太陽光発電所は広大な敷地への設置が多く、送電用の銅線ケーブルがたくさん使用されているために、窃盗グループからかなり狙われています。
そのため、防犯対策として防犯カメラを設置することが推奨されていますが、設置にあたりさまざまな注意点が存在します。
今回は、太陽光発電所に防犯カメラを設置する方法と注意点について解説していきますので、最後までご覧ください
目次
太陽光発電所のケーブル盗難の実態
太陽光発電所は銅線ケーブルを多く使用しているため、窃盗グループからの防犯対策が早急の課題となっています。
ケーブル盗難による被害額と影響
銅線ケーブルは高価で換金性が高いことから窃盗犯にとって格好の標的となっています。
最近では太陽光発電所の送電用銅線ケーブルが標的となっており、防犯対策がされていないところもあることから「宝の山」として狙われています。
もし、太陽光発電所の送電線用銅線ケーブルが盗難被害に遭ってしまうと、発電停止による売電収入の損失だけでなく、ケーブルの交換や修理費用、復旧作業に伴う人件費など、多大な経済的損失を被ることになってしまいます。
保険に入っている場合、保険金で損害を補填することができますが、複数回の窃盗被害に合ってしまうと、それも難しくなるため、防衛策を施すことが大切です。
また、盗難被害が続くと、太陽光発電事業全体の信頼性低下にも繋がりかねないため、早急に対応することが求めらています。
ケーブル盗難の手口と狙われやすい場所
ケーブル盗難の手口は様々ですが、夜間や人目の少ない時間帯を狙って、フェンスを切断したり、監視の目を掻い潜って侵入し、ケーブルを切断して持ち去るケースが多いといわれています。
特に、広大な敷地を持つ太陽光発電所では、車どおりや人通りが少ない人里離れた場所に多く、広大であるがゆえに監視が行き届かないこともあることから、死角などの場所が狙われやすい傾向にあります。
また、ケーブルが地中に埋設されている場合でも、地面を掘り返して切断されてしまい、盗難されるケースも報告されています。
防犯カメラが太陽光発電所を守る理由
防犯カメラが太陽光発電所を守る理由について紹介していきます。
抑止効果による盗難防止
防犯カメラの存在は、犯罪者に対して「犯行が露見するリスクがある」「カメラの映像から足がつく」という心理的圧迫を与え、犯罪行為を思いとどまらせる効果があることから、 犯罪者への大きな抑止力となります。
特に、高画質で鮮明な映像を記録できるカメラや、夜間でも撮影可能な赤外線カメラを設置することで、犯罪者の心理的なハードルをさらに高めることができます。
証拠確保と犯人特定への貢献
防犯カメラは、高画質・高性能な機種がたくさん出ており、鮮明な映像で犯行の一部始終や犯人の特徴を克明に記録することができます。
記録された映像は、顔、服装、車両ナンバー、さらには犯行時の行動パターンまでもが詳細に捉えられるため、被害発覚後に警察の捜査に貴重な情報として提供することができます。
これらの映像は、犯人特定や証拠確保に繋がり、逮捕へと導く重要な役割を果たし、犯行現場の状況を正確に把握できるため、事件の真相解明や再発防止策の検討にも役立ちます。
万が一、盗難被害に遭ってしまった場合でも、防犯カメラの映像は犯人特定や証拠確保に役立つために設置することがおすすめです。
また、保険会社への請求時にも、防犯カメラの映像が重要な証拠となりスムーズに申請することができるようになります。
遠隔監視による迅速な対応
Wi-FiやSIM通信による遠隔監視システムを構築することで、インターネットを介して、スマートフォンやタブレット、パソコンなど連携されているデバイスからいつでもどこでもリアルタイムの状況を確認することができます。
また、AIカメラによる検知機能が搭載されている場合、不審な人物や車両の侵入、設備の異常などをいち早く察知し、通知もしくは警告音などで威嚇するなどの可能となります。
例えば、不審者を発見した場合、自動追尾や車両認知などをすることもでき、即座に警察に通報したりすることもできます。
太陽光発電所への防犯カメラ設置方法
設置場所の選定
太陽光発電所は広大な敷地を持つため、死角になりやすい場所が多く存在します。
防犯カメラを設置する際は、敷地全体を見渡せるように、複数のカメラを適切な場所に配置することが重要です。
特に、出入り口やフェンス沿い、ケーブルが集中している場所、人目につきにくい場所などは重点的に監視する必要があります。
死角にならないためには、複数の台のカメラを設置することが大切になります。
カメラの種類と特徴
太陽光発電所に設置する防犯カメラは、屋外での使用に耐えられる防水・防塵性能が必要です。
また、夜間でも鮮明な映像を記録できる赤外線カメラや、動きを検知して自動的に録画を開始する動体検知機能付きカメラも有効です。
さらに、近年では、AIを搭載し、人物や車両を自動的に検知して通知する機能を持つカメラも登場しています。
配線と電源確保
防犯カメラの設置には、配線工事と電源確保が必要となるケースが多くあります。
配線は、地中に埋設するか専用の配線ダクトを使用するなど、景観や安全面に配慮した方法を選びましょう。
電源は、商用電源を利用するのが一般的ですが、ソーラーパネル付き防犯カメラやバッテリータイプもあるため、電源工事が不要になる方法もあります。
録画装置の選択
録画装置には、クラウド型やSDカード型、ドライブ型があります。
クラウド型は、インターネット経由で映像をクラウドサーバーに保存するため、大容量のデータを安全に保管できます。
一方、SDカード型は、カメラ本体にSDカードを挿入して映像を保存するため、初期費用を抑えることができます。
またドライブ型は、録画機器にHDD型やSSD型があり、それぞれ大容量のハードディスクに映像を保存するため、長期間の録画データ保存に適しています。
また、SDカード型と比較して、データの読み書き速度が速く、安定した録画が可能ですが、ドライブ型は衝撃に弱いため、定期的なバックアップをとるひつようがあるため、設置場所や取り扱いには注意が必要です。
防犯カメラ設置時の注意点
法律とプライバシーへの配慮
防犯カメラを設置する際は、映像に人物が映りこんでしまうことがあることため個人情報保護法やプライバシーへの配慮が必要となります。
撮影範囲は、敷地内のみとし、道路や隣接する土地などを撮影しないように注意することと、防犯カメラの録画を周知させることが必要となるため、「防犯カメラ稼働中」などのプラカードやステッカーが設置できるところにしっかり告知させることも重要です。
耐久性とメンテナンス
太陽光発電所は日当たりが良いところが絶対条件なので、屋根や壁などを設置することができません。
そのため、防犯カメラを設置する場合、風雨や直射日光、温度変化など、厳しい環境にさらされます。
耐久性の高いカメラを選び、定期的にメンテナンスを行うことで、長期間でも安定して安全に稼働させることができます。
また、定期的にメンテナンスをすることで、不具合や故障の前兆などを早期に発見することができるため、必ず定期的に掃除やメンテナンスをしましょう。
初期費用とランニングコストのバランス
ランニングコストとは、防犯カメラシステムを運用していく上で継続的に発生する費用のことです。具体的には、以下の項目が含まれます。
・電気代:カメラや録画装置の稼働に必要な電気代です。
・通信費:クラウド型録画装置を利用する場合、インターネット回線やクラウドサービスの利用料が発生します。
・メンテナンス費用:定期的な点検や清掃、修理などの費用です。
・保守契約費用:メーカーや設置業者との保守契約を結ぶ場合、月額または年額の費用が発生します。
防犯カメラシステムを導入する際は、初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮して、長期的な視点で費用対効果を評価することが重要です。
例えば、初期費用を抑えるために低価格なカメラを選んだ場合、耐久性が低く、故障や交換頻度が高くなることで、結果的にランニングコストが増加する可能性があります。
まとめ
太陽光発電所のケーブル盗難は、事業者にとって大きな損失をもたらすだけでなく、再生可能エネルギーの普及にも悪影響を及ぼします。
1度ケーブル盗難被害に合ってしまうと、何度も被害に合ってしまう可能性が高いため、防犯カメラの適切な設置と運用により、盗難にあうリスクを低減し、安心して太陽光発電事業を継続できる環境を整えましょう。
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