防犯意識の高まりにより、ご自身でネットやホームセンターなどで防犯カメラを購入される方も増えています。
しかし、いざ設置となると「どこに頼めば安心だろう？」「専門業者に頼むべき？それとも自分で設置できる？」と悩む方も多いと思います。
もし、ご自身で設置した場合でも、カメラの角度が悪くて死角ができてしまったり、映像が不鮮明で肝心な時に役に立たなかった、なんてことになったら大変です。
今回は、防犯カメラの設置業者を選ぶ際のおすすめポイントや注意点について解説していきます。
目次
防犯カメラ設置の必要性
警察庁の発表によると、令和4年の侵入窃盗は約3万6千件発生しており、毎日約100件の家に空き巣が侵入している計算になるようです。
近年では、オフィスや店舗だけでなく、一般家庭の住宅を狙った被害が増加傾向にあるため、個人宅にも防犯カメラを設置などによる犯罪抑止や防犯対策が必要となりつつあります。
では、なぜ一般家庭にも防犯カメラが必要なのか具体的に紹介していきます。
防犯カメラはなぜ必要なのか？
近年、空き巣や盗難などの犯罪が増加傾向にあり、住宅を狙った被害も後を絶ちません。
特に一戸建てやマンションの低層階は侵入されやすいために防犯対策が急務となっており、防犯カメラは、犯罪の抑止効果だけでなく、万が一被害に遭った際の証拠収集にも役立ちます。
また、最新の製品は手頃な価格で簡単に設置できたり、スマートフォンとの連携で24時間見守りが可能となるため、旅行や外出などの不在時に家の様子を遠隔で確認することができます。
そのため、子供や高齢者がいる家庭では、見守りカメラとしても安心感を高めることができます。
防犯カメラで何が変わるのか？
防犯カメラを設置することで、以下のような変化が期待できます。
犯罪抑止効果：防犯カメラの存在は、犯罪者にとって大きな抑止力となります。設置されていることを示すステッカーや、カメラが作動していることを示す赤いランプを見ただけで、犯行を諦めるケースも少なくありません。 特に、死角になりやすい場所や侵入経路となりやすい場所に設置することで、より効果を発揮します。
証拠収集：万が一、事件や事故が発生した場合、防犯カメラの映像は決定的な証拠となります。犯人の特定や逮捕に繋がるだけでなく、保険金請求の際にも役立ちます。 近年では、高画質・高機能な防犯カメラが登場しており、鮮明な映像で人物の特定や状況把握が可能になっています。
安心感の向上：外出時や就寝時など、不在時の自宅の様子をスマートフォンなどで確認できるため、安心感が得られます。「旅行中に何かあったらどうしよう…」という不安を解消し、精神的な負担を軽減できるでしょう。 特に、一人暮らしの女性や高齢者の方にとっては、大きな安心材料となるはずです。
近隣トラブルの解決：隣人とのトラブルや、敷地内への不法侵入、嫌がらせなど、近隣トラブルが発生した場合、証拠となる映像を記録することで、問題の早期解決に繋がります。防犯カメラは、あなた自身だけでなく、ご近所との良好な関係を築くためにも役立つツールと言えるでしょう。
防犯カメラの種類と特徴
防犯カメラには、様々な種類や機能があります。
設置場所や目的に合わせて最適なカメラを選ぶことが重要です。
[防犯カメラの種類と特徴について詳しく解説！]
防犯カメラ設置業者の選び方
防犯カメラを適切な場所や角度などを安全に設置するためには、設置業者をしっかりと選ぶことが大切です。
では、適切な設置業者を選ぶためのポイントについて紹介していきます。
信頼できる業者を見つけるポイント
防犯カメラの設置は、専門知識や豊富な経験による技術が必要な作業となります。
信頼できる設置業者を選ぶことは、防犯効果を高めるだけでなく、後々のトラブルを避けるためにも重要です。
では、どのような設置業者が信頼できるのかポイントを紹介していきます。
・実績と経験：豊富な実績と経験を持つ設置業者は、過去の実例などから防犯に対する様々な状況を考慮し、対応できるノウハウを持っています。また、設置場所の選定や配線工事など、専門的な知識と技術が必要な作業も安心して任せることができます。実績と経験を確認する場合は、ホームページやマップなどの口コミなど、過去の施工事例や顧客からの評価を確認しましょう。
・資格と技術：防犯カメラの設置には、電気工事やネットワーク設定など、専門的な知識と技術が求められます。防犯設備士や電気工事士といった資格を持つ業者は、専門知識を有しており、安心して設置を任せられます。資格保有の有無を確認し、技術力に信頼がおける業者を選びましょう。
・アフターサービス：防犯カメラは設置後も、定期的なメンテナンスや故障時の対応が必要となる場合があります。24時間365日対応のサポート体制や、迅速な修理対応など、充実したアフターサービスを提供している業者を選びましょう。万が一のトラブル発生時にも、安心して相談できる体制が整っているか確認することが重要です。
・明確な料金体系：防犯カメラの設置費用は、カメラの種類や台数、設置場所、工事内容によって大きく異なります。信頼できる業者は、見積もり内容を明確に提示し、不当な追加料金が発生しないよう、事前に詳細な説明を行います。見積書の内容をよく確認し、不明な点があれば質問して解消しましょう。
見積もり比較の重要性
防犯カメラを設置を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
同じような内容でも、業者によって料金やサービス内容が異なる場合があります。
見積もり比較の際には、以下の点に注意しましょう。
・見積もり内容の確認：見積もりは、単に合計金額を見るだけでなく、内訳を細かくチェックすることが重要です。カメラ本体の価格だけでなく、設置工事費、配線工事費、その他諸経費などが明確に記載されているか確認しましょう。口頭での説明と相違がないか、疑問点があれば必ず質問し、納得した上で契約を進めるようにしましょう。
・追加料金の有無：見積書には、基本料金だけでなく、追加料金が発生する可能性がある項目についても明記されているか確認しましょう。例えば、配線延長料金、夜間工事料金、土日祝日工事料金などが挙げられます。これらの費用が後から追加され、総額が大きく変わるといったトラブルを避けるためにも、事前に確認しておくことが重要です。
・保証内容の確認：防犯カメラは、精密機器であるため、故障や不具合が発生する可能性があります。設置業者によっては、製品保証に加えて、独自の保証サービスを提供している場合があります。保証期間や保証範囲、修理対応の内容などを事前に確認し、万が一のトラブルに備えましょう。
契約前の確認事項
契約前に、以下の点を確認しておきましょう。
・工事内容の確認：設置場所やカメラの台数、配線経路、カメラの角度など、具体的な工事内容について、事前にしっかりと確認しましょう。設置場所によっては、足場が必要になる場合や、高所作業車が必要になる場合もあります。これらの費用が別途発生するのか、事前に確認しておくことが重要です。また、工事期間やスケジュールについても確認し、生活に支障がないか確認しておきましょう。
・工事期間の確認：工事期間は、設置するカメラの台数や設置場所の状況によって異なります。一般的には、半日から1日程度で完了することが多いですが、大規模な工事の場合は、数日かかることもあります。工事期間中は、騒音や振動が発生する可能性もあります。事前に工事期間やスケジュールを確認し、ご自身の生活に支障がないか確認しておきましょう。。
・支払い方法の確認：支払い方法には、現金払い、銀行振込、クレジットカード払いなど、様々な方法があります。業者によって対応している支払い方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。また、支払い時期や分割払いの可否、手数料の有無なども確認しておくと安心です。
・キャンセルポリシーの確認：万が一、工事内容や費用などに納得がいかず、キャンセルしたい場合に備えて、キャンセルポリシーを確認しておきましょう。キャンセル可能な時期や、キャンセル料が発生する場合はその金額など、詳細を確認しておくことで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
防犯カメラ設置業者選びの注意点
残念ながら、防犯カメラ設置業界には悪徳業者も存在してしまうのが現実です。
そのため、悪徳業者からだまされたないためにも、以下のような業者には注意する必要があります。
不当に高額な料金を請求する業者
相場よりも大幅に高い料金を提示したり、必要のない工事やオプションを強引に勧めてくる業者は要注意です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、適正な価格かどうかを判断することができます。また、不明な点や疑問点があれば、遠慮せずに質問し、納得できるまで説明を求めましょう。
強引な営業をする業者
契約を急かしたり、不安を煽るような言葉で契約を迫ったりする業者は要注意です。「今契約しないとキャンペーンが適用されない」「すぐに設置しないと危険」などと言われた場合でも、冷静に判断しましょう。信頼できる業者は、お客様の状況や予算に合わせて、最適なプランを提案してくれます。疑問点や不安な点があれば、納得できるまで説明を求め、焦らずに検討することが大切です。
資格や実績を偽る業者
信頼できる業者を選ぶ上で、資格や実績は重要な判断材料となります。
しかし、中には、資格を持っていないにも関わらず「有資格者」と偽ったり、実際には行っていない施工事例を掲載したりする悪徳業者も存在します。
ホームページやパンフレットに記載されている情報だけでなく、第三者機関の認証や口コミ・レビューサイトなどの評価なども参考にし、実績や評判をしっかりと確認することが大切です。
もしこれらに思い当たり悪徳業者かなと少しでも怪しかったり疑う余地がある場合は、その場で契約せずに「一度検討させていただきます」などと一度丁重にお断りしましょう。
また、口頭の説明だけで契約せず、書面で内容をしっかりと確認することが大切です。
万が一、訪問販売や電話勧誘などで商品・サービスの契約をしてしまった場合、購入の申し込みや、契約した日 （書面を受け取った日）を含めて8日以内であれば、無条件で申し込みの撤回や契約の解除が可能となる制度を利用しましょう。
トラブルを避けるための確認事項
設置業者とのトラブルを避けるためには、さまざまなポイントを確認することが大切です。
トラブルを避けるポイント①：契約書の内容
契約書は、業者との間で交わされる重要な約束事です。
後々のトラブルを避けるためにも、契約書の内容をしっかりと確認しましょう。
工事内容や費用、保証内容、支払い方法など、記載されている内容に不明な点や疑問点があれば、必ず質問し、納得した上で署名するようにしましょう。
口頭での説明と相違がないか、書面でしっかりと確認することが大切です。
トラブルを避けるポイント②：工事後の確認
工事完了後には、必ず設置されたカメラの動作確認を行いましょう。
映像が正常に映るか、録画機能は問題ないか、遠隔操作はできるかなど、契約書に記載された内容と相違がないかを確認することが重要です。
また、配線がきちんと処理されているか、設置場所が適切かなども確認し、気になる点があればすぐに業者に連絡しましょう。
トラブルを避けるポイント③：アフターサービスの確認
防犯カメラは、設置後も定期的なメンテナンスや、万が一の故障・トラブルに対応できるアフターサービスが重要です。
24時間365日対応のサポート体制や、迅速な修理対応など、手厚いアフターサービスを提供している業者を選びましょう。
保証期間や保証範囲、定期メンテナンスの内容なども確認し、安心して長く使い続けられるかを見極めることが大切です。
まとめ
防犯カメラは、あなたの家や家族を守るための強力な防犯対策のツールです。
しかし、防犯カメラが適切に設置されていない場合は、防犯対策に穴ができてしまうため、信頼できる業者を選び、適切な設置を行うことで、安心・安全な生活を送ることができるようになります。
また、設置完了後も定期的に映像チェックやメンテナンスるをすることで、不具合などを早期に発見することができるため、定期的にチェックすることが大切です。
弊社の防犯カメラをお取扱いいただいている代理店様やダイレクトショップにて購入されたお客様は、知識や経験豊富なスタッフにより安心安全な防犯対策ができるよう、適切な設置を心がけていただいております。
防犯カメラ設置に関してお困りの方がいらっしゃいましたら、「お問い合わせ」よりお気軽にご相談ください。
また、防犯カメラの製品についての詳細な情報やカメラの選び方等でお困りの方もお気軽にご相談ください。
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