スタッフブログ

防犯カメラの種類と選び方について解説します!

2022.02.07

NSKスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。今回は弊社でラインナップしている防犯カメラの種類と選び方について解説いたします。ケーブルや信号方式、解像度の違いなど細かい仕様の違いや、どういった現場でどのカメラが最適なのかについても解説いたします。

 

システムで選ぶ

ネットワークカメラシステム

NSKでもっとも販売されているのがこのネットワークカメラシステムです。LANケーブルを使ったシステムになり、ハブを経由することで配線を一つにまとめることができるので、大規模な現場で最適なシステムになっています。

 

カメラの種類はボックスカメラ、バレット型、ドーム型、PTZ型のカメラまで幅広くラインナップしています。

 

解像度に関しても最大6MPまでのカメラをラインナップしています。PoEハブやビデオサーバーなどの関連品に関しても幅広くラインナップしています。

 

ネットワークカメラの利点としては映像、電源、通信の全てをLANケーブル一本で行うことができますので、施工が容易な点です。また昔のネットワークカメラに比べてネットワークに関する知識がなくてもLANケーブルをNVRに挿せばすぐに使えるという利点があります。

ネットワークカメラシステムはこちらから

https://n-sk.jp/productcategory/ip-solution

EX-SDIカメラシステム

次に解説するのがEX-SDIカメラシステムです。こちらは同軸ケーブルを使ったシステムになります。地上デジタル放送用の放送機器で使われているSDI規格の一つで、従来はHD-SDI (High Definition-Serial Digital Interface)という信号方式が主流でしたが、配線距離がS-5C-FB同軸ケーブルで150mしか配線することができなかったものが、EX-SDI信号では350m配線することが可能になりました。

 

また同軸ケーブルというアナログケーブルを使用しながら信号はデジタル信号になっていますので映像信号が減衰する心配もありません。

 

EX-SDIの最大の特徴は画質になっておりNSKでは500万画素(4M録画)のカメラをラインナップしています。電源と映像を2本配線する2ケーブルカメラと同軸一本で電源と映像を配線するワンケーブルカメラの2種類をラインナップしています。

 

既設の同軸ケーブルを活用してEX-SDIシステムへの置き換えが可能です。

EX-SDIカメラシステムはこちらから

https://n-sk.jp/productcategory/sdi-solution

 

AHDカメラシステム

EX-SDIと同じ同軸ケーブルを使用したシステムです。EX-SDIはデジタル信号だったのに対してAHDシステムはアナログ信号になっています。そのためアナログカメラと同様に映像信号が減衰するという特徴をもっています。

 

画質もEX-SDIに比べると劣りますが価格は弊社のラインナップの中でもっとも安いのでコストパフォーマンスに優れたシステムになっています。またカメラの設定をDVRで行うUTC機能を搭載していますので、施工性も高い商品です。

AHDカメラシステムはこちらから

https://n-sk.jp/productcategory/ahd-solution

 

ワイヤレスカメラシステム

これは映像ケーブルをワイヤレス化した防犯カメラシステムです。映像のみワイヤレスになりますので電源工事は別途必要です。しかし映像の配線がないのはとてもメリットがあります。

 

注意点としてはワイヤレスは目に見えませんので、電波干渉する可能性があります。そのため、導入後に電波干渉が原因で映像が途切れるなどの問題が起こるかもしれませんので、事前にデモ機を使っての仮設置をおすすめします。

 

また電波干渉したときのために、リピーター機能を搭載したワイヤレスカメラ「eye revo pro」をラインナップしていますので、業務用でお探しの方はこちらの商品をご検討ください。

ワイヤレスカメラシステムはこちらから

https://n-sk.jp/productcategory/wireless

 

形状で選ぶ

防犯カメラの設置場所に合わせて形状で選ぶようにしましょう。各システムに共通している形状について解説させていただきます。

 

ボックス型カメラ

ホームセンターや薬局などでよく見かける形状のボックス型カメラです。四角いボックス型の形状からボックス型と呼ばれています。取り付ける際はフィクサーと呼ばれる取り付けブラケットを使用します。

 

天井や壁から距離を出して設置することが可能です。基本的に屋内使用になっていますので雨にかからない場所に設置する必要があります。赤外線LEDが付いてませんので夜間の撮影はできませんので注意が必要です。

 

バレット型カメラ

バレット=弾丸のような形状をしていることからバレット型カメラと呼ばれています。屋外でも使用できる防水防塵仕様になっています。また基本的には赤外線LEDを内蔵していますので、夜間の暗視撮影が可能です。

 

固定レンズ、バリフォーカルレンズタイプの2種類から選ぶことができます。二つのレンズの違いについては後ほど解説いたします。

 

ドーム型カメラ

半球状のドーム型カメラは室内の天井などに設置されています。バレット型カメラと同様の機能を持っており、形状のみ変わります。ドームカメラはレンズがどの方向を向いているのか分かりにくいので、どこが撮影されているか分からないことが犯罪抑止につながります。

 

アルミダイキャスト製の耐衝撃型であれば悪意のある人物がカメラを破壊しようとしても壊れにくいカメラです。

 

特殊形状カメラ

ピンホール型のカメラや火災報知器型のカメラなど特殊な形状をした防犯カメラもラインナップしています。防犯カメラを設置していることを隠したい場合などに使われるカメラですが、設置方法が難しかったりレンズの向きが動かせないなど設置が難しいのがデメリットです。

解像度も500万画素のカメラをラインナップしていますので、通常の防犯カメララインナップと同様に使用できます。

 

性能で選ぶ

カメラの画質や防水性能など、現場によって必要な機能も違ってきます。今回はたくさんある機能の中から代表的な機能をご紹介いたします。

 

カメラ画質

弊社の防犯カメラの解像度は5メガ、4メガ、2メガピクセルのラインナップからお選びいただけます。2メガピクセルは200万画素の解像度になります。地上デジタル放送はフルハイビジョン放送と呼ばれており画質としては200万画素の解像度です。

 

市場ではフルハイビジョンのモニターが主流となっていますので、合わせて弊社のカメラの画質も2メガピクセルのカメラがもっとも売れています。ただし4メガや5メガピクセルのカメラも解像度を2メガに変更して使用できますので、現場に合わせて解像度を変更して使用することができます。

 

防水・防塵性能

「IP」コードの表示例

屋外用のカメラは全て防水・防塵性能をもっています。表記の方法はIP〇〇と表記され国際電気標準会議により定められています。弊社の屋外用カメラではIP65、IP66、IP67性能のカメラをラインナップしています。

IP○○という表記は、「IP(International Protection)」コードと呼ばれ、2003年に国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)で定められた、スマホをはじめとする精密機器の水や固形物に対する保護性能を表している。

この「IP」コードは、防水・防塵の両方を表記する場合と、それぞれ一方の性能のみを表記する場合の2通りがある。

引用元:https://time-space.kddi.com/ict-keywords/20190822/2721

 

IP65は軒下での使用を推奨していますが、IP67相当のカメラでは防水性能がかなり高く屋外の壁面で使用しても問題はありません。

 

バリフォーカルレンズ

カメラを選ぶ際に重要なのがバリフォーカルレンズ搭載かどうかもポイントになります。バリフォーカルレンズをは簡単に言うとズームレンズです。ズームとフォーカスを個別で調整できるレンズをバリフォーカルレンズと呼びます。

 

バリフォーカルレンズのメリットとしては少し離れた場所をカメラで撮影したい時でも、寄りで撮影できるというメリットがあります。防犯カメラは設置する場所によってはどうしても被写体と距離が出てしまう場合などバリフォーカルレンズだと便利です。

 

弊社の同軸系カメラは手動で調整するタイプでネットワークカメラは電動でレンズを動かすタイプと2種類ラインナップしています。

 

赤外線IR機能

カメラの正面に赤外線LEDを搭載することで夜間の暗視撮影が可能になりました。IR とは Infrared raysの略です。日本語で赤外線という意味になります。カメラの赤外線LEDから赤外線を照射して被写体から跳ね返った赤外線をレンズから取り込み映像モニターします。映像はモノクロで撮影されますので、昼間より画質が劣ります。

 

カメラによってIR照射距離が変わりますので注意が必要です。またカメラの画角の中に壁などが映り込んでいると白飛びして画面が真っ白になったりするので設置する時は壁などが映り込まないように注意して設置するようにしましょう。

スターライト機能

スターライト機能とは夜間、少ない明りでカラー撮影する機能です。イメージセンサーにスターライトセンサーを採用しており少ないあかりを増幅して映像出力します。従来の赤外線IR機能だと赤外線LEDが切れてしまったり白飛びしてしまったり問題があったのですが、スターライトカメラは赤外線LEDをなくすことで従来の問題を克服しました。

例えばAHDのスターライトカメラNS-834VCは最低照度0.000005 LUXという超低照度での撮影も可能です。

スターライト機能は以前、記事にまとめましたので、そちらもご覧ください。

製品検索方法

弊社のHPから製品検索画面にて絞り込み検索が可能です。

製品情報

【レコーダー仕様】

配線・・・LAN、同軸(SDI)、同軸(AHD)、ワイヤレス の中からシステムを選択します。

最大チャンネル・・・レコーダーの最大カメラ入力数を選択します。

【カメラ仕様】

形状・・・バレット、ドーム、特殊カメラから選択します。

有効画素数・・・カメラの解像度を選択します。

赤外線・・・赤外線のありとなし、スターライトから選択します。

屋外設置・・・屋外に設置するか、屋内に設置するかを選択します。

マイク・・・マイクのありなしから選択します。

画角・・・画角も広角、望遠、360°、PTZ、レンズなしから選択します。

実際の映像は動画で視聴可能です。

防犯カメラ導入前はどういう画角なのか、夜間の見え方、画質など見てから決めることがほとんどです。弊社は今回ご紹介したカメラについてNSK防犯カメラチャンネルにて実際の動画をアップロードしていますので導入前にご覧ください。最新の製品も続々アップする予定なのでよろしければチャンネル登録もお願いいたします。

https://www.youtube.com/channel/UCqU5Va1uMMpUdLWhp2sIbBQ/featured

 

デモのご相談は弊社サポートまでご連絡ください。

実際の製品のデモ機も準備しております。実物を見てみたい機器がありましたら、弊社サポートセンターまでご連絡ください。その際に商品の取り扱い方法も含めてご案内させていただきます。また全国に営業拠点がございますので、事前にご連絡をいただければデモ機を準備しての商品説明も可能ですのでぜひご連絡ください。以上、防犯カメラの種類と選び方をご紹介させていただきました。引き続きNSKをよろしくお願いいたします。

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