神社やお寺には神や仏へ金銭を奉納する為に賽銭箱が設置されていますが、人影がないことをいいことに賽銭を盗みだす罰当たりな賽銭泥棒がいます。
また、賽銭泥棒以外にも不審者の不法侵入、いたずら書きや器物破損など、さまざまな問題が発生してしまうことも考えられます。
これらの問題に対する防犯対策としてAI搭載の防犯カメラを設置することで、早期の発見と対処を施すことができます。
今回は、神社やお寺の賽銭泥棒を焦点にあてた防犯対策としてAI搭載防犯カメラの設置がおすすめ理由等について解説していきますので、ぜひ最後までご覧になり、参考にしていただければと思います。
目次
神社やお寺で起こりうる犯罪とは
まずは、神社やお寺で起こり得る犯罪の種類について解説します。
賽銭泥棒
神社やお寺に設置されている賽銭箱は、多くの参拝者が訪れることで一定の現金が集まります。
賽銭箱は、だれでも気軽にお賽銭を奉納することができるように手が届く場所で屋外に設置されていることも多いため、参拝者が少ない夜間や早朝を狙って犯行に及ぶケースが多いといわれています。
また、賽銭箱の防犯対策を施してても工夫して窃盗を試みる賽銭泥棒も多数いるため、神主さんやお坊さんも対応に苦労しています。
社務所や寺務所荒らし
社務所や寺務所が犯行に狙われるケースも少なくはありません。
お賽銭やお守りなどの売上金は、社務所や寺務所に設置した金庫で管理している場合が多く、その金庫を狙って、不法侵入する輩が多い傾向にあります。
このような空き巣を行う犯人は、社務所や寺務所に限らず、民家を狙う場合にも人通りが少ない場所や時間帯を狙う習性があります。
そのため、犯行場所には無人でも犯罪を監視できる設備が必要になってきます。
不審者の侵入
神社やお寺では、どなたでも気軽にお参りができるように、境内が無施錠で開放されている場合が多いです。
そのため、空き巣目的で境内に出入りする輩も多いですが、興味本位で関係者以外立入禁止エリアに無断で侵入したりする者も少なくありません。
対策のポイントとしては、不審な動きをする輩が立入禁止エリアに侵入した時に、瞬時にその状況が監視者に通知されるような防犯対策が必要となってきます。
また、積極的に不審者に声掛けを行うのも有効です。
いたずら書きや器物破損
神社やお寺では、建物や仏像などにいたずら書きや器物破損が行われることも少なくありません。
宗派の違いによる悪態を仏像などに書き込んだり、観光目的で訪れた旅行者が記念に自分の名前を建物に書き入れたりするケースが多いといわれており、これらのいたずら書きや器物破損などの犯行に及ぶ輩は、監視者の隙をついて、犯行に及ぶため、なかなか逮捕につなげることができません。
防犯対策のポイントとしては、防犯カメラによる「見られている」という意識を持たせることや、音や光などで威嚇させることが重要になります。
賽銭泥棒への対策
お寺や神社で発生する犯罪には多くの種類がありますが、賽銭泥棒への対策にフォーカスして、その対策を述べていきたいと思います。
見回りによる対策
まず賽銭泥棒の防犯対策としては、人による見回り対策があげられます。
賽銭泥棒や不審者は「人から見られる」「人から見つけられる」ということを避ける傾向にあるため、見回りによる対策はとても有効的といわれています。
ただし、人による見回りを実践する場合は、一人よりも二人の方がより有効的となっており「犯人を見張る役」「警察へ通報する役」「周囲を警戒する役」など、複数人の人手があった方が犯人を確実に捕まえることができるようになります。
そのため、神主や住職による見回りだけの場合は費用が掛からないものの時間・労力などがかかり、人員を雇ったり警備会社に依頼するとコストがかかるため、どれもハードルが高くなってしまいます。
防犯カメラの設置
賽銭泥棒の防犯対策として、防犯カメラの設置は犯罪抑止効果や窃盗事件が発覚した場合でも記録映像から犯人の特徴を割り出し、犯人逮捕に大きく貢献することができるようになります。
防犯カメラが設置されていることで、窃盗犯や不審者は監視されているという意識を持つため、犯行を企てる前にその行動を思いとどまらせる可能性が高まります。
特に賽銭泥棒のような小規模な窃盗犯は、監視下で行動することに対する恐れが強いため、カメラの存在が犯行を未然に防ぐことができます。
例えば、防犯カメラだと一目で分かるバレット型の防犯カメラを、境内のさまざまな場所に設置することで、賽銭泥棒の犯行を犯そうとする気持ちを抑制することが期待できます。
しかし、普通の防犯カメラを設置したくらいでは、犯行を抑制できない輩もいるので、100%防犯できる訳ではないことを念頭に置いておきましょう。
賽銭箱に防犯対策を施す
賽銭箱に防犯対策を施すことも、賽銭泥棒からお賽銭を守る方法の一つです。
賽銭箱の取り出し口に施錠をして、鍵がないと賽銭を取り出せないようにしたり、賽銭箱を破壊できないような頑丈な作りにしたり、賽銭箱事態を持ち出せないようしっかり固定したりと賽銭箱自体に防犯対策を施すことも考えられます。
また、過去に賽銭箱の投入口から長い棒を差し込み、棒の先にある粘着テープで小銭やお札を抜き取った賽銭泥棒もいるため、あらゆる角度から防犯対策を施す必要があります。
このような特殊な器具を利用して犯行に及ぶ者の犯罪を牽制するには、賽銭箱に防犯対策を施すだけでは不十分であることを肝に銘じておきましょう。
従来の防犯対策による限界
従来の防犯対策は、賽銭泥棒を抑止するためにさまざまな方法が取られてきましたが、その効果には限界がありました。
では、従来の対策が抱える主な課題について紹介していきます。
人員による監視の限界
多くの神社やお寺では、人員を配置して巡回や見回りを行うことが考えられますが、24時間体制で監視を続けること、人員を確保することすら厳しい世の中になっているのが現状です。
また、監視の人員には人件費などのコストがかかり、常に目を光らせることも厳しい状況なため物理的な限界もあります。
賽銭箱の物理的な防護の限界
賽銭泥棒も窃盗を企てる際に下見により状況を把握することがあるため、ある程度の策を講じて行う犯人もいると思います。
また、賽銭箱自体を破壊する手口や隙間を使って現金を抜き取る手法など、泥棒たちは防護策を乗り越えるための新たな手段を次々と考え出しています。
そのため、物理的な強化だけでは不十分となってしまい、賽銭泥棒の行動を根本的に抑止することは難しいです。
録画型防犯カメラの抑止力不足
従来の録画型防犯カメラは、映像を記録することに重点を置いているため、犯行が起こった後の確認にや犯人を特定するなどに役立つものの、犯行そのものを防ぐ抑止力には限界があります。
また、多くの窃盗犯や泥棒は、カメラが設置されている場所でも犯行を行う傾向にあるそうで、後に映像を確認しても、顔が映っていなかったり犯人の特定が難しいケースもあるといわれています。
他にも、犯行前にカメラを破壊したり、カメラ自体を持ち去ろうとする犯人もいるため、映像に残らないような対策をされてしまう場合もあるため従来の防犯カメラでは対処しきれないことも課題となっているようです。
即時対応の難しさ
従来の防犯システムでは、犯行が行われた瞬間に即時に対応することが難しい場合があります。
録画された映像は、犯行後に確認されることが多く、犯行の最中に警告や通報を行う機能が欠けています。
これにより、犯人が現場を離れた後でしか対処できないため、被害を防ぐことができません。
AI搭載防犯カメラを設置した最新の防犯対策のメリット
従来の防犯対策における課題や欠点を解決するためにもAI搭載防犯カメラを設置することがおすすめです。
では、AI搭載防犯カメラを設置するメリットについて解説します。
お寺や神社に適した通知機能
AI搭載防犯カメラは、不審者が侵入してきた時に、周囲の変化を察知して、スマホに通知する「動体検知機能」や「侵入検知機能」が搭載されています。
また、最近のAI搭載防犯カメラは、録画データをクラウドで管理するシステムになっているので、万が一、防犯カメラが破壊されたり盗まれたりしても、映像データがそのまま残っているため、犯人の顔や特徴を確認することができます。
さらに深夜の録画環境が悪い状態でも、不審者を特定できるような鮮明な映像データを記録できるため、高度な映像解析を行わなくても、犯人を特定しやすいです。
光と音声によって犯人を威嚇
最近のAI搭載防犯カメラには、スピーカーやマイクが搭載されている種類もあるため、不審者がカメラに接近した時に、警報音を鳴らして威嚇できるものもあります。
また、センサーライトも併設して設置することで、人の動きや体温に反応してライトが周囲を照らすため、賽銭泥棒が犯行を実行することを牽制することが期待できます。
人手の削減
AI搭載防犯カメラを神社やお寺に設置することで、24時間365日境内や敷地内をしっかり監視することができ、見回りをする人員が不要になります。
また、もし不審者が境内に足を踏み入れた際に、侵入検知機能により自動でスマホに通知され、リアルタイムの状況を確認することができるため、迅速かつ適切に対応することができるようになります。
ただし、AI搭載防犯カメラは高性能かつ高機能であるため、初期費用が多少かかってしまいますが、長期的な運用や最新の防犯対策により被害を最小限で抑えることができることを考えると費用対効果は優れています。
まとめ
神社やお寺で発生する犯罪は、賽銭泥棒や立入禁止区域への不法侵入、いたずら書きや器物破損など多くあります。
賽銭泥棒への従来の防犯対策の方法として、人手による見回り、防犯カメラの設置などがありますが、それぞれの防犯対策に課題があるのも事実です。
AI搭載防犯カメラを設置することにより、従来の防犯対策の欠点や課題を解決することができ、24時間365日監視できる上に、高精度な検知機能により誤検知も極めて少なく、適時スマホに通知が来たり、警告音により窃盗犯を威嚇することも可能となります。
神社やお寺の賽銭泥棒やさまざまなトラブルなどを解決させるためにもAI搭載防犯カメラの導入をぜひ検討してください。
もし、防犯カメラの選び方やAI搭載防犯カメラについて不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
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