストが空かったら中を見ておいて」とお願いできる関係があれば最善です。

□ 12. SNSへの投稿ルールの確認

旅行・帰省中のSNSリアルタイム投稿は「今家に誰もいない」という情報を不特定多数に発信することになります。「写真は帰宅後にまとめて投稿する」というルールを家族全員で共有してください。フォロワー全体に公開しているアカウントには特に注意が必要です。

□ 13. 多額の現金・貴重品の管理

自宅に多額の現金・貴金属・通帳・印鑑を保管したまま長期不在にすることを避けてください。銀行の貸金庫の活用・信頼できる親族への預け入れなどを検討してください。

□ 14. 家族全員の緊急連絡手段の確認

旅行中に「不審者が侵入したかもしれない」という状況に直面した際の対応手順(まず警察110番・防犯カメラ映像の確認方法・警備会社への連絡方法)を家族全員で事前に確認しておいてください。

□ 15. 帰宅時の確認習慣

長期不在後の帰宅時は、玄関を開ける前に「外観に異常がないか」「郵便受けの状態」「窓ガラスの破損がないか」を確認してから入室することをおすすめします。

長期不在後の帰宅時確認

帰宅後に以下の確認を行ってください。郵便受けの不審な投函物がないか(勧誘・脅迫などのトラブルの可能性)、玄関・窓の施錠状態に異常がないか、室内に侵入された形跡(乱雑になっている・物がなくなっている)がないか、防犯カメラの録画データを確認して不審な動きがなかったか確認してください。

不審な点があれば室内に入らずに警察(110番)に連絡してください。

➡ 留守中・夜間の防犯対策詳細はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/12464/

➡ 防犯カメラの選び方はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/12058/

※参考:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」(https://www.npa.go.jp/toukei/seianki/R06/r06keihouhantoukeisiryou.pdf) ※参考:政府広報オンライン「空き巣や強盗から命と財産を守る 住まいの防犯対策」(https://www.gov-online.go.jp/article/202310/entry-9977.html)

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