観光バスの点呼が義務化され、その様子を動画で撮影することが求められています。
この新しいルールにはいくつかのポイントや注意点がありますので、しっかりと把握しておく必要があります。
今回は、貸切バス(観光バス)の点呼の動画を撮影する義務についてポイントや注意点を解説していきますので、最後までご覧ください。
目次
貸切バス会社の点呼の動画が義務化!
点呼動画の義務化に至った経緯(事件の概要)
「旅客自動車運送事業運輸規則」の一部が2023年10月10日に改正された影響で、2024年4月1日より点呼動画が義務化されることになりました。
貸切バス(観光バス)の運転管理者は、運転手が点呼をとる際に、その様子を動画で記録しなければなりません。
また、撮影した動画は、90日間の保存期間が義務付けられているため、貸切バス(観光バス)の運営会社は条件が揃った専用機材を導入する必要があります。
今回の「旅客自動車運送事業運輸規則」の一部が改正された経緯として、2022年に静岡県内で起きたバス横転事故が背景にあります。
これまでのアナログな記録方法からデジタル化することで、運行管理者による運転手の業務内容・業務時間の把握などによる業務効率化や、なりすまし防止、事故発生時にはより正確な状況判断ができることで、安全性の向上に繋がります。
点呼動画撮影の義務化の詳細(監視カメラ、音声、保存期間)
貸切バス(観光バス)の点呼動画撮影の義務化に伴い、バスの運営会社の各事務所に動画を撮影するための専用機材が必須となります。
点呼動画撮影の義務化の詳細として、「運転手と点呼を行う者が点呼をしている・点呼を受けている様子を動画撮影する」ことが大前提です。
例外として、運転手が遠方の場合には電話点呼などの音声記録のみで良いとされています。
機材の品質としては、人の顔が鮮明に分かる程度の画質と、しっかりと音声が記録できるものである必要があります。
動画を撮影するための専用機材に対し、細かな種類までは指定がありませんが、安易に安いカメラを購入してしまうと画質が悪かったり、スマホカメラの場合は、メモリ不足やデータ破損が懸念点です。
基本は各事務所に点呼動画記録に適した機材の導入を行い、毎日の点呼の様子を撮影するのが望ましいと言えるでしょう。
貸切バス会社の点呼動画撮影における注意点について
プライバシー
監視カメラで撮影する際、プライバシーについても考えておく必要があります。
動画データは、バス会社内で利用するもの以外に、国の監査や、旅客自動車運送適正化事業実施機関が行う巡回指導にも参照する場合があります。
そのため、動画データなどの情報の取り扱いについて事前に従業員に同意を得ておくのが望ましいです。
また、従業員のプライバシーを考慮して、動画データなどは必要な時のみアクセスできるようにアクセス制限を設けたり、ウイルス対策やパスワード設定を行っておくと良いでしょう。
動画流出
遠隔からリアルタイムで様子を確認できるネットワークカメラですが、ネットワークカメラには外部から不正アクセスをされる危険もあるため、情報流出の対策が必要と言えます。
ネットワークカメラの不正アクセスを防ぐ方法として、以下の3点が挙げられます。
カメラの機種は、動画データを暗号化するものを選ぶ
カメラ購入後にすぐパスワードを変更する
カメラと周辺機器のソフトウェアを定期的にアップデートする
カメラやレコーダー、データベースなどのパスワードとログインIDは初期設定のものをそのまま使用するのではなく、なるべく複雑なものにしてセキュリティ性を高くしましょう。
また、従業員の不正利用は内部流出の危険性があるため、対策が必要です。
個人情報保護方針を定め、識別能力向上のための研修の実施などのPR活動も重要になります。
監視カメラの種類や精度
導入する監視カメラは、顔を鮮明に映すことができる画質・解像度が必要です。
素人が通販サイトやカタログスペックだけで購入しようとすると、WEB上の情報に踊らされて、実際には思ったものと違っていたなどのトラブルが起こりやすく、どのカメラを購入すれば良いかの判断が難しいです。
そのため、担当者が訪問してくれる業者からの購入や、画質は特に実物を自分の目で見てから購入することをおすすめします。
人の手で行うとどうしても記録漏れや細かなミスなどが起きてしまうことがありますが、AI化することで、細かな業務や工程を任せることができ、正確に映像を記録することができます。
監視カメラの設置場所
監視カメラの設置場所はどこでも良いというわけではなく、かと言って素人ではどこに設置したら良いか決めるのが難しいです。
その理由としてまず挙げられるのが、「運転手と点呼実施者の両者の顔がはっきりと映る位置でないといけない」というところにあります。
いざ、既存のカメラを使おうと考えても、肝心の映像には片方の人間しか映っていなかったり、後頭部や横顔しか映っておらず顔が判断できないなどの問題が生じます。
監視カメラの設置場所について一番確実なのが、専門業者に現地調査をしてもらい、用途に合った監視カメラを選んでもらうということです。
まとめ
貸切バス(観光バス)の点呼の動画撮影が義務化されることにより、ドライバーの酒気や健康管理などの管理業務の向上と、旅行を楽しむお客様の安全性向上に期待されています。
この新しい規制にはいくつかのポイントと注意点がありますが、適切な準備と実施により、事故やトラブルのリスクを最小限に抑えることができます。
今後は、この規制を遵守するためにも、貸切バスの点呼の動画撮影に備えてしっかりと準備していきましょう。
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