防犯カメラは、家や店舗などの大切な場所を守るために欠かせない存在ですが、設置場所によっては電源やWi-Fiの確保が難しい場合もあります。
今回は、屋外用の防犯カメラで電源・Wi-Fi不要なカメラの選び方についてご紹介します。
安全な環境を作りたい方や、セキュリティ対策を考えている方は必見なので、最後までご覧ください。
目次
屋外用防犯カメラの特徴
屋外用防犯カメラは、風雨や太陽光に長時間さらされ、昼夜の環境変化にも対応できるため、屋内用とは異なる性能や機能が求められます。
屋外用防犯カメラの特徴①:防水・防塵
屋外用防犯カメラは、台風による強風や豪雨による粉塵に長時間さらされるため、防塵・防水対策が必要です。
また、カメラの外装接合部やコネクタ接続部には、徹底的な防水・防塵性が求められます。
防水・防塵は、電気機器への異物侵入に対する保護等級としてIEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業規格)によって定められています。
屋外用防犯カメラの防水防塵性能を表すIP規格とは?
屋外用防犯カメラの特徴②:耐熱性・耐衝撃性
長時間日光にさらされる屋外機器は、特に夏場、非常に高温になることがあります。
また、発熱する機器を監視したり、外気温が高い環境に設置される場合には、レンズや内部回路に高い耐熱性が求められます。
屋外用防犯カメラの特徴③:サージ・ノイズ対策
屋外機器は雷サージや瞬停、停電の影響を受ける可能性があるため、回路保護やバックアップ電源などの対策が講じられています。
このような雷被害への対策として、避雷器(SPD:Surge Protection Device)を設置することで、雷サージなどの異常電圧から機器を守ります。
屋外用防犯カメラの特徴④:夜間撮影、画像補正機能
多くの屋外セキュリティ カメラは赤外線暗視機能を備えているため、夜間でも画像を撮影できます。
この機能を使用すると、完全な暗闇でも写真を撮ることができます。
日中は通常の画像が撮影され、夜間は赤外線により白黒画像が残ります。
屋外用防犯カメラの特徴⑤:広角レンズと望遠レンズ
屋外の防犯カメラは広い範囲や離れた場所を撮影することが多いため、通常のレンズの代わりに広角レンズや望遠レンズを備えたカメラが使用される場合があります。
広角レンズタイプは2.8~12mmのレンズを搭載したカメラで、1台のカメラで広範囲の映像を撮影できるため、購入するカメラの台数が少なくて済むメリットがあります。
電源不要のカメラの種類とメリットとデメリット
防犯カメラを屋外に設置する場合、どうしても電源が確保できない箇所も存在します。
そんなときは電源不要な防犯カメラを設置することがおすすめです。
では、具体的に電源不要な防犯カメラのメリットについて紹介していきます。
電源不要の防犯カメラのメリット
1.工事不要
電源不要の防犯カメラには専用の留め具が付属している機種も多く、工事の必要がありません。
2.長時間稼働可能
電源不要の防犯カメラの多くは大きく2種類に分けられます。
防犯カメラ本体にバッテリーを内蔵したモデルと、乾電池を内蔵したモデルの2種類があります。
このタイプの防犯カメラは、基本的に異常を感知したとき(人の動きがいつもと違うとき)に検知して撮影するため、長時間の運用が可能です。
3.コストを削減できる
電源不要の防犯カメラは電力を消費しないため、電源が必要な防犯カメラよりも安価な場合が多いです。
電源不要の屋外用防犯カメラのデメリット
1.バッテリー交換や充電が必要
バッテリーの電池が切れたり消耗した場合には交換、もしくは充電が必要になります。
電池の場合、交換頻度は1~3ヶ月に1回程度です。
実際、継続的に記録するタイプの場合、多くの記録は 1 週間未満で終わります。
2.盗難の可能性がある
泥棒に盗まれやすい場所に設置されます。
基本的に防犯カメラは手の届かない場所に設置する方が良いため、地上から3.5メートル程度の位置に設置することをおすすめします。
3.動画容量が小さい
防犯カメラの録画データをSDカードに保存する場合のもう1つのデメリットは、保存容量が少ないことです。
基本的に防犯カメラの映像は、2TB程度の容量を持つデジタルレコーダーに記録されることが多いです。
ソーラーパネル搭載カメラのメリットデメリット
ソーラー式防犯カメラのメリット
太陽光発電式防犯カメラの最大のメリットは、自立して動作できることです。
システム稼働時に防犯カメラの動作電力を太陽光発電で補うことができるため、電池交換や新たな電源の確保が不要です。
ソーラー式防犯カメラのデメリット
一方で、太陽光発電型防犯カメラのデメリットは、配線が不要というメリットと関係しています。
小型で省スペースなソーラー式防犯カメラの場合、防犯カメラ自体が盗難される可能性があります。
バッテリー駆動カメラのメリットデメリット
バッテリー式防犯カメラのメリット
1. 設置工事が不要
バッテリー駆動なので、電源に直接接続する必要はありません。
電源を確保する必要がないため、森林や空き地でも自由に設置が可能となります。
また、電源の設置にはセキュリティカメラ自体のコストよりも費用がかかることが多いため、コストを抑えるというメリットにもなります。
2.緊急時・災害時にも稼働できる
緊急時や災害時においても、バッテリー式防犯カメラは電源供給の問題がなく、即座に運用できるため、非常時のモニタリングや被災地での利用に適しています。
3.獣道にも設置可能
バッテリー式の防犯カメラの場合、24時間録画可能であることから、農作物を食い荒らすイノシシやシカなどを撮影することにも利用されています。
罠を設置したり、夜行性動物の動きを監視・観察する際にも非常に役立ちます。
バッテリー式防犯カメラのデメリット
1.バッテリーの充電が必要
バッテリーの残量等を確認するために、適切な管理や定期的なメンテナンスが必要となります。
2. 連続稼働時間の制約
バッテリーの容量によりますが、一度の充電で動作できる時間が限られています。
特に高解像度の映像を連続で記録する場合、連続稼働時間の制約が課題となります。
3.盗難の可能性
バッテリー式の防犯カメラは電源コードが不要なため、簡単に移動できてしまうため盗難被害にあってしまうケースもあります。
対策としては木にしっかりと固定して看板を立てると良いでしょう。
4.気候の影響を受けやすい
バッテリーは気温の変化に影響されやすく、特に寒冷地域ではバッテリーの性能が低下しやすいため、通常時よりもバッテリーの消耗や劣化が早くなります。
極端な気温下では、適切な対策が必要となります。
Wi-Fi不要の防犯カメラのメリットとデメリット
Wi-Fi不要の防犯カメラには、有線接続とモバイルSIMを内蔵させたカメラがあります。
今回は、モバイルSIMを内蔵した防犯カメラのについて紹介していきます。
モバイルSIM内蔵の防犯カメラのメリット
・安定した動画撮影が可能
・高画質・高フレームレートに対応しやすい
・リアルタイムモニタリングが可能
モバイルSIMにより、防犯カメラは常にオンラインで接続され、リアルタイムの映像をモバイルネットワーク経由で提供できます。
そのため、ユーザーはどこからでもスマートフォンやタブレットを通じて即座に状況を確認し、必要な対策を講じることができます。
モバイルSIM内蔵の防犯カメラのデメリット
・通信コストの増加
・ネットワークの不安定性
モバイルSIMを利用する際には通信料がかかります。
大量のデータをリアルタイムで転送する場合や、高画質の映像を保存する場合は、通信コストが増加することもあります。
これは、長期間にわたってカメラを運用する場合に予算に影響を与える可能性があります。
また、モバイルネットワークの不安定性やエリアによる通信の中断が発生する可能性もあります。
例えば、建物や地形の影響で通信が途切れると、その期間はオフラインとなり、録画はされているもののリアルタイムの監視が行えなくなります。
まとめ
防犯カメラを屋外で使用する際に、電源やWi-Fiが不要なカメラを選ぶことは場所を選ぶことなくどこでも設置することが可能です。
しかし、電源・Wi-Fiが不要な場合のデメリットについてしっかり理解し、補うための方法をしっかりと考慮することが大切です。
もし、防犯カメラの購入や設置などに関してご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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