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工事現場は屋外用遠隔監視カメラのモバイルバッテリーがおすすめ!

工事現場の遠隔監視カメラのイメージ画像

工事現場では、資材の盗難や事故、現場監督の人材不足による現場管理の省人化などから遠隔監視カメラの導入が進んでいます。

しかし、工事現場の場合「電源がないからカメラを設置できない」と諦めていませんか?

今回は、持ち運び便利なモバイルバッテリーと組み合わせた監視カメラ運用のメリットと電源のない仮設現場でも導入できる柔軟な監視体制の整え方について解説していきますので、最後までご覧になり導入の参考にしてください。

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工事現場で求められる監視体制

建設現場に監視カメラ導入のイメージ画像

多くの工事現場では「安全第一」が掲げられていますが、実際には資材の盗難や不審者の侵入、現場の管理不備による事故など、大小さまざまなトラブルが発生しています。

また、人材不足により現場監督が複数の現場を管理することも増えていることから、現場全体を“見える化”することが非常に重要になっています。

ここでは、なぜ工事現場に監視体制がなぜ必要なのか、そしてその実情について解説していきます。

 

盗難・不審者の侵入が後を絶たない現場のリアル

建設現場や工事現場などでは、「資材や工具がなくなっていた。」「朝来たら、機材の鍵が壊されていた。」など、盗難やいたずらなどのトラブルが報告されています。

特に最近は、資材の高騰や中古機械の需要増加の影響もあり、銅線・鉄パイプ・建設工具などが狙われる被害が増加しており、小規模な仮囲いや施錠だけでは防ぎきれないケースがほとんどです。

しかも、現場は夜間や週末には無人になるため、不審者が侵入してもすぐには気づけません。

万が一、防犯対策を怠れば盗難による損害だけでなく、納期遅延・再調達コストの増加など二次的な損失が拡大してしまいます。

そのため、監視カメラの導入によって「監視されている」という抑止力を持たせることは、被害防止の第一歩となります。

 

効率的な現場管理が求められる時代に

人手不足や管理職の多現場対応が進む中、「現場に毎日足を運ぶのは難しい」という責任者の方も増えています。

たとえば、

  • 進捗状況を写真で報告させているが、実際の現場の動きがつかみにくい
  • 災害やトラブルが起きた際に「その場にいなかった」ことで対応が遅れる
  • 協力会社や職人の出入り確認が曖昧で、労災リスクに対応しきれない

これらの問題はすべて、「現場をリアルタイムで見られないこと」に起因しています。

そこで活躍するのが、遠隔からでも“今の現場”が見える遠隔監視体制です。

そして、現代の工事現場管理では、現場から現場へ移動して「見に行く」から、どこにいても「見られる」という次世代の管理体制へとステージを進めています。

 

現場監視に立ちはだかる「電源問題」

AIカメラのイメージ画像02

どこにいても現場を監視できるようにカメラを導入しようと考えた場合でも、「電源はどうするの?」という壁にぶつかる方は非常に多いです。

特に仮設現場や山間部、郊外の造成地では、電源がそもそも存在しないこともケースも多くあります。

ここでは、現場ならではの「電源問題」について詳しく解説していきます。

 

常設電源が使えない現場が意外と多い

『工事現場=電源がある』と思われがちですが、実際には電源が確保できないケースは非常に多いのが現状です。

たとえば、以下のようなケースが該当します。

  • 開発前の更地や山林
  • 仮設事務所が未設置のタイミング
  • 電柱の引き込みが工事中の段階
  • 移動型の建設現場(電波塔・仮設橋・道路整備など)

こうした環境では、コンセントや配電盤が存在しないことが珍しくありません。

そのため、監視カメラを設置したいが「電源が取れない=導入できない」と諦めてしまうケースが多くあります。

延長コードや仮設電源には限界がある

「電源がないなら延長コードで引けばいい」と考える方もいますが、工事現場の環境では現実的でないケースも多いといわれています。

たとえば、以下のような課題が生じます。

  • ・雨天・粉じんによるショートや断線リスク
  • ・長距離になるほど電圧低下が発生
  • ・見た目の問題(景観や安全面)
  • ・設置や撤去に手間とコストがかかる

また、コードが地面を這うことで、つまずき事故や作業妨害になる可能性もあり、労災のリスクも高まります。

さらに、電源確保のために電工を手配したり、配線ルートを整備したりするには手間とコストがかかるため、仮設や短期現場では効率が悪い手段となってしまいます。

こうした背景から、現場責任者の間で今注目を集めているのが「モバイルバッテリーを使ったカメラ運用」です。

 

屋外用遠隔監視カメラのメリット

Q&Aに答える女性のイメージ画像

では、そもそも遠隔監視カメラを導入するメリットはどのようなことが挙げられるか、カメラならではの強みについて解説していきます。

 

現場をいつでもどこでもチェックできる

複数現場を抱える現場監督や管理職にとって、「今、現場で何が起きているか」をその場にいなくても把握できるのはスピーディな意思決定にもつながるため大きなメリットです。

特に屋外用の遠隔監視カメラは、LTEや4G回線を活用することで、スマートフォンやタブレット、パソコンなどからリアルタイムに現場の映像を確認できます。

進捗確認や作業状況のチェック、災害・盗難などのトラブル発生時にも迅速な初動対応が可能となり、管理効率と判断スピードが飛躍的に向上します。

また、複数拠点の映像を一括で管理画面から確認できるシステムを構築することも可能であるため、「見に行く管理」から「見える管理」へと転換が進んでいます。

 

人手不足時代の“無人でも安心な現場管理”

現場管理の人手不足が深刻化する中、屋外用の遠隔監視カメラを導入することで現場に人を配置しなくても、映像で常時監視が可能になります。

特に夜間や休日など、通常は無人となる時間帯においても「誰かが見ている」環境が保たれるため、盗難や不審者侵入の抑止に繋がります。

また、AI機能搭載カメラであれば、異常を検知した際に即座に通知を受け取れるため、作業員や管理者が現場にいなくても迅速な対応が可能となります。

人手不足による省人化が進む現場において「人に代わる目」を持つことで、コスト削減と安全確保を同時に実現する有効な手段となります。

 

映像データの蓄積が“現場の資産”になる

屋外用監視カメラが録画する映像は、単なる防犯用途だけでなく日々の映像記録により現場の「運用履歴」や「業務証跡」として活用できる重要なデータ資産となります。

たとえば、進捗確認用の映像として発注者に報告したり、労災や事故発生時の検証材料として活用したりすることも可能です。

また、近年では録画映像を使って工程ごとの作業内容や作業員の安全確保状況をチェックし、品質管理や安全管理の強化に役立てる現場も増えています。

そして、記録映像は発注者や元請けに対して「適切に管理している現場」としての信頼獲得にもつながるため、映像は「見える安心」であると同時に「残せる証拠」

 

AIによる転倒検知で安全管理を高度化

AI機能を搭載した監視カメラは、防犯だけでなく「転倒検知」や「侵入検知」により作業員の安全を見守る役割を担うこともできます。

たとえば、高所作業や重機の周囲作業などは危険が伴うエリアとなるため、領域設定し作業員の侵入を検知することが大切です。

また、AIカメラは、人物の動きや姿勢を解析し、一定時間立ち上がらない・不自然な倒れ方をしたと判断した場合に、即座に管理者にアラートを送ることができます。

そのため、熱中症や持病による転倒は意識不明の状態なため、いち早く気づいて病院へ搬送することで命を守ることができるようになります。

 

モバイルバッテリー選定の5つのポイント

持ち運びが便利な監視カメラMOBITY BOX

では、モバイルバッテリーであれば「何でもいい」というわけではありません。

屋外の現場用途に特化した選び方のコツについてご紹介していきます。

 

防水・防塵性能(IP等級)

屋外の工事現場では、風雨や粉じんにさらされる環境になるため、突然の雨や粉じんの飛散に耐えられるよう、最低でもIP65以上の防水・防塵性能が必要不可欠です。

もし等級が低い場合、突然の夕立や泥はねなどでショートや腐食を起こし、機器の故障や火災のリスクにもつながります。

特に、屋根のない開放現場や粉じんの多い解体工事では、耐環境性は安全性を考えて選びましょう。

 

容量の目安と使用時間

たとえば、1日24時間稼働するカメラで、消費電力が5W程度の場合、10,000〜20,000mAhのバッテリーで約1〜2日程度の稼働が見込めます。

また、連続稼働が必要な現場では、予備バッテリーとの交互運用や、ソーラーパネルを併用することでバッテリー切れを防止する方法も効果的です。

バッテリーは気温やカメラ設定によって消費量も変動するため、余裕を持った容量設計をしましょう。

 

出力の互換性

モバイルバッテリーの出力が、監視カメラに必要な電圧・電流(例:5V/2A、12V/1.5Aなど)と合致していないと、電源が入らない、起動が不安定になる、映像が途切れるなどのトラブルが発生します。

使用中に出力が低下するタイプの安価なバッテリーの場合、長時間稼働に耐えられない可能性もあるためカメラの電圧・電流に合ったタイプを選ぶことが重要です。

また、接続端子(USB-A、DC、Type-Cなど)や対応電力規格(QuickCharge、PD対応など)も含め、機器との相性確認は必須なので注意しましょう。

 

持ち運び・設置のしやすさ

軽量・コンパクトなモデルであれば、1人でも楽に持ち運びができ、仮設足場やポールなどに素早く取り付けられます。

また、広範囲を監視できるカメラもあり、三脚で組み立てる簡易タイプもあるため、工具を使わずに設置できるモデルは作業効率の向上にも繋がります。

とくに頻繁に移動する短期間の現場では、こうした設置・撤収が簡単なモデルが非常に重宝されます。

 

充電方法と拡張性

現場の運用期間が長期に渡る場合や、人が頻繁に立ち入れない山間部・郊外では、定期的なバッテリー交換や充電が困難になることがあります。

そんなときは、ソーラーパネルによる自動充電やバッテリー複数台を並列接続できる拡張タイプが非常いおすすめです。

また、AC電源からだけでなくDC・USB-C、車のシガーソケットなどから充電できるタイプなど多様な充電タイプに対応していることで現場の条件に応じて柔軟な運用が可能となります。

 

実際に導入した現場の成功事例

ここでは、実際にモバイルバッテリー付き監視カメラを導入した工事現場の事例をご紹介しますので、導入を検討する上でぜひ参考にしてください。

 

資材盗難ゼロを実現した建設現場(東京都)

東京都内の中規模建設現場では、夜間や週末に資材が盗まれる被害が続いていました。

仮囲いや南京錠だけでは防ぎきれず、防犯対策の強化が急務となっていた中、ソーラーパネル一体型モバイルバッテリーと遠隔監視カメラの導入を決定。

カメラは仮囲いの上部や出入口に複数台設置し、AIによる動体検知と通知機能も併用しました。

設置後は、カメラの存在が視認できる位置にあることで「監視されている意識」が働き、設置初日から不審な出入りがピタリと止まりました。

さらに、映像記録がクラウド保存されていることで、万が一の際も警察へのスムーズな通報・証拠提出が可能に。

導入から3か月以上経過しても盗難ゼロを継続しており、現場責任者からは「設備投資以上の安心感が得られた」という声が上がっています。

 

複数現場の同時監視で管理効率アップ(関西エリア)

関西地方で住宅造成や道路整備を行う施工会社では、常時4〜5か所の現場を同時に管理しており、「毎日すべての現場を巡回するのは非現実的」と感じていました。

そこで導入されたのが、モバイルバッテリー搭載型の屋外用遠隔監視カメラです。通信はLTE対応、電源はすべてバッテリーとソーラーを併用。

現場ごとに1〜2台のカメラを設置し、スマホ1台で全現場の状況をリアルタイムに一括チェックできる体制を構築しました。

導入前は「週に2〜3回は現場巡回が必要だった」のが、導入後は訪問頻度を半分以下に削減。交通費・人件費などを含めた月間移動コストを約40%削減することに成功。

また、工程確認や業者の出入りチェックも即時対応できるようになり、「離れていても現場が“手の内にある”感覚を得られた」と管理者から好評となっています。

 

まとめ

移動が多い短期間の工事現場では、監視カメラによる監視体制を整えることが難しいとされていました。

しかし、持ち運び便利なモバイルバッテリーにより、電源のない現場でも設置できることから、盗難や事故を抑止する安心感と管理負担の軽減も実現可能となっています。

もし、防犯カメラの選び方やAI搭載防犯カメラについて不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。

 

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