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「5分間」耐えれれば…

2019年06月20日

カテゴリー:ブログ

前回解説させていただいた「防犯環境設計」は、犯人そのものの数を減らすのではなく、犯行をおこしにくい環境を作ることに着目するといったものでした。今回はこの「防犯環境設計」についてさらに一歩踏み込んだ形で、具体的な防犯商品との活用法について、お話させていただきます。

都市防犯研究センターの意識調査によると、泥棒が侵入を諦めるまでの時間は、「2分以内」と「2分を超え5分以内」が全体の約7割を占めるという結果がわかりました。つまり、「5分」をしのげれば、多くの住宅や事務所が泥棒の犯行を防げるということになるのです。泥棒は犯行前に下見をしています。人目につかないように侵入できるルートを決めておき、計画的に実行するので、短期間で犯行が終わってしまうのです。ただし犯人は、近隣住民の挨拶・声掛けがあると犯行を諦める場合が多いと言われています。環境設計では、「領域性の強化」に属しますが、近年は近隣住民との関係があまりなくコミュニケーション不足が多いのが現実です。では、「5分」をどうしのぐか?
答えは簡単。犯人が侵入しようとしている場所・経路に「犯人が嫌がるものを設置しておけばよいのです。」では、各防犯エリアごとの対策をみていきましょう。

・第一防犯エリア(塀・柵など)
防犯環境設計の原則「接近の制御」では、泥棒は敷地内に侵入するのを防ぐため、塀や柵などを設けて、出入口を限定すれば良いと考えられています。しかし、どんなに高い塀や、頑丈な柵を設置したしても完璧とは言えません。下見の段階でこのエリアは容易に突破できると考えているからこそ、その建物を標的にするのです。第一防犯エリアを突破されると、人目につきにくくなり、塀が高かったりすると、逆に絶好の隠れ場所になってしまいます。そんな人の目に届きにくい「死角」にこそ、屋外用の防犯カメラが最適になるわけです。泥棒に安心して隠れれる場所を提供させないわけです。大事なことなので、もう一度言いますと、「死角」には防犯カメラですよ。また、泥棒は「音・光」を嫌うので、

◆センサーライト機能付のワイヤレスカメラ NS-9110WMS

◆センサーライト機能付のWifiカメラ NS-72NCW

◆音の鳴るダミーカメラ NS-DS3269

はまさに最適です。

第2防犯エリア・最終防犯エリアに関してはまた次回。