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AIカメラによる省力化ソリューションの実力

AIカメラ 省力化ソリューションで工場の無人監視を実現するイメージ

工場現場で「人手で全部見るのは無理」になっている

生産ラインが長くなり、設備の点数が増え、24時間稼働の現場も珍しくない今、人の目だけで全工程を見張るのはどう考えても限界に来ています。日勤のあいだに分電盤の温度を一台ずつ確認し、危険エリアに人が入っていないか巡回し、ライン脇に置き忘れた工具がないかをチェックし、夜勤帯は数名で広い構内を回す。担当者は気づけば点検報告書の作成に追われ、本来やるべき改善活動に時間が割けないという声もよく聞きます。

人手不足はこれからも続きます。だからといって監視を諦めるわけにはいかない。設備の異常発熱を見落とせばライン停止や火災につながり、危険エリアでヒヤリハットを放置すれば重大事故になりかねません。ここで現実的な打ち手として注目されているのが、現場の目を増やす役割をAIカメラに任せるという考え方です。検知ルールに従ってその場でアラートを出してくれるAIカメラなら、人が見ていない時間帯の現場も常時チェックできます。

AIカメラが製造ラインで力を発揮する場面

製造ラインの現場で必要な監視はおおむね、設備の発熱を見つける、置きっぱなしの物を見つける、危険エリアへの立入を見つける、広い空間に死角を作らない、この四つに集約されます。NSKのラインアップにはそれぞれに対応した製品がそろっており、組み合わせることで工場全体を一つの監視ネットワークとして構成できます。アラート方式もシンプルで、検知時にフラッシュライトとサイレンで現場に直接知らせる方法、メールやモバイルアプリのプッシュ通知で担当者に届ける方法、パトライト連携で管理室に通報する方法を組み合わせられます。

サーマルカメラで設備の発熱を遠隔監視する

製造現場でまず実力を発揮するのが、AI搭載サーマルカメラ「IP-P8104TP」を使った設備監視です。サーマル映像と可視光カメラのデュアルレンズを備え、0度Cから550度Cの範囲で温度を測定できます。最大約45メートル先の熱源を捉えられるため、ライン脇に設置して分電盤や制御盤、モーターをまとめて視界に入れられます。

注目したいのは、画面内に最大12個の測定エリアを同時に設定できる点です。一台のサーマルカメラで「左の分電盤」「中央のモーター盤」「右のサーボアンプ」というように個別にゾーンを切り、それぞれに温度のしきい値を持たせられます。あるエリアだけ普段より20度高くなった、というような変化を捉えた瞬間にフラッシュライトとサイレンで現場に警告し、同時にメールやアプリへリアルタイム通知を飛ばします。

サーマル映像と可視映像を並べて確認できるので、「どの盤が」「どんな状況で」発熱しているのかが一目でわかります。危険な熱源に近づかなくても管理室や事務所から温度状態を把握できるため、点検作業そのものの安全性も上がります。IP67の防水防塵性能を備え、24時間稼働の生産環境でも安定して動き続けます。

置き去り検知で工程ミス・不審物を防ぐ

製造ラインでは、工具や部品、台車を一時的に置いたまま忘れてしまうケースがあります。動線をふさいでフォークリフトの事故につながったり、ライン脇に放置された段ボールが熱源近くで発火リスクになったりと、置きっぱなしは想像以上に厄介な問題です。NSKのIVS機能に含まれる置き去り検知は、設定した時間以上同じ場所に放置された物品を自動でアラートする仕組みです。担当者が巡回しなくても、置き去りになった瞬間にカメラ側で判別して通知してくれます。退勤時の最終チェックや夜間の無人帯にも有効で、翌朝の安全確認と片付け作業を軽くしてくれます。

エリア侵入検知で危険ゾーンを守る

プレス機やロボットセル、高温設備の周囲には立ち入ってはいけないゾーンがあります。NSKのアクティブガード対応のバレット型AIカメラは、フラッシュライトとサイレンを内蔵し、エリア侵入検知に正面から応えてくれる一台です。画面上に仮想ラインを引いて立入禁止エリアを囲むだけで、作業員や台車が境界を越えた瞬間にフラッシュライトとサイレンで現場に直接警告し、カメラ内蔵スピーカーから音声で注意喚起します。管理室にもパトライト連携で通報できるため、現場と管理側の両方で状況を共有できます。

SMD(Smart Motion Detection)と組み合わせれば、人や車両だけを対象として検知できるため、ベルトコンベアの動きや振動など、関係のない動きでアラートが鳴り続ける誤報のストレスを減らせます。ドーム型が必要な場合は同シリーズのドーム型モデルがあり、設置場所のレイアウトに合わせて選べます。

360度カメラで死角ゼロの現場を作る

広い工場フロアを通常のカメラだけで網羅しようとすると、どうしても設置台数が増え、配線も電源工事も膨らみます。そこで力を発揮するのが、8MPの360度魚眼カメラです。高解像度で天井から全方向を一枚で押さえられるため、一台で従来の数台分のカバー範囲を確保できます。

IP67の防水防塵性能でホコリの多い製造現場でも安定して使え、複数の仮想カメラビューを生成できるため、一台のカメラから「ライン入口側」「出口側」「組立台周辺」というように複数の視点を切り出して監視することもできます。死角が少ない分、置き去り検知やエリア侵入検知のためのレイアウト設計も柔軟になり、補助的なカメラの台数を抑えられるのも実利的なメリットです。

導入を検討するときのポイント

AIカメラはハードを買って終わりではなく、長く現場で動かしてこそ価値が出ます。NSKでは通常保証は3年間、フェニックス保証サービスを契約すれば5年間に拡大し、消耗品や天災まで対象に含めて代替機の無償貸出や出張対応の無償化を5年間何度でも利用できます。全国8拠点(名古屋本社、東京、札幌、仙台、大阪、松山、広島、福岡)の体制があるのも、地方拠点を持つ製造業にとっては安心材料です。カメラ本体もPoE給電対応でLANケーブル一本で映像・電源・通信をまかなえ、IP66やIP67の防水防塵モデルが揃っているため、油や粉じんの多い製造ラインでも腰を据えて運用できます。

まとめと次の一歩

「AIカメラによる省力化」という言葉はやや抽象的ですが、現場に落とし込むと、分電盤の発熱を遠隔で捉えるサーマルカメラ、忘れ物を逃さない置き去り検知、危険ゾーンへの立入を即アラートで止めるエリア侵入検知、広いフロアを死角なくカバーする360度カメラ、という具体的な仕事の積み重ねになります。一台で全部を解決する万能機を入れるというより、ラインや工程に合わせて適材適所で組み合わせていくイメージです。

人手不足の工場で監視業務をこれ以上増やせない、でも安全や品質は守りたい。そんな現場にとって、AIカメラは「人の目を増やす」現実解です。まずは自社のラインで「人で見ている時間が長い箇所」「事故になりかけた箇所」「夜間に空白ができる箇所」をリストアップし、そこからどの製品を割り当てるかを検討するのが、無理のない第一歩になります。NSKでは現場の課題に合わせた製品提案やデモも対応しているので、まずは気になる工程一つから相談してみてはいかがでしょうか。

 

もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

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