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防犯カメラを設置した後、「録画映像はどのくらいの期間保存しておけばよいのか」という疑問をお持ちの方は多くいます。また「防犯カメラの映像は個人情報にあたるのか」「映像を他人に見せてよいのか」という法律面の疑問も頻繁にいただきます。
本記事では防犯カメラの映像保存期間の目安・法律上の扱い・個人情報保護法との関係・映像の適切な取り扱い方・NSKダイレクトショップの録画システムについて解説します。
重要:本記事は一般的な参考情報を提供するものです。具体的な法的判断が必要な場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。
防犯カメラの映像保存期間——法律上の定めはない
まず最初に知っておくべき重要な事実があります。
防犯カメラの映像保存期間について、法律で明確な義務・上限は定められていません。
個人情報保護法・防犯カメラに関する各省庁のガイドラインのいずれにも、「何日間保存しなければならない」「何日間以上保存してはいけない」という具体的な日数の規定はありません。保存期間は設置目的・設置場所・運用方針に応じて、設置者が合理的に判断して設定することになります。
ただし「法律の定めがないから何年保存してもよい」というわけではありません。個人情報保護の観点から「必要な期間のみ保存し、不要になったら速やかに削除する」という原則は守る必要があります。
用途・設置場所別の保存期間の目安
法律上の定めはないものの、業界慣行・実務上の必要性から以下の目安が一般的です。
一般住宅・個人宅——1〜2週間が目安
自宅の玄関・駐車場・庭などへの設置では、1〜2週間程度の保存が一般的です。不審者への対応・近隣トラブルの確認という用途では、問題発生から数日以内に気づいて映像を確認するケースがほとんどです。
ループ録画(古い映像を自動上書き)で運用する場合、SDカード(128GB)やHDD(1TB〜2TB)の容量によって自動的に保存期間が決まることが多く、設定変更なしに1〜4週間程度の映像が保存される場合が多いです。
小売店舗・飲食店——1か月が目安
店舗では万引き・食い逃げ・器物損壊・金銭トラブルなどが発生した際に「先月あの日に何があったか」という遡り確認が必要になる場合があります。トラブル発覚から被害届提出までの間に一定の時間がかかることも多いため、1か月程度の保存が実務上の目安です。
オフィス・事務所——1か月〜3か月
入退室管理・情報漏洩対策・ハラスメント問題の確認など、発覚までに時間がかかる場合もあります。1か月〜3か月程度の保存が目安とされています。
工場・物流倉庫——1か月〜3か月
製品の品質問題・事故の原因究明・在庫の不正持ち出しなど、問題の特定に時間がかかる用途では長めの保存が必要です。1か月〜3か月が目安です。
駐車場・大型施設——1か月〜6か月
当て逃げ・不法駐車・車両盗難など、被害者が気づくまでに時間がかかる場合があります。1か月〜6か月程度の保存が実務上の目安とされています。
共通の原則——「必要最小限の期間」を心がける
保存期間は長ければよいというわけではありません。長期保存には以下のデメリットがあります。HDDの容量・クラウドストレージのコストが増大します。映像データの漏洩・不正アクセスが起きた場合の被害範囲が広がります。個人情報保護の観点から「必要以上の個人情報の保持」として問題になるリスクがあります。
設置目的に照らして「この期間があれば十分に対応できる」という合理的な期間を設定してください。
防犯カメラ映像と個人情報保護法
防犯カメラ映像は「個人情報」にあたるか
個人情報保護法では個人情報を「生存する個人の情報であって、特定の個人を識別できるもの」と定義しています。
防犯カメラで撮影された映像は「特定の個人の顔・服装・行動が記録されている」という点で、個人を識別できる個人情報にあたる場合があります。特に高解像度のカメラで顔が鮮明に記録されている映像は、個人情報として適切に取り扱う必要があります。
ただし「防犯カメラの映像すべてが個人情報」というわけではなく、「特定の個人を識別できるかどうか」が判断基準になります。遠くて顔が見えない・後ろ姿しか映っていないという映像は個人情報にあたらない場合があります。
個人情報保護法上の主な義務
利用目的の明確化と通知: 防犯カメラを設置して映像を収集する場合、「防犯目的で撮影しています」という利用目的を明確にして利用者に知らせる必要があります。「防犯カメラ設置中・録画中」というステッカーや掲示板による告知がこれにあたります。
目的外使用の禁止: 「防犯目的で設置した」カメラで収集した映像を、その目的以外(マーケティング・監視・SNSへの投稿など)に使用することは原則として認められません。
安全管理措置: 映像データが漏洩・流出しないようにアクセス権限の管理・パスワード設定・不要になったデータの削除といった安全管理措置が必要です。
第三者への提供制限: 収集した映像データを第三者(他の企業・個人)に提供する際は、原則として本人の同意が必要です。ただし警察などの公的機関からの適法な照会・人の生命・財産の保護に必要な場合は例外として認められます。
➡ 警察から映像の開示を求められた際の正しい対応はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/10995/
映像の適切な取り扱い——やってはいけないこと
NGその① SNS・動画サイトへの投稿
防犯カメラで撮影した映像をSNS・YouTube・TikTokなどに投稿することは、映像に映っている人物のプライバシーを侵害する行為です。「面白い映像だから」「晒してやりたいから」という理由で投稿することは法的に問題になります。
NGその② 近隣住民・第三者への無断公開
「この人が怪しいから近所の人に見せて確認したい」という場合も、映像データを個人情報として無断で第三者に提供することには慎重な判断が必要です。警察への提出・弁護士への相談を通じた適切なルートで対応してください。
NGその③ 本来の目的以外への使用
「防犯目的で設置した」カメラの映像を使って従業員の勤怠管理・行動監視・評価に使用することは、目的外使用として問題になる可能性があります。カメラを別の目的に使用する場合は利用目的の変更・告知が必要です。
NGその④ 不必要な長期保存
必要性のない映像を長期間保存し続けることは、万一の情報漏洩時の被害拡大につながります。設定した保存期間が過ぎた映像は定期的に削除する運用が適切です。
映像保存期間を適切に管理するための実務的なポイント
保存期間のルールを書面で定める
「何日分保存する」「保存期間が過ぎたデータはどう処理するか」「誰が映像を確認できるか」といった運用ルールを書面で定めておくことをおすすめします。複数のスタッフが映像を扱う場合は特に重要です。
定期的なデータ確認と削除
ループ録画設定をしている場合は古いデータが自動的に上書きされますが、クラウド録画では保存容量のプラン内で管理が必要です。定期的に不要なデータが蓄積していないかを確認してください。
重要な映像は早めにバックアップ
「この映像は証拠として保存しておきたい」という場合は、ループ録画で上書きされる前に早めにUSBメモリ・外部ストレージへのバックアップを取ってください。保存期間の設定にかかわらず、必要な映像が消えてしまう前の対応が重要です。
➡ 防犯カメラのバックアップの重要性と方法はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/5079/
掲示による告知を忘れない
店舗・オフィス・マンション共用部など、不特定多数の人が撮影される場所には「防犯カメラ設置中・録画中」の掲示を目立つ場所に行ってください。個人情報保護の観点からも、また犯罪抑止効果の観点からも、掲示による告知は重要です。
➡ 防犯カメラ設置中ステッカーはこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/8290/
保存期間と録画容量の関係——どのくらいの容量が必要か
保存したい期間が決まったら、必要な録画容量を計算することが重要です。録画容量は「カメラの台数・解像度・フレームレート・録画モード(常時録画か動体検知録画か)」によって大きく変わります。
目安として、フルHD(1080p)・30fps・常時録画の場合、1TBのHDDで約3〜4日分の映像が保存できます。H.265圧縮対応のNVRを使用することで同じ容量でも約2倍の期間を保存できます。動体検知録画(動きがある時だけ録画)に切り替えることで、常時録画と比べて録画容量を30〜70%削減できます。
1か月の保存を目標とする場合、常時録画なら6〜8TB、動体検知録画なら2〜4TB程度が目安になります(台数・解像度により変動)。
➡ NVRのHDD録画容量の計算方法・選び方はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/11912/
クラウド録画を選ぶ場合は月額費用でストレージ容量・保存期間が決まります。NSKダイレクトショップのクラウド録画対応製品は7日間・30日間などのプランから選択できます。
➡ クラウド録画防犯カメラの詳細はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/2547/
まとめ——保存期間は「目的に応じた合理的な期間」を設定する
防犯カメラの映像保存期間に法律上の定めはありませんが、設置目的・用途に照らして合理的な期間を設定することが重要です。一般住宅では1〜2週間、店舗・施設では1か月程度が実務上の目安です。
個人情報保護法の観点から、利用目的の明示(ステッカー掲示)・目的外使用の禁止・安全管理措置・第三者への提供制限・不必要な長期保存の回避という5点を守った適切な運用を心がけてください。
映像保存期間・録画容量・クラウド録画の活用についてのご相談はNSKダイレクトショップへお気軽にお問い合わせください。
➡ ワイヤレス防犯カメラセット一覧はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/category/item/normals/wireless-camera-set/
➡ X-Pro IPカメラシリーズの商品一覧はこちら:https://n-sk.jp/consumer/directshop/category/item/x_pro/
お問い合わせ:https://n-sk.jp/consumer/directshop/contact/
※本記事の内容は参考情報です。個別の法的判断が必要な場合は弁護士などの専門家にご相談ください。 ※参考:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」(https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_general/) ※参考:個人情報保護委員会「防犯カメラの利用と個人情報保護に関するQ&A」(https://www.ppc.go.jp/files/pdf/camera_QA.pdf)
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