引っ越し前後の防犯チェックリスト——新居で絶対に確認すべき20のポイント

目次

「引っ越しは嬉しいけれど、新しい部屋の防犯が心配」「前の入居者が鍵を持っているかもしれない」「何から対策すればよいかわからない」——引っ越しのたびにこうした不安を感じる方は多くいます。

実は引っ越しの直後は防犯上のリスクが特に高い時期です。前の入居者が合鍵を持っている可能性・荷物の搬入で玄関を長時間開けている隙を狙われるリスク・新しい生活環境での不審者への気づきにくさなど、複数のリスクが重なります。

本記事では物件選びの段階から引っ越し後の設置まで、新生活の防犯を整えるための20のチェックポイントを段階別に解説します。

【物件選びの段階】内見時に確認すべきポイント

引っ越し前の防犯対策は物件選びから始まります。内見の際に以下のポイントを確認してください。

チェック① 玄関の鍵の種類を確認する

玄関の鍵が「ディスクシリンダー(古い円筒形の鍵)」の物件は注意が必要です。この種類の鍵はピッキング(不正解錠)への耐性が低く、空き巣犯に数分で解錠される可能性があります。

内見時に鍵の種類を確認し、できれば「ディンプルシリンダー(鍵の表面に点状の窪みがある鍵)」など耐ピッキング性能の高い鍵を採用している物件を選んでください。鍵の種類は不動産会社に確認することができます。

チェック② 玄関ドアのダブルロック(2つの鍵)があるか

玄関ドアに2つの錠前が付いている「ダブルロック」の物件は、1つの錠前だけの物件と比べて侵入に時間がかかるため、防犯性が高くなります。空き巣犯は「5分以上かかると約7割が諦める」とされており、解錠に時間がかかるほど抑止効果が高まります。

ダブルロックがない物件でも、入居後に補助錠を追加できる場合があります(賃貸の場合は管理会社への確認が必要)。

チェック③ オートロックの有無と種類を確認する

オートロックはエントランスへの不審者の侵入を一定程度防ぐ設備ですが、「オートロックがあれば完全に安心」ではありません。後ろに隠れて一緒に入る「共連れ」という手口があるため、オートロックを過信しすぎないことが重要です。

スマートロック(暗証番号式)の物件では、タッチパネルに残った指跡から暗証番号が割り出される被害も報告されています。定期的な暗証番号の変更と、タッチパネルの定期的な清掃が必要です。

チェック④ 建物内・共用部の防犯カメラの設置状況を確認する

エントランス・エレベーター・駐輪場・駐車場に防犯カメラが設置されているかどうかを内見時に確認してください。カメラが設置されていない建物と比べて、不審者の侵入・ストーカー行為・車上荒らしへの抑止効果と証拠記録能力に大きな差があります。

カメラが設置されていても、実際に録画されているかどうかは外見からはわかりません。不動産会社または管理会社に「防犯カメラは稼働中か」「何日分の映像が保存されているか」を確認することをおすすめします。

チェック⑤ 1階・低層階と高層階の違いを理解する

1階・2階の低層階は侵入リスクが高くなります。警察庁の統計では侵入窃盗の手口の多くが「ガラス破り」と「無締り(鍵の閉め忘れ)」であり、手が届きやすい低層階の窓は標的になりやすい傾向があります。

低層階の物件を選ぶ場合は、窓への補助錠の設置・防犯フィルムの貼付・センサーアラームの活用を検討してください。

チェック⑥ 周辺環境・夜間の明るさを確認する

内見は昼間に行うことが多いですが、できれば夜間の周辺環境も確認することをおすすめします。街灯の少ない暗い路地・人通りが少ない時間帯の雰囲気は、昼間の内見では把握しにくいためです。不動産会社に「夜間の治安は問題ないか」という質問も有効です。

チェック⑦ 宅配ボックスの有無を確認する

宅配ボックスがない物件では、不在時に不在票が玄関ドアに貼られることがあります。この不在票は「この部屋に一人暮らしがいる・今日は不在だった」という情報をさらすことになります。宅配ボックス付き物件か、再配達時間の指定管理が可能なサービスを活用してください。

【引っ越し当日】搬入時の注意点

引っ越し当日は防犯上の隙が特に生まれやすい時間帯です。

チェック⑧ 搬入中の貴重品管理を徹底する

荷物の搬入中は玄関を長時間開けた状態が続きます。この隙を狙った貴重品の盗難・部屋への侵入が発生することがあります。財布・スマートフォン・通帳・印鑑などの貴重品は必ず身につけておくか、施錠された車のトランクなど安全な場所に保管してください。

チェック⑨ 引っ越しの日程・新住所をSNSに投稿しない

「今日引っ越します!」「新しい部屋はここです!」というSNS投稿は、「今日は新居が荷物だらけで鍵の管理が甘い」「住所が特定された」という情報を不特定多数に公開することになります。引っ越し作業が完了して防犯対策が整うまでは、SNSへの投稿を控えることをおすすめします。

チェック⑩ ダンボールの廃棄は個人情報を消してから

引っ越し後に出るダンボールには、氏名・住所・電話番号・注文履歴などの個人情報が印刷されていることがあります。そのまま廃棄すると個人情報が漏れるリスクがあります。マジックで塗りつぶす・個人情報保護スタンプで消す・シュレッダーにかけるなどの処理をしてから廃棄してください。

【引っ越し直後】最初にやるべき防犯対策

新居に入ったらできるだけ早く以下の対策を実施してください。

チェック⑪ 鍵交換を依頼する(最優先)

引っ越し後に最初にやるべき防犯対策が鍵交換です。前の入居者・管理会社・工事業者など、これまでその鍵を持っていた人物が何人いるかはわかりません。「以前の合鍵を使って侵入する」という手口は実際に発生しており、前の入居者による合鍵侵入のリスクをゼロにするには鍵交換が唯一の手段です。

賃貸の場合は管理会社に「鍵を交換したい」と申し出てください。費用は入居者負担になる場合が多いですが(1〜3万円程度)、安全のための必要経費として早急に対応することをおすすめします。

チェック⑫ 窓・バルコニーの鍵の状態を確認する

玄関の鍵交換と合わせて、すべての窓・バルコニーの鍵が正常に機能しているかを確認してください。クレセント錠(窓の半円形の鍵)はドライバー1本で外から外せるタイプもあるため、補助錠やウィンドウロック(窓の開口幅を制限する器具)の追加を検討してください。

チェック⑬ 表札は名字のみ・またはなしを検討する

新居の表札にフルネームを掲示すると、「〇〇さんという女性が一人で住んでいる」という情報が外部に伝わります。名字のみ・イニシャル・または表札なしという選択も有効な防犯対策です。

チェック⑭ 洗濯物の干し方を工夫する

外干しの洗濯物から「女性の一人暮らし」がわかってしまう場合があります。下着類などは部屋干し・乾燥機を活用し、外干しの際も洗濯物の種類が見えにくいカバーを活用することをおすすめします。

チェック⑮ 近隣への挨拶は慎重に

引っ越しの挨拶は地域のコミュニティ形成として大切ですが、女性の一人暮らしの場合は「一人で住んでいる」という情報を周囲に広めることに慎重な判断が必要です。挨拶の際は「家族と住んでいる」という雰囲気を出す・挨拶は日中に複数人で行くなどの工夫が有効です。

【入居後の設備整備】防犯カメラ・グッズで安全を高める

チェック⑯ 玄関・ドア付近への防犯カメラの設置

玄関付近への防犯カメラの設置は、不審者の接近を記録する・来訪者を確認してからドアを開けるという2つの効果をもたらします。

賃貸住宅でも工事不要で設置できる見守りカメラ(C3581)は、コンセントに挿すだけで使える置き型カメラです。玄関内から外の方向を映す形で設置することで、来訪者の顔を確認してからドアを開けるかどうかを判断できます。スマートフォンアプリから映像確認・双方向通話にも対応しています。

➡ 見守りカメラ(C3581)の商品詳細はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/2371/

➡ C3581の全機能・選び方ガイドはこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/11945/

チェック⑰ 補助錠・防犯フィルムの設置

玄関への補助錠(ドアチェーン・サムターン回し防止カバー)と窓への防犯フィルム(ガラス破りへの耐性強化)は、数千円〜1万円程度で購入できる低コストな防犯対策です。両面テープで取り付けられる製品が多く、退去時の原状回復も容易です。

チェック⑱ センサーライトの設置

玄関前・ベランダに人が近づくと点灯するセンサーライトを設置することで、夜間の不審者への威嚇効果が高まります。暗い玄関前を明るくすることで、侵入を試みる人物への心理的プレッシャーになります。

チェック⑲ 宅配ボックスがない場合の対策

宅配ボックスがない住居では、不在票が玄関ドアに貼られることを避けるために「置き配」サービスの活用・宅配ロッカーの利用・配達時間の指定を活用してください。玄関ドアに不在票が残っていると「今日は不在だった」という情報を外部に示すことになります。

チェック⑳ 防犯カメラ設置中のステッカーを掲示する

防犯カメラの設置に加えて、または設置が難しい場合でも「防犯カメラ設置中」のステッカーを玄関付近に掲示することで、下見段階での犯行断念効果が期待できます。

➡ 女性の一人暮らしの防犯グッズ選び方ガイドはこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/1351/

➡ 防犯カメラの設置場所の選び方と注意点はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/3297/

引っ越し前後の防犯チェックリスト——まとめ表

段階 チェック項目
物件選び ①鍵の種類(ディンプルシリンダー推奨)②ダブルロック③オートロック④建物内防犯カメラ⑤階数・窓の確認⑥夜間の環境⑦宅配ボックス
引っ越し当日 ⑧貴重品管理の徹底⑨SNS投稿を控える⑩ダンボールの個人情報消去
入居直後 ⑪鍵交換(最優先)⑫窓の鍵確認⑬表札の工夫⑭洗濯物の干し方⑮挨拶の工夫
設備整備 ⑯防犯カメラの設置⑰補助錠・防犯フィルム⑱センサーライト⑲宅配対策⑳ステッカー掲示

➡ 長期不在時(帰省・旅行前)の防犯チェックリストはこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/12464/

まとめ——新生活の安全は引っ越し前から準備する

引っ越しは新しい生活への期待が大きい一方、防犯上の隙が生まれやすい時期でもあります。物件選びの段階から入居後の設備整備まで、段階ごとにチェックポイントを確認することで、安心できる新生活のスタートが切れます。

最優先でやるべきことは「鍵交換」です。次に窓の補助錠・防犯カメラの設置を進めることで、基本的な防犯体制が整います。防犯カメラの設置場所・製品選びについてのご相談はNSKダイレクトショップへお気軽にお問い合わせください。

➡ ワイヤレス防犯カメラセット一覧はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/category/item/normals/wireless-camera-set/

お問い合わせ:https://n-sk.jp/consumer/directshop/contact/

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