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病院屋内の監視カメラ設置はどこがおすすめ?用途目的別にポイントを解説!

2023.11.27

病院内での監視カメラの設置は、患者の安全確保やスタッフの監視、物品管理など、さまざまな目的に役立っています。

ただし、多くの人が集まる病院内では、プライバシーの保護や法的な制約も考慮しなければなりません。

今回は、病院内の主要な場所ごとに監視カメラの設置ポイントを解説し、成功事例も紹介していきます。

病院内での監視カメラの活用方法に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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病院屋内に監視カメラを設置する目的

病院内の監視カメラ設置イメージ画像

病院屋内に監視カメラを設置する目的として次の4つが挙げられます。

 

患者同士もしくは患者と医療スタッフのトラブル防止

病院には治療や検査などを希望する方がたくさん集まるため、診察の予約をしたとしても待ち時間が長くなりがちです。

待ち時間が長くてイライラしたり、治療方針について過剰に心配したり、さらには入院中の患者同士が口論になるなど、様々な要因が絡み合ってトラブルが起こりやすい環境になっています。

いざというときのための証拠として状況を記録するため、トラブル対処のための警備員を迅速に配置するなどの目的により監視カメラを設置します。

 

病院の薬品・備品等の盗難防止

薬品や備品が盗難される場合もあります。

病院には薬局では購入できない医薬品など専門家の管理のもと使用すべき薬が多くあります。

盗難などで一般人の手に渡らないためにも監視カメラの設置は必要でしょう。

 

スタッフの業務効率向上

監視カメラは、スタッフの業務効率向上にも役立ちます。

例えば、カメラを手術室や患者の監視に活用することで、医療プロセスのモニタリングやチームコミュニケーションの向上が期待できます。

ほかにも、待ち時間への対策や最適化、資材管理と補給の効率向上など、医療だけでなく病院内のスタッフへの業務効率を最適化へ導くことができます。

 

緊急事態への素早い対応

病院内では、緊急事態に対して迅速な対応が求められます。

外来患者や入院患者の容態が急変し、転倒もしくはうずくまりなどの異常な状況を検知してアラートで医療スタッフへ即座に通知され素早い対応が可能となります。

医療現場では、1秒でも早い対応が命を救うことに繋がるといわれているため、監視カメラによるサポートが非常に重要視されています。

 

病院屋内の監視カメラ設置のおすすめポイント

介護施設のイメージ画像

病院屋内に監視カメラを設置することは患者、医療スタッフ双方に利点があります。

近年、患者への虐待や乳児の連れ去り、クレームの防止など、さまざまな用途により病院での監視カメラの設置が進んでいます。

患者やその家族への安心と信頼を得るためにも監視カメラの適切な設置が必要です。

 

監視カメラ設置のポイント:出入り口の場合

出入り口の場合は撮影する範囲が決まっています。

トラブルを避けるためにも監視カメラの存在を目立たせるためにボックス(バレット)型の監視カメラが良いでしょう。

ボックス型の監視カメラは目立つので威圧感があります。

犯罪を抑止するためにも入口の監視カメラを視界に入れるようにしておくのは大切です。

欠点は撮影範囲が狭いことです。しかし入口であれば一方通行であることが多い点から問題ないと考えられます。

 

監視カメラ設置のポイント:待合室の場合

待合室での監視カメラ設置は、患者の身勝手な行動や規律を守る、暴言や暴力などのトラブルを防ぐなどの効果が期待されます。

待合室には、多くの患者がいるため、威圧的なボックス(バレット)型の監視カメラを設置すると患者にストレスを与えかねません。

このような場合は、風景に溶け込みやすいドーム型監視カメラを設置することが最適です。

どこを映しているのかも分かりにくいので患者をあまり刺激せずに撮影が行えます。

 

監視カメラ設置のポイント:病室の場合

病院の中とはいえ、病室は患者のプライベート空間になります。

ドーム型監視カメラを最低限の設置台数にすると良いでしょう。

病室に監視カメラを設置するメリットは、緊急時の即対応だけでなく、医療スタッフによる患者への虐待に気づける点です。

実際、長崎県の県立こども医療福祉センターでは障害のある児童複数人への虐待が監視カメラの映像により判明しました。

事件や事故を未然に防ぐためにも監視カメラの設置が求められています。

 

監視カメラ設置のポイント:診療室の場合

診療室では、患者の精神状態が不安定なときがあります。

医師の診断を受け入れられずパニックに陥ったり、暴れ出したりしてしまう場合もあるでしょう。

そのようなことを防ぐためにも監視カメラの設置は必要です。

ただし電子カルテが見えないようにするなどの患者のプライバシーに配慮した設置方法が求められます。

あくまで暴力行為や暴言の対処としての使用が望ましいでしょう。

医師の診察技術の向上にも使用できます。

 

監視カメラ設置のポイント:手術室の場合

手術中の撮影は患者の許可が必要です。

あらかじめ事情を説明してから撮影しましょう。

手術中に監視カメラで撮影するメリットは医療訴訟のときに証拠として映像を提出できる点です。

責任の所在を明らかにすることによって冤罪を防げます。

さらに手術スタッフの技術向上のために映像が役に立つなど病院、患者、双方にメリットがあります。

 

病院屋内での事例を紹介

2022年9月、静岡県沼津市の精神科病院で男性看護師が患者の腹部や頭部を蹴るなどの暴行を加えた事件が監視カメラの映像により明らかとなりました。

事件発覚後、監視カメラの過去の映像から他にも虐待に関与した看護師が判明し、被害の証拠が拡大を防止できています。

このように監視カメラを設置をすることは患者の命を守るために重要です。

さらに、医療スタッフの意識向上、技能の向上にも貢献するでしょう。

患者のプライバシーを厳守したうえで設置することで患者のご家族からの病院の信頼に繋がります。

 

まとめ

 

病院内の監視カメラ設置は、患者同士や患者と医療スタッフのトラブル防止、個人情報や貴重品の保護のためにとても重要です。

監視カメラの設置には、出入り口では目立つボックス型のカメラがおすすめであり、待合室ではを防ぐために設置することが効果的です。

病院内の監視カメラ設置は、患者の信頼を得るためにも必要であり、安全性を高めるために積極的に取り組むべきです。

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