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マンション管理にAIカメラは効果あり?不法投棄や防犯と業務効率化を解説!

AIカメラによる顔検知のイメージ画像

マンションの管理会社は、ゴミの不法投棄や共用部のマナー違反、不審者侵入など、日々さまざまなトラブルと隣り合わせになっています。

これらの問題に対して、従来の防犯カメラだけでは不十分だったり、これから迅速に対応していくためには限界が生じるケースも多々あります。

今回は、AIカメラの効果と従来カメラとの違いを整理し、買い替えるメリットなどについてわかりやすく解説しますので、最後までご覧くださり、導入検討の参考にしてください。

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マンション管理における代表的な課題とは

スマホで監視カメラの映像を確認するイメージ画像

マンション管理の現場では、共用部の利用やマナー違反に関する問題やゴミ集積所などのトラブルは、住民からのクレームに直結しやすく、管理会社としても早急な対応が求められます。

 

不法投棄・ゴミ出しルール違反

マンション管理において、最も多く寄せられる苦情のひとつが、ゴミの不法投棄や分別ルールの違反に関するものです。

マンションや自治体によってゴミ出しのルールが違うため、ルールを守らずに粗大ごみを放置したり、深夜や早朝に住人以外の人物がゴミを捨てに来たりと予期せぬトラブルが頻発するため、管理人が巡回しても発見が難しいケースがあります。

特に問題となるのは、外部の人物がマンション敷地内にゴミを持ち込むケースは管理人が日中に巡回しても発見しづらく証拠が残らないため、注意喚起しても再発防止が難しいのが現状となっています。

しかも、ルールを守らないことが多いため、住民としても不快に感じたり、一歩間違ったら火災に発展したりと大惨事に繋がったりする可能性も考えられます。

そのため、不法投棄を抑止し、違反者を特定できる防犯カメラなどの確実な対策を講じる必要があります。

 

共用部の防犯対策の難しさ

エントランスや駐輪場など、マンションの共用部では、いたずらや窃盗、不審者の侵入といった問題があります。

特に共用部は人目が少ない時間帯もあり、窃盗、器物破損、放置自転車などの問題が起こりやすく、有人警備を常時配置するには人件費がかかってしまうため、多くのマンションでは抑止力として防犯カメラを設置しています。

しかし、従来の防犯カメラの場合、問題が発生してから映像をチェックするため、対応したり問題が解決するまでかなり時間がかかります。

また、エントランスはオートロックで安全とされていますが、住民の後ろに付いてこっそり侵入する“尾行型侵入”は防ぎづらく、常時人の目を光らせるには限界があります。

他にも、世帯数が多いマンションや賃貸マンションの場合、住人同士でも顔を知らないことが多いため、住人のフリをして侵入されてしまう可能性もあります。

もちろん目に見える防犯の強化も必要ですが、リアルタイム対応が求められるエリアこそ、迅速かつ適切な対応ができるAIカメラに注目が集まっています。

 

人手不足と管理業務の属人化問題

マンション管理業界では、管理する人手不足は深刻な問題のひとつで、一人で複数棟を掛け持ちしているケースも珍しくありません。

そのため「毎日ゴミ置き場をチェックする」「自転車置き場が荒れていないか」など、細かいポイントの対応が難しくなり、日々の業務をこなすことが精いっぱいとなってしまいトラブル発見の遅れにつながっています。

その結果、発見すべきトラブルを見落としたり、対応が遅れて住民の不満につながるリスクも高まってしまいます。

また、管理業務が特定の個人に依存する「属人化」が進み、担当者の異動や退職によって運営体制が不安定になることも問題となってしまうため、安定してトラブル発見・対応ができるための監視システム構築が重要視されています。

 

AIカメラとは?従来の防犯カメラとの違い

AIカメラによる顔検知のイメージ画像

AIカメラは、単なる録画+監視システムではなく、カメラ映像をリアルタイムで解析することができ、人や車、不審な行動や人の滞留などを自動的に検知する“監視+映像解析”により、リアルタイムで適宜対策を講じることができるようになります。

従来の防犯カメラの場合、基本的に防犯カメラの存在による抑止効果と常時録画による映像記録のみで、何か問題が起きた際に映像を見返して確認するため、いわゆる“事後対応型”でした。

そのため、トラブルが発生してもすぐに気づくことができず、証拠があっても対応が遅れてしまいトラブル解決までに時間がかかってしまうケースが多発していました。

一方、AIカメラの場合、AIの学習データから検知機能を設定しており、映像の中で「人の不審な行動」「夜間の出入り」などを検知した際に、即座に管理者へ通知させリアルタイムの映像をみることができ、現在の状況を把握することもできるようになります。

従来型カメラではカバーしきれなかった「現場での判断力」と「即応性」こそが、AIカメラが注目される理由です。

 

AIカメラ導入で解決できる3つの課題

防犯カメラの専門家イメージ画像1

実際にAIカメラを導入することで、マンション管理における主要課題をどのように解決できるのかを解説します。

 

ゴミの不法投棄の自動検知と抑止

マンションでは、ゴミの捨て方にルールが設けられており、マンションの住人がルールを守らないことや、第三者が無断でゴミを捨てに来るケースもあり、発見が遅れると悪臭や虫の発生、近隣トラブルにもつながります。

そのため、AIカメラによりゴミ置き場への人物の接近や不審な動作を自動で検知し、管理者に即時通知することや音声データを再生させることが可能です。

また、特定の曜日や時間帯に不法投棄が集中しているといった傾向も分析できるため、抑止力と証拠能力の両方を高めることができます。

AIカメラを設置することで検知機能と音声による注意喚起を連携させ、「見られている」「撮影されている」と意識させることで、住民のマナー意識や第三者によるモラル向上にもつながり、最悪の場合は警察へ証拠映像と共に被害相談をすることでトラブルを回避することにもつながります。

 

駐車場・共用部の防犯強化

エントランスや駐輪場、エレベーターホールなどの共用部では、不審者の侵入や窃盗・いたずらといったリスクが常に存在します。

従来のカメラでは録画しかできず、異常に気づくのは事後でしたが、AIカメラは人物の動きを解析し、「尾行型侵入」や「夜間の不自然な出入り」などをその場で検知・通知させることができます。

また、駐車場による迷惑行為やトラブル、駐輪場での盗難や、エレベーターホールでのいたずらなどもリアルタイムで通知され状況を把握することができるため、必要に応じて警察への即時通報も可能となってきます。

 

管理人業務の一部を自動化・効率化

マンション管理の現場では、人手不足や管理人の高齢化などが進んでおり、すべての異常やトラブルを管理人だけで把握するのは困難となりつつあります。

そのため、AIカメラの導入により、日々の巡回や監視業務の一部をAIカメラに任せることで、管理人の負担が軽減されます。

さらに、異常時だけ通知される仕組みにより、対応の優先順位づけがしやすくなり、日常的な業務効率も向上します。

また、アラートの履歴や映像記録を活用することで対応内容や時間も記録として残せるため、管理業務の見える化にもつながり、理事会や住民への説明もスムーズになります。

 

AIカメラを導入する際の費用と設置ポイント

Q&Aに答える女性のイメージ画像

AIカメラの導入にあたっては、コストと設置場所の戦略的選定が成功の鍵となるので、計画的に検討していきましょう。

 

AIカメラの導入費用とランニングコスト

AIカメラは機種や設置台数によりますが、従来型のカメラと比べて高機能で高性能のであるため、初期導入費用は1台あたり数十万円が相場となっています。

これに加えて、設置工事費やネットワーク接続費用が発生してきます。

録画映像をクラウド保存型であれば、月額数千円〜1万円程度の利用料がかかりますが、管理業務の効率化やトラブル削減によるコスト削減効果などを考えれば、中長期的な視点で見ても費用以上の効果を得られることが多いため、費用対効果を重視した投資として導入するケースも増えています。

 

設置場所の選定ポイント(エントランス・ゴミ置き場など)

AIカメラの効果を最大限に発揮させるためには、「どこに設置するか」が非常に重要となります。

特に設置が推奨されているのは、不審者の侵入経路となるエントランスはリスクが最も高く、尾行型侵入や無断立ち入りの抑止に直結してきます。

そして、次にゴミ置き場、駐車場、駐輪場など防犯対策とトラブルが発生しやすく、住民からの苦情が多い箇所に設置することです。

AIカメラの設置場所と従来型の設置場所をしっかり決めることで、限られた予算内でも最小台数で最大の防犯・管理効果を実現させることができるようになります。

ただし、プロの設置業者に現地調査を行ってもらい、建物構造や死角が生まれないなどの配置設計をすることがおすすめです。

 

AIカメラ導入前に検討すべき注意点

AIカメラは高機能な反面、導入前にしっかりと検討すべきポイントがあります。

まず、重要なのはプライバシー配慮になります。

AIによる顔認識や映像解析は非常に精度が高いため、住民が「監視されている」と感じてしまう可能性があります。

録画範囲や保存期間、目的を明確にし、住民へ事前に丁寧な説明と同意取得することが大切です。

また、AIカメラの設定ミスや過検知による誤作動は不要なアラートが頻発してしまうため管理側の負担になりかねないためにも、信頼性の高いメーカーや設置業者を選ぶことが重要です。

さらに、信頼できる施工業者選びも非常に重要です。

幅広い防犯の知識や豊富な経験、実績のある会社を選ぶことで、現地での問題や課題を解決しながら適切な設置をすることができます。

また、設置後のサポート体制が充実しているか確認しておきましょう。

 

まとめ

 

AIカメラの導入は、マンション管理におけるゴミの不法投棄対策や防犯強化、業務効率化を同時に実現する有効な手段です。

特に、住民トラブルの予防や管理人の負担軽減に貢献し、管理体制の強化と生活環境のサポート向上にもつながります。

もし、防犯カメラの選び方やAI搭載防犯カメラについて不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。

 

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