屋外用の防犯カメラは雨や風、台風などにも耐える必要があるため、防水・防塵性能を持っています。表記はIP67(IP〇〇)と表記されています。IP規格とはIEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本工業規格)で定められた電気機器内への異物の侵入に対する保護等級(JIS C0920)の一つです。
防水・防塵性能が高い屋外用防犯カメラは、より強い豪雨や風にも耐えることができます。実際にこの数字の見方について解説いたします。
目次
IP〇〇表記の見方
IPはIngress Protectionの略で、侵入に対する保護という意味です。続く第1数字記号は人物・固形物体に対する保護で防犯カメラの防塵機能にあたります。また第2数字記号は水の侵入に対する保護で防水性能になります。
第1数字記号(防塵性能)の保護の程度は以下の通りです。
IPの後に続く第1数字記号が高ければ高いほど、粉塵などの防水に対する性能が高くなり後ろの数字が高いほど防水性能が高いということになります。
第2数字記号(防水性能)の保護の程度は以下の通りです。
ちなみにIP67であれば「完全な防塵構造」であり「いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない」性能になります。このように数字が高い防犯カメラほど高い防水、防塵性能有しています。
弊社のネットワークカメラはIP66、IP67等級の高い防水・防塵性能を持った防犯カメラを数多くラインナップしています。デモ機の準備もできますのでぜひお問い合わせください。
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軒下用と屋外用の違い
防犯カメラのカタログに軒下用と記載されている場合は、完全防水ではなく屋外に設置すると水没して故障する可能性がありますので、ご注意ください。例えば軒下用の防犯カメラはIP54と記載されています。「粉塵からの保護」と「いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」とありますので、軽く水の飛沫があたる程度しか保護されていませんので、屋外で使用する場合は注意が必要です。
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