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AIカメラの人検知は何ができる?目的別の機能や活用事例を解説!

2024.06.11

AIカメラの人検知機能のイメージ画像

AIカメラは、監視カメラにAI(人工知能)を搭載しており、なかでも人検知機能はどのような機能をもっており、どんな場面で活用できるのか注目されています。

今回は、AIカメラの人検知がどのようなことが可能なのか、目的別の機能や具体的な活用事例についてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧になりAIカメラ導入の参考にしてください。

代理店募集の画像

AIカメラの「人検知」機能とは?

AIカメラのイメージ画像01

AIカメラの人検知機能とは、カメラに映った映像の中から人を自動で見つける機能のことです。

従来のカメラは、ただ映像を記録するだけでしたが、AIカメラは「AI(人工知能)」という賢い頭脳を持っており、映像を解析することで、瞬時に人間を認識して捉えることができます。

例えば、お店に設置されたAIカメラは、お客さんが何人来店したかを自動で数えたり、性別や年齢層を推定したりできます。また、不審な動きをしている人を検知して、お店のスタッフに知らせることも可能です。

そしてAIは、主に「ディープラーニング」という学習機能が優れており、AIに大量の人の画像や動きなどを学習させることで、AIが人の特徴を覚え、映像の中から人を正確に素早く見つけられるようにする技術です。

最近では、さらに高度な技術も使われるようになり、人の骨格や姿勢まで認識できるAIカメラも登場しています。

これにより、人がどんな動きをしているのか、どこを見ているのかなどを細かく分析できるようになり、様々な分野での活用が進んでいます。

AIカメラの人検知機能は、私たちの生活をより便利に、安全にしてくれる可能性を秘めています。

 

AIカメラと従来のカメラの違い

ドーム型監視カメラのイメージ画像

AIカメラと従来のカメラは、どちらも映像を記録するという点では同じですが、その中身は大きく異なります。

従来のカメラは、例えるなら「ただの記録係」で、映像をそのまま記録するだけで、人間が映像を確認するためのものでした。

一方、AIカメラは「記録係」に加えて「分析係」の役割も担っています。

AI(人工知能)という頭脳を搭載しており、映像を解析して、そこに何が映っているのか、何が起きているのかを理解することができます。

もっとわかりやすく説明すると

従来のカメラ:人が歩いている映像を記録するだけ

AIカメラ:人が歩いていることを認識し、その人の年齢や性別を推定したり、不審な行動をしていないか分析したりできる

このように、AIカメラは映像をただ記録するだけでなく、その映像から様々な情報を抽出し、さらに活用させることが可能となります。

また、AIカメラが搭載しているAIは、人間よりもさらに深い学習(深層学習)する能力を持っているため、大量のデータからパターンや特徴を学び、それを元に映像を分析し、AIカメラは使えば使うほどデータ量が増えて賢くなり、より正確な分析ができるように常に進化します。近年のカメラで使われているエッジAIシステムは事前に膨大な教師データをカメラに読み込ませることで、ローカルでのAI認識を可能にしました。

 

AIカメラの人検知でできること

AIカメラのイメージ画像

AIカメラの人検知機能は、基本的なものから高度なものまで、様々な機能を提供しており、代表的な機能とその活用方法について解説します。

 

基本的な機能:人数カウント、属性分析(年齢・性別など)

AIカメラの基本的な機能として、映像に映っている人物の数をカウントしたり、年齢や性別を推定することで、混雑状況の把握顧客層の分析を可能にします。

これらのデータに基づき、スタッフの最適な配置やターゲットに合わせた効果的な販促施策を展開できます。

 

顔認証による高度な活用:個人特定、顧客分析

AIカメラの顔認証機能は、顧客体験のパーソナライズ化を実現し、サービスの質を向上させる重要なソリューションとなります。

個々の顧客を正確に特定し、過去の行動履歴や属性に基づいて最適なサービスや情報を提供することで、顧客満足度を高め、ロイヤリティ向上の貢献に期待できます。

顔認証技術は、顧客とのエンゲージメントを深め、長期的な関係を築くための強力なツールとなるでしょう。

 

行動分析でマーケティングに活用:動線分析、滞留時間分析

AIカメラの行動分析機能は、顧客の行動パターンを可視化し、顧客がどこをどのように移動し、どの場所で立ち止まるのかを詳細に分析することで、効果的なレイアウト変更や販促施策の立案が可能になります。

また、行動分析は、顧客の潜在的なニーズを掘り起こし、よりパーソナライズされたサービス提供を実現するための強力な武器となるでしょう。

 

セキュリティ対策:不審者検知、侵入検知

AIカメラの不審行動検知は、徘徊、うろつき、特定エリアへの侵入試行など、通常とは異なる行動パターンを自動で検知します。

また、侵入検知は、設定されたエリアへの侵入を瞬時に検知し、管理者へ通知。映像の自動録画や音声アラームなど、状況に応じた対応が可能です。

さらに、ブラックリスト登録する機能も備わっており、特定の人物を登録しておくと、その人物が検知された際に即座にアラートを発信することができます。

 

その他の応用:感情分析、マスク着用検知

AIカメラの人検知機能は、他にも様々な機能があり、感情分析は、顧客の表情から喜び、怒り、驚きなどの感情を分析し、サービス改善やマーケティング戦略に役立ちます。

また、従業員の表情分析にも活用できるため、仕事に対するモチベーションやメンタルヘルスケアなどの適切な対策を講じ離職率の軽減にも繋がります。

マスク着用検知は、マスク着用の有無を瞬時に判断し、着用を促すアラートを発信。感染症対策や衛生管理を徹底し、安全な環境を提供します。

 

AIカメラの検知機能により、人の表情や行動などを細かく分析することができるため、よりきめ細やかなサービスや課題の解決などを実現します。

 

目的別!AIカメラの活用事例

監視カメラのデジタルトランスフォーメーションのイメージ画像

AIカメラの人検知機能は、様々な分野で活用されており、代表的な活用事例を目的別に紹介します。

 

小売業:顧客行動分析、マーケティング施策

小売業では、AIカメラを活用して顧客の行動を分析し、顧客の動線や特定の商品への関心などのデータを抽出することで、店舗レイアウトの改善や効果的な商品配置につなげることができます。

例えば、AIカメラを導入して顧客の年齢層や性別、試着室への入室率、商品の手に取る頻度などを分析した結果、20代女性に人気の商品が、実は40代女性にも手に取られていることが判明。

そのため、40代女性向けのコーディネート提案や販促POPを設置したところ、購買率が大幅に向上に繋がった。

 AIカメラのデータ分析により、これまで気づかなかった顧客のニーズを掘り起こし、売上アップへ期待できます。

 

医療・介護:見守り、転倒検知

医療・介護分野では、AIカメラを活用して高齢者や患者の見守り、転倒を検知させ、すぐにスタッフに通知することで、迅速な対応が可能になります。

例えば、ある介護施設では、夜間の少ない人員での見守り体制を強化させるためにAIカメラを導入しました。

AIカメラは、入居者のベッドからの離床や転倒を自動で検知し、介護スタッフのスマートフォンに通知を送り、同時に自動検知されたカメラの映像を表示させることで現場の状況を把握することができます。

これにより、夜間でも通知と映像確認によりリアルタイムの現場状況を把握することができるため、迅速な対応や無駄な出動の減少に繋がります。

また、通知機能と映像確認により、介護スタッフの夜間巡回頻度を減らすことができ、業務負担の軽減にもつながっています。

 

スポーツ:選手の動きを分析、パフォーマンス向上

スポーツ界では、選手の動きを360度から捉え、フォームや動作を詳細に分析、さらに 試合や競技中の動きなどをデータ化し、客観的な評価と改善点の発見してサポートすることができます。

また、 AIカメラは、選手一人ひとりの能力を最大限に引き出し、チームスポーツでも戦略やチーム全体のレベルアップにもつながることが期待されています。

例えば、サッカーチームの場合、AIカメラを練習や試合に導入し、選手の走行距離、スプリント回数、パス成功率、シュート精度など、様々なデータを自動で計測し、可視化します。

これらのデータは、監督やコーチが選手のコンディションやパフォーマンスを客観的に評価し、トレーニングメニューの改善や戦術の立案に役立てています。 また、選手のフィジカルについても動き方を分析することで、サポーターからの適切な指導や支援にも役立ちます。

 

AIカメラ導入のポイント

Q&Aに答える女性のイメージ画像

AIカメラを導入する際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。

 

目的に合わせた機能選定

AIカメラには様々な機能があるため、導入目的を明確にし、必要な機能を厳選することが重要です。

例えば、顧客分析なら、人数カウントや属性分析、動線分析機能、業務効率化なら顔認証による入退室管理や作業効率分析機能、安全管理なら転倒検知や危険区域への侵入検知機能など。

AIカメラはさまざまな機能があるため、ニーズや目的に合った機能を厳選することで、最大限の効果を発揮することができます。

 

設置場所・環境の考慮

AIカメラを設置する場所や環境も重要です。

屋外設置なら、防水・防塵機能や耐衝撃性、 夜間撮影なら暗視機能や赤外線照明の有無を確認、広範囲を監視するなら高画質・広角レンズ搭載モデルがおすすめ。

設置場所の明るさや角度、障害物の有無などを考慮し、設置場所や環境に合わせた最適な機種選びと設置計画が大切です。

 

個人情報保護への配慮

AIカメラは、個人情報を扱う可能性があるため、プライバシー保護に十分配慮する必要があります。

個人情報保護法などの法規制を遵守し、適切な情報管理体制を構築することが重要です。

 

導入後の運用・管理体制

AIカメラを導入した後も、定期的なメンテナンスやデータ分析が必要です。

例えば、

定期的なシステムチェック:カメラの状態、録画状況、アラート機能などを定期的に確認し、常に最適な状態で稼働させます。

データ分析と活用:収集したデータを分析し、課題や改善点を見つけ出すことで、より効果的な運用につなげます。

セキュリティ対策:映像データの漏洩や不正アクセスを防ぐため、厳重なセキュリティ対策を講じます。

法令遵守:個人情報保護法などの関連法規を遵守し、適切なデータ管理を行い、ガイドラインを策定します。

導入後の運用・管理体制をしっかりと構築することで、AIカメラの効果を最大限に引き出すことができます。

 

まとめ

AIカメラの人検知機能は、様々な分野で活用されており、業務効率化や安全性向上に貢献しています。

AIカメラを導入する際には、目的に合わせた機能選定、設置場所・環境の考慮、個人情報保護への配慮、導入後の運用・管理体制など、いくつかのポイントに注意する必要があります。

これらのポイントを踏まえ、適切にAIカメラを導入することで、ビジネスの成長や社会の発展に貢献できるでしょう。

もし、AIカメラの機能や機種選びにお悩みの方は、弊社専門スタッフが親切・丁寧にお伺いさせていただきますので、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。

 

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