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防犯カメラは、有線か無線かどちらを選ぶべきか?【有線編】

2021年05月26日

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前回の記事では、無線カメラのメリット、デメリットを述べました。今回は「有線カメラ」のメリット・デメリットを見ていきます。
【有線カメラのメリット】
・録画映像が安定している
有線カメラのメリットとして、一番といっていいのが、上記理由となります。有線カメラの映像データはケーブル(同軸ケーブル・LANケーブル)によって、カメラから録画機器(DVR・NVRという表記の場合もある)へと届けられます。カメラの映像は、配線によって確保されているため、確実に映像を得ることができます。そのため無線カメラのように、障害物によって電波が届かず、映像が映らないといったことが、非常に発生しにくいという大きな特徴があります。
・映像を高画質にしやすい
無線方式とちがってケーブルにてデータを伝送することが、しっかりと確保されているので、大容量のデータを高速で送ることに長けています。そのため無線では難しいような、高画質かつ長時間の監視映像も録画することが可能です。また、伝送速度が高いことからカメラ側とモニター側とでタイムラグが少なくなり、ライブ映像の遅延もかなり少なくてすみます。
【有線カメラのデメリット】
・施工には、基本的に工事が伴う
有線カメラは、字のごとく「有線」ですので、カメラから録画機まで配線する必要があります。そのため、屋外にカメラを設置し建物内に録画機を置く場合、建物内に配線を引き込む必要性が発生します。こういった作業は、普通の人ではかなり難易度の高い作業となってしまうため、基本的には、工事業者にお願いする形になってしまいます。
・ケーブル断線のリスクがある
ケーブルで映像のデータを伝送するので、もしケーブルが切断されたりしまうと、当然カメラ映像を得ることが出来ません。そのため、ケーブルを切断するとカメラの効果を一気に無力化できます。プロの盗みの集団は、映像を撮られないように、こういったこともおこなってきます。そういった、意図的な切断を避けるために、ケーブルを露出しないように管の中を通したりするなど、配線自体にも工夫が必要です。
・設置の難しさ
有線式の防犯・監視カメラを設置しようとする場合、前述の通り配線工事が基本的に必要です。エアコン用の穴からケーブルを通す、ドリルで壁に穴を開けるなどといった施工を実施して、配線を録画機へと引き込みます。こうした工事を個人でやると、無駄に躯体(壁など)を傷つける可能性や、壁に埋め込まれている電気配線に留意する必要があるなど、手間が非常にかかります。また、家の建材に穴を開けるという行為を失敗してしまうと、建物が汚く見えたりしてしまい、資産価値を下げてしまう恐れもあります。だからこそ、無理に個人で行おうとするよりも、専門の工事業者に任せるのが安心確実かと思います。前回の記事と合わせて、無線と有線の特徴について述べさせてもらいました。有線カメラと無線カメラにも、得意な環境と不得意な環境があることが理解できたと思います。防犯カメラを設置して、撮影する目的をもう一度把握して、その用途に適したカメラを選ぶことが重要です。弊社NSKは防犯カメラメーカーであり、有線・無線カメラ共に取り扱いございます。また、いろいろなバリエーションのカメラも取り扱ってございますので、お気軽にお問い合わせください。