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人材不足をAIで補う ― AIカメラが実現する次世代運用

AIカメラ 人材不足を補う介護施設の見守りイメージ

夜勤帯の介護施設で起きる「見守りきれない」リアル

深夜2時、特別養護老人ホームの長い廊下を、職員がたった一人で巡回している。30室を超えるフロアを抱える施設では珍しい光景ではありません。1部屋ずつ静かに扉を開け、寝息を確認し、また次の部屋へ。その間に別の部屋で入居者がベッドから起き上がり、トイレに向かおうとして足元がふらつく。ナースコールを押す余裕もなく床に転倒し、職員が気づいたのは次の巡回のとき――。介護現場ではこうしたヒヤリハットが日常的に起きています。

夜勤帯はただでさえ人員配置が薄く、職員一人あたりが見るべき入居者の数が日中の数倍に膨らみます。そこに認知症の入居者の徘徊や急な体調変化が重なれば、現場の判断は常にギリギリです。「もっと目が欲しい」と願う声は現場で繰り返し聞かれます。

この「見守りきれない時間帯」を人を増やさずに補う手段として、いまAIカメラの導入が広がりつつあります。本記事では転倒検知・顔認証入退管理・夜間モニタリングを軸に、AIカメラが介護や医療の現場で何を補えるのかを整理していきます。

なぜ介護・医療現場で人材不足がここまで深刻なのか

団塊の世代がすべて後期高齢者になることに合わせて、介護人材は数十万人規模で不足するといわれています。利用者数は増え続ける一方で職員のなり手は減り続け、医療機関でも夜勤対応できる看護師の確保が大きな課題です。

現場の負担は数字にもあらわれます。夜間の巡回、記録業務、入退館時のチェック、ご家族からの問い合わせ対応。直接ケアに使えるはずの時間が、こうした周辺業務に少しずつ削られていきます。職員が疲弊すれば離職につながり、残った職員にさらに負担が集中するという悪循環も指摘されています。

人を増やすことが難しい以上、いまある人員でいかに安全と質を保つかが現実的なテーマです。重要なのは「人にしかできない仕事に集中してもらう」という発想で、AIカメラはまさにこれを支える道具です。

AIカメラが補える業務、補えない業務の住み分け

最初に整理しておきたいのは、AIカメラは決して職員の代わりに介護や医療行為を行うものではない、という点です。あくまで「人の目の延長」として、見落としを減らし、対応の起点を早める道具です。

AIカメラが得意とするのは、決まった条件を24時間ぶれずに監視し続けることです。転倒のような姿勢変化の検知、特定エリアへの侵入、来訪者の顔認証など、ルールが明確な領域ではAIの方が安定して機能します。逆に、入居者の気分や痛みの度合いを読み取ったり、ご家族との繊細なコミュニケーションを取ったりするのは、引き続き職員にしかできない仕事です。

大切なのは「AIに何をさせて、人に何を残すか」を施設ごとに決めることです。全自動化を目指すのではなく、夜間の見守りや入退館チェックといった負担の重い部分を補助してもらう。この線引きができている施設ほど、導入後の運用がスムーズに進みます。

AI転倒検知カメラが果たす役割

AIカメラの中でも介護・医療現場との相性が良いのが転倒検知機能です。NSKのAI転倒検知カメラは、入居者のふらつきや歩行中のつまずき、突然の姿勢崩壊といった転倒の前兆動作を識別します。倒れた瞬間だけでなく、その手前のサインまで捉えようとする点が特徴です。

赤外線や低照度技術によって、消灯後の居室や夜間の廊下といった暗い環境でも機能するため、もっとも事故が起きやすい時間帯にこそ効果を発揮します。検知と同時に職員のスマートフォンやPCに即時アラートが送られる仕組みのため、巡回中の職員でもいち早く異変に気づくことができます。

職員は四六時中モニターを睨み続けるのではなく、アラートが鳴ったときだけ駆けつけ、平時は本来の介護業務に集中できます。一人で広いフロアを担当する夜勤帯において、この「最初の気づき」を機械が肩代わりしてくれる意味は小さくありません。

顔認証アクセスコントローラーで入退管理の負担を減らす

人材不足が深刻になるほど、職員は介護以外の業務に時間を奪われがちです。来訪者の受付対応、職員の出退勤管理、夜間のスタッフ通用口の施錠確認――これらは小さく見えて、積み重なるとかなりの工数になります。

NSKの顔認証アクセスコントローラーを入退口に設置すると、職員や事前登録された関係者は、立ち止まって顔を向けるだけで認証が完了します。鍵の持ち歩きや暗証番号の入力が不要になるため、両手がふさがる介護現場との相性が良く、扉の開けっぱなしによるヒヤリハットも減らせます。

さらに顔認証は「誰が、いつ、どの扉を通ったか」というログをそのまま残せるのも強みです。物品の紛失やトラブル発生時の事実確認がしやすくなり、職員にとっては身を守る記録にもなります。屋外対応モデルのため、通用口や駐車場側のゲートなど、屋根のない場所への設置にも対応しやすい設計です。

夜間モニタリングをフルカラーで支えるフルカラーカメラ

従来の防犯カメラは夜になると赤外線モードに切り替わり、映像はモノクロになることがほとんどでした。これでは、入居者が着ている服や持ち物の色、廊下に落ちた液体の色などが分かりづらく、いざというときの状況把握が遅れがちです。

NSKのフルカラーカメラは白色LEDを搭載し、暗所でもカラーで映像を残せます。夜間でも人物や物体の色を正確に記録できるため、不審者の特徴や入居者の様子をより正確に把握できます。転倒検知カメラと組み合わせれば、いつ・どこで・どの状態の入居者が異変を起こしたのかを後から映像で確認することも容易になります。

導入時に押さえておきたいポイント

AIカメラを入れたら終わりにしないためにはいくつかの準備が欠かせません。

まず、運用ルールの明文化です。アラートが鳴った時に誰が、何分以内に、どの部屋に向かうのか。職員交代時にどう引き継ぐのか。こうした手順をあらかじめ決めておくことで現場の混乱を防げます。次に、入居者やご家族への周知です。撮影範囲や録画期間、目的を分かりやすく説明し、同意を取った上で運用することが信頼関係につながります。

長期運用の観点では保証サービスの内容も確認しておきたいポイントです。NSKの長期保証サービスでは5年間の長期保証に加え、消耗品や天災による故障もカバーし、代替機の無償貸出や出張対応にも無償で応じます。24時間365日稼働する介護・医療現場にとって、壊れたときにすぐ代わりが来る体制が用意されていることは大きな安心材料です。

まとめと次の一歩

人材不足は、介護や医療の現場が直面するすぐには解決できないテーマです。だからこそ、職員一人ひとりの時間と気力を本当に必要なケアに集中させる仕組みづくりが欠かせません。AIカメラはその仕組みの一部であり、転倒検知・顔認証入退管理・夜間モニタリングを組み合わせることで、夜勤帯や受付対応など負担の重い場面を補ってくれます。

次の一歩として、自施設のどの時間帯・どの業務に一番負担が集中しているかを書き出してみると、AIカメラに任せられる領域が見えてきます。気になる方は、AI転倒検知カメラ、顔認証アクセスコントローラー、フルカラーカメラの各製品ページで仕様を確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。

 

もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。

 

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