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暗視カメラと赤外線カメラの違い&活用事例を解説!

2023.12.07

赤外線カメラのイメージ画像

暗視カメラと赤外線カメラはセキュリティカメラの分野でよく使われていますが、実はその機能や特徴には大きな違いがあります。

どちらも暗い環境下での撮影に優れていますが、どのようなシーンで活用されているのか気になりますね。

今回は、暗視カメラと赤外線カメラの違いを徹底的に比較し、それぞれの活用事例についてもご紹介します。

セキュリティ対策に興味のある方やカメラの購入を検討中の方は必見なので、最後までご覧ください。

代理店募集の画像

暗視カメラと赤外線カメラの違い

防犯カメラのイメージ画像

暗い場所でも撮影が可能なカメラは、大きく分けて「暗視カメラ」「赤外線カメラ」の2種類があります。

どちらも暗所での撮影が可能ですが、必要な明るさの度合に大きな違いがあります。

「暗視カメラ」は豆電球程度の明るさが必要になります。

「赤外線カメラ」は全く光源を必要とせず、暗闇での撮影が可能です。

また、それぞれの仕組みや機能にも違いがありますので下記で解説します。

 

暗視カメラとは

暗視カメラは、暗視補正機能を備えているカメラで、暗所での撮影が可能です。

しかし、全く光源のない暗闇では撮影できないため、必ず豆電球程度の明るさが必要になります。

暗視カメラの強みは、搭載されている暗視補正機能により、暗所でのカラー撮影が可能なところです。

不審者が現れた際には、服の色や持ち物の色まで確認できるため、不審者の特徴をより詳細に捉えられ状況把握に優れます。

暗視カメラは光が届く範囲内であれば撮影が可能なので、撮影したい場所に光源があるか設置前に確認するようにしましょう。

 

赤外線カメラとは

赤外線カメラは人の目には見えない赤外線を利用して、暗闇でも物体を捉えることができます。

絶対零度以上の全ての物体はその温度に応じて赤外線の光を自然に放出しており、赤外線カメラは搭載されているセンサー素子により赤外線を検知できるため、暗闇での撮影が可能です。

光源を全く必要とせず、安定して映像を撮影できるところが赤外線カメラの強みといえるでしょう。

ただし、赤外線カメラで撮影した映像は基本的に白黒となることが多く、暗視カメラのようにカラーで映像を残すことが難しいです。

最近ではカラーで撮影できる赤外線カメラも増えつつありますが、まだまだ多くは普及していません。

赤外線カメラの撮影可能な距離は、赤外線が届く範囲内となっており、およそ15~30mほどと言われています。

そのため、暗闇に設置する際には、赤外線が届く範囲内で撮影する場所を考慮しましょう。

ただし、センサーや映像処理エンジンが高性能なカメラであれば、100m先の物体の色もしっかりと撮影することが可能になります。

 

暗視カメラと赤外線カメラの活用事例やシーン!

Q&Aに答える女性のイメージ画像

暗視カメラ・赤外線カメラにはそれぞれの特性に違いがあるため、その特性を理解した上で、適した場所や場面に設置して使うことが重要です。

それぞれの活用シーンや活用事例について解説します。

どちらのカメラを選んだらいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。

 

暗視カメラが適しているシーン

監視カメラのイメージ画像

街灯がある駐車場の夜間監視

駐車場では車の盗難やいたずら、車上荒らしなどといったトラブルが相次いでおり、そういった犯罪は人目につきにくい夜間に起こりやすいです。

暗視カメラを設置することで、夜間での監視が可能になり、犯罪対策ができます。

また、暗視カメラをあえて目立つ場所に設置することで、カメラの存在をアピールでき、犯罪を未然に防ぐ効果も期待できます。

万が一犯罪が起きてしまった場合でも、鮮明な映像が撮影できるため、犯人の証拠を特定することが可能です。

 

常夜灯がある室内の夜間見守り

暗視カメラは夜間での室内の見守りとして役に立ちます。

例えば、子供やペット、介護が必要な家族の様子を外出先でも見ることが可能です。

夜間にちょっとした用事で家を空けたい時や、短期の出張・旅行などで家を長く開ける場合にも、防犯記録用のカメラとして役立つでしょう。

もし常夜灯がない場合は、夜は暗闇になるため赤外線カメラが適しています。

赤外線カメラは赤外線を発しているので、レンズ周りが常に赤く光る特徴があります。

防犯対策でカメラを取り付ける場合には、カメラの存在が目立ちやすくなるため、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できるでしょう。

しかし、子供やペットの見守りなどの目的で設置する場合には、就寝時に赤い光が気になってしまう場合もあるかもしれません。

そんな時は、レンズ周りの赤く光っている部分を遮光性のあるもので覆うと、赤い光を目立ちにくくすることができます。

ただし、しっかりと覆う場合にはセンサーが反応しづらくなることがあるので注意が必要です。

 

店舗の監視

外部からの侵入者はもちろん、不審な動きをする従業員についても注意する必要があります。

従業員は閉店後でも店舗内を自由に徘徊できるため、店舗内の商品や備品、ロッカーの中の金品や金庫から売り上げを盗むこともできます。

店舗では、閉店後でも一部の蛍光灯が点灯し続けている場合が多いですが、閉店後に完全に消灯してしまう場合には、赤外線カメラが適しています。

 

赤外線カメラが適しているシーン

夜の監視カメラの映像イメージ画像

夜間の学校・工事現場の監視

日中は人がいるためにぎやかですが、夜間になると人がいなくなり、真っ暗になる場所のため、赤外線カメラが役立ちます。

また、外壁やフェンスを飛び越えて比較的容易に侵入可能な場所のため、防犯対策として赤外線カメラが有効と言えるでしょう。

人気のない夜間の学校では、窓ガラスが割られたり、プールの水が汚されたりする被害も発生しており、こうした防犯対策のために設置する学校も増えてきています。

夜間の工事現場では、作業員がいないのを良いことに、資材や工具、金属類などを転売の目的で窃盗する人もいます。

赤外線カメラは赤外線の有効範囲内でしか撮影ができないため、資材置き場などの限定した範囲であれば対応できますが、工事現場は比較的広いことが多く、広さによっては設置場所や設置台数について検討する必要があるでしょう。

夜間でも明るさのある場合や、街灯がある場所には暗視カメラを、完全に暗闇になってしまう場合には、赤外線カメラを設置しましょう。

 

オフィス・事務所の監視

従業員の退社後に全ての明かりが消される場合が多いオフィスや事務所では、赤外線カメラが適しているでしょう。

従業員以外にも不特定多数の人が出入りするオフィスや事務所内には、パソコンなどの精密機器や、従業員のデスク・ロッカー内に貴重品があり、さまざまなところに盗難のリスクがあります。

また、夜間や休日になると人がいない状態になるため、犯罪のリスクが高まります。

暗視カメラを設置することで、カメラの存在自体が犯罪抑止にも繋がり、万が一盗難などの犯罪が起きた場合にも、犯行時間や犯人の特徴などを記録として残すことが可能です。

 

まとめ

 

暗視カメラと赤外線カメラは、カメラの仕組みと機能、使用する技術、性能の違いによって異なる特徴を持っています。

暗視カメラは暗い環境での撮影に特化しており、赤外線カメラは赤外線を利用して撮影することができるため、目的や用途に合ったシーンの使い分けをしましょう。

 

株式会社NSKは監視カメラ・防犯カメラ・セキュリティ機器のメーカーです。

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