スタッフブログ

今、求められるAIカメラ活用とは?業務自動化の新常識

AIカメラ 業務自動化で小売店舗の運営を効率化するイメージ

はじめに:閉店後も終わらない、店長の「見えない監視業務」

朝礼前、まだ照明が半分しかついていない売場で、店長は前日の閉店後映像を早送りで確認している。深夜のバックヤードに人影はなかったか、駐車場の自販機まわりに長時間うろついている人はいなかったか。開店時間が近づけば入口の人だかりやレジ前の混雑度合いを目で確認し、品出しスタッフの動きにも目を配る。閉店後はまた録画映像をチェックし、怪しい動きが無かったかを確認していく。

この「監視業務」は店長の仕事として明文化されていないことが多いが、実際には朝礼前から閉店後まで一日のあちこちで時間を奪い、判断力を消耗させている。小売店舗やショッピングモール、コンビニで「人が足りない」「店長が疲弊している」と言われるとき、その正体の多くはこの見えない監視業務にある。

ここで注目されているのが、AIカメラを使った業務自動化だ。ただし、ここで言う自動化は「無人店舗」を目指す仕組みではなく、人が判断すべき業務だけに集中できるようにするための再設計に近い。

業務自動化が「無人化」ではない理由

業務自動化と聞くと、レジを無くす、店員を減らすといったイメージが先行しがちだ。だが現場の店長が本当に困っているのは「人がいないこと」ではなく、「人にしかできない判断と、機械でも代替できる確認作業が混在していること」である。

来店者数を数える作業は人が立ち会わなくても正確に行えるし、バックヤードに不審な動きがないかの確認も、本来は異常時に通知が来ればよい。一方で、お客様に声をかけるタイミングの判断、クレーム対応、新人育成といった業務は人にしかできない。

AIカメラが目指す自動化は、後者にスタッフの時間と集中力を振り向けるため、前者の繰り返し確認作業を機械に引き受けてもらうものだ。無人化ではなく、人の判断業務への集中である。

AIカメラで自動化できる小売店業務

店舗で自動化しやすい業務をいくつか挙げてみる。

ひとつ目は来店者数のカウント。NSKのピープルカウント対応カメラはデュアルレンズで映像の深度を測定し、入退店の人数と在店人数、滞在時間までを記録できる。曜日や時間帯別の来店傾向が自動でデータ化されるため、シフト調整や発注予測の根拠資料を毎月手作業で作る必要が無くなる。

ふたつ目は密集度のアラーム。レジ前や試食コーナーが混み合ってきたタイミングで、店長やフロア責任者のスマートフォンに通知が届く。レジ応援を呼ぶ判断が目視ではなく事前通知ベースで行える。混雑そのものが満足度に直結するモール共有スペースでも有効だ。

三つ目は夜間モニタリング。NSKのフルカラーカメラは白色LEDを内蔵しており、暗い駐車場や搬入口でも色情報を残したまま映像を取得できる。不審者の服装や車両の色を後から検索しやすく、警察への情報提供までスムーズに進む。

四つ目は置き去り検知。バッグや段ボールが一定時間放置されると、AIカメラがそれを「置き去り」として認識しスタッフのスマートフォンへ通知する。テナントを多数抱えるモールでは、置き引きや迷子の早期発見にもつながる。

いずれも人を完全に外す機能ではなく、機械が代わりに気付くことで運営を支える機能群だ。

ヒートマップで店舗レイアウトを「数字で語る」

来店者数や混雑度の自動化と並んで相談が増えているのがヒートマップだ。NSKでは業務用NVRにヒートマップとピープルカウント機能を搭載している。なお、家庭用のワイヤレスAIカメラにはヒートマップが無いため、店舗運用では業務用NVRを前提に検討するとよい。

ヒートマップは、お客様が立ち止まりやすい場所、素通りされている棚、長時間滞在しているエリアを色の濃淡で可視化する。日別・週別・月別・年単位でレポート化できる専用分析ソフトも用意されている。「この棚は売れないからエンドを変えよう」という議論を肌感覚に頼って進めていた現場では、議論のスタート地点が変わる。

コンビニで新作おにぎりを売場中央に置いた場合、設置前後の比較で動線が本当に変わったか一目でわかる。本部への報告書も客観的な分布データを添えて出せる。モールならテナントごとの集客力を数字で語れるため、区画割の見直しやイベントスペースの方針にも応用できる。

NSKの製品で実現できること

ここまでの内容をNSKの製品ラインで整理すると、次の組み合わせが基本になる。

中核は業務用のAI搭載NVR。16chのIP入力と8つのPoEポートを備え、顔認証は4ch同時で動作する。ピープルカウント、ヒートマップ、POS連携に対応しており、来店者数と購入データを突き合わせて入店率や購買率を出す分析も可能だ。

暗所の出入口や駐車場、バックヤードにはフルカラーカメラを組み合わせる。夜間も色情報を保持できるので、トラブル発生時の振り返り精度が大きく変わる。

売場の俯瞰には360度魚眼カメラが向く。柱まわりやエンド什器の死角を1台でカバーでき、ヒートマップの取得範囲も広く取れる。ドーム型のスタンダードカメラと組み合わせて運用するのが一般的だ。置き去り検知やラインクロス検知、エリア侵入検知などのインテリジェント機能は業務用シリーズの多くのカメラに搭載されている。

導入を検討するときのポイント

ピープルカウントや顔認証、ヒートマップといった機能は、カメラ側の性能だけでなくNVRのスペックと運用ソフトウェアの組み合わせで成り立っている。NSKの業務用AI搭載NVRは最大10の同時インテリジェントルール、最大4chの顔認識、最大20の顔データベース(合計10万枚規模)に対応しており、複数機能を同時に走らせても落ちにくい設計だ。複数拠点の将来的な統合管理を視野に入れるなら、最初からNVR選定を含めて相談したい。

サポート体制も検討材料になる。NSKは名古屋本社のほか東京、札幌、仙台、大阪、松山、広島、福岡の全国8拠点を持ち、コールセンターも利用できる。長期保証サービスを使えば消耗品や天災まで含め5年間の保証範囲となり、代替機の無償貸出や出張対応も受けられる。店舗運営は土日や深夜のトラブルが避けられないため、拠点とサポートが近いかは想像以上に効いてくる。

導入規模が大きい場合は全店一斉ではなく、1〜2店舗で小さく始めてヒートマップとピープルカウントのデータを3か月ほど蓄積したうえで本部への提案資料に落とし込むのが現実的だ。

まとめと次の一歩

AIカメラによる業務自動化は、店舗から人を消すための仕組みではなく、人にしかできない判断業務にスタッフの時間と集中力を集めるための再設計だ。来店者カウントや混雑通知、夜間の色付きモニタリング、置き去り検知、ヒートマップを使った売場改善まで、これまで店長の頭と目の中で処理されてきた業務が、データとして外に出せるようになる。

NSKでは業務用NVRを中心にフルカラーカメラや360度魚眼などのAIカメラを組み合わせ、店舗ごとの課題に合わせたシステムを設計している。「何から始めるべきかわからない」段階でも、まずは現状ヒアリングからご相談いただきたい。

 

もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。

 

お問い合わせ

 

株式会社NSKは監視カメラ・防犯カメラ・セキュリティ機器のメーカーです。

製品に関する詳細な情報が知りたい方、導入に対して不安に思っている方、お困りごとなどがありましたら下記の「お問い合わせ」よりお気軽にご相談ください。

専門スタッフがわかりやすく丁寧にご説明させていただきます。

 

お問い合わせ

 

       

Pick Up

  • 代理店募集の画像

最新記事

カテゴリー