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はじめに:夜の工場と倉庫で起きている「気づけない」現実
深夜2時、明かりの落ちた工場の構内。日中は数十人の作業員が行き交うこの場所も、夜勤帯は守衛室の一人だけが複数のモニターを前にしています。隣接する倉庫棟ではシャッターが下り、人の気配はほとんどありません。
このような夜間・無人帯の現場でよく耳にする声があります。「翌朝、誰かが構内に立ち入っていた形跡に気づいた」「分電盤の周辺で、明け方になって発熱の痕跡が見つかった」「複数の倉庫拠点を本部のオペレーター一人で見ているが、画面が暗くて状況が読み取れない」。
24時間稼働が当たり前になった製造業や物流業において、夜勤帯の安全と監視をどう確保するかは、ますます切実な課題になっています。本記事では、夜間・無人帯の工場や倉庫、物流拠点を対象に、AIカメラと業務用NVRを組み合わせた業務省力化ソリューションを、現場のシーンに沿ってご紹介します。
なぜいま業務省力化が求められているのか
生産ラインも物流センターも、夜間こそ稼働率が高い時間帯になっています。出荷準備、加工設備の連続稼働、入荷貨物の仕分け。これらを支える夜勤スタッフの確保は年々難しくなっています。警備員の人材不足も同様で、深夜帯に常駐できる人員を十分にそろえることが難しいという声もよく聞きます。
そのうえで、複数の拠点や広い敷地を限られた人数で見守らなければなりません。本部の監視センターでは、十数台、ときには数十台のモニター映像を一人のオペレーターが追うことになります。人の集中力には限界があり、夜が深まるほどに「気づけないリスク」は高まっていきます。
業務省力化を現場目線で言い換えれば、「夜勤の一人が無理なく見守れる仕組み」「本部のオペレーターが落ち着いて対応できる仕組み」をつくることです。AIカメラはその実現を後押しする手段になります。
AIカメラが夜間・無人帯で省力化できる業務
夜間の現場で省力化が見込めるのは、主に四つの領域です。
一つ目は暗所での状況把握。フルカラーで色情報まで残せれば、後の確認に役立つ手がかりが得られます。二つ目は危険エリアや侵入禁止区域への立入検知。立入禁止の操業エリア、出荷ヤード、機械の周囲などに仮想ラインを設定し、人や車両が踏み込んだ瞬間にその場で警告できます。三つ目は設備の発熱異常の早期察知。分電盤や制御盤、モーター類などの温度を遠隔から見続けられます。四つ目は複数のカメラと複数の拠点を一台のレコーダーや管理ソフトで束ねる一元管理です。
ここからは、それぞれを担うNSKの製品とその活かし方をご紹介します。
暗所でもカラーで状況把握できるフルカラーカメラ
夜間の構内を映すカメラに求められるのは、色や状況まで読み取れる性能です。NSKのフルカラーカメラは、白色LEDを搭載しており、暗所でもカラー映像で監視を続けられます。
4MPの固定焦点ミニバレットタイプで、屋外の外周や搬入口、駐車場などにも設置しやすい仕様です。夜間にも人物の服装や車両の色を記録できるため、翌朝の確認や関係先への共有もスムーズに行えます。守衛室のオペレーターが画面を覗き込んで色を判別する負担を減らせる点も、省力化の一つの形と言えます。
危険エリアへの立入をその場で警告するアクティブガード
立入禁止区域に夜間侵入があった場合、できるだけ早くその場で行動を抑止したいという声をよくいただきます。NSKのアクティブガード対応カメラは、バレット型とドーム型があり、エリア侵入検知時にフラッシュライトとサイレンで現場に直接警告できるモデルです。
あらかじめ画面内に仮想ラインや侵入禁止ゾーンを設定しておけば、人や車両がそのエリアに入った瞬間にカメラが検知し、強い光と音で注意喚起します。同時にメールやアプリへのプッシュ通知も送れるため、夜勤の担当者や本部オペレーターも状況を把握できます。SMDによって人と車両のみを抽出する仕組みのため、揺れる樹木やヘッドライトといった環境ノイズによる誤検知も抑えやすい設計です。
夜勤の警備員が一台一台のモニターを見続けなくても、現場側で抑止と通知を完結できるため、人手不足の中でも侵入抑止の質を保ちやすくなります。
設備の発熱異常を遠隔で察知するサーマル
夜間の無人ラインでとくに気になるのが、分電盤やモーター、電力機器などの過熱です。NSKのサーマルカメラIP-P8104TPは、最高550度Cまでの温度測定に対応し、最大約45m先の熱源を捉えられます。
指定したゾーンを最大12エリアまで同時に設定でき、それぞれに温度のアラーム条件を割り当てられます。閾値を超えた瞬間にフラッシュライトとサイレンで現場に通知し、メールやアプリで遠隔の担当者にも知らせます。可視光カメラとデュアルレンズで構成されているため、温度の異常箇所と周囲の状況を同時に確認できる点も、夜勤帯の判断を助けます。
危険な熱源に近づかずに温度をチェックできるため、点検作業そのものも省力化につながります。
複数カメラを一元管理できる業務用NVR
夜勤帯に少人数で広い構内や複数拠点を見守るうえで欠かせないのが、業務用NVRによる一元管理です。NSKには32chの業務用AI NVRをはじめ、64ch対応モデルや128chモデルなど、規模に合わせた選択肢があります。
高速映像検索機能や、Smart H.265+/H.265コーデックによる効率的な録画保存に対応しており、夜間に発生したインシデントを翌朝すぐに振り返れます。CMSを併用すれば、複数のNVRを本部側で一括管理することもでき、拠点ごとにバラバラだった監視運用を一つの画面に集約できます。
拠点サポートとフェニックス保証の重要性
夜間・無人帯の運用では、機器が安定して動き続けることが何より重要です。NSKは名古屋本社のほか、東京、札幌、仙台、大阪、松山、広島、福岡と全国8拠点でサポート体制を持ち、コールセンターでの相談にも対応しています。
通常保証3年に加え、長期保証サービスでは消耗品や天災を含めて5年間保証され、代替機の無償貸出や出張対応無償といった内容で何度でも利用できます。
まとめと次の一歩
夜間の無人帯における工場・倉庫・物流拠点の業務省力化は、「人を増やすこと」ではなく「現場が自ら気づいて知らせる仕組みをつくること」によって近づきます。フルカラー監視で暗所の状況を把握し、アクティブガードで危険エリアの侵入を現場で抑止し、サーマルで設備の発熱を遠隔で察知し、業務用NVRで複数カメラ・複数拠点を一元管理する。これらを組み合わせれば、夜勤の一人や本部のオペレーター一人にかかる負担を現実的に軽くしていけます。
まずは自社の夜間帯の運用を書き出し、「どこに目が届いていないか」「どの瞬間に人手が足りなくなるか」を整理してみることをおすすめします。NSKでは現場ごとに最適な構成をご提案できますので、夜間運用に関する課題があれば、お気軽にお問い合わせください。
もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。
NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。
株式会社NSKは監視カメラ・防犯カメラ・セキュリティ機器のメーカーです。
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