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夜勤帯の転倒を見逃さないAIカメラ活用術

夜勤帯の転倒検知 AIカメラ活用術

夜勤帯、巡回の合間に起きた一度の転倒が事故報告書になる介護施設の管理者へ

深夜2時、ナースコールが鳴らないまま、廊下の奥で利用者が倒れている。発見したのは、次の巡回に向かったスタッフ。床に座り込んだまま、本人は「ちょっと立ち上がろうとしただけ」と話す。骨折はなかったが、頭部を打っていたかもしれない。事故報告書、家族への連絡、原因究明のミーティング——一晩のうちに、現場の空気は大きく変わる。

夜勤帯の人員は限られている。一人の介護職員がフロア全体を巡回するため、見回りと見回りの間には必然的に「空白の時間」が生まれる。その数十分の間に、ベッドから起き上がろうとした高齢者が、ふらついて崩れ落ちる。介護現場で繰り返されてきた、もっとも避けたいシーンのひとつだ。

このブログでは、夜間の見守り体制を見直したい施設管理者に向けて、人手・センサーマット・AIカメラという3つの選択肢を比較しながら、株式会社NSKが提案するスマート防犯カメラの活用方法を整理する。

介護施設の「転倒」は、なぜ夜間に集中するのか

転倒事故は、介護施設におけるインシデントの上位を占め続けている。とくに夜間帯に集中する理由はいくつかある。

ひとつは、利用者自身の身体的要因だ。睡眠導入剤の影響、起き抜けのふらつき、トイレに行こうとしたときの一瞬の判断ミス。日中であれば声をかけて支えられる場面でも、夜間は本人の判断に委ねられてしまう。

もうひとつは、見守る側の物理的制約だ。一人の夜勤者が複数フロアを担当する施設では、巡回間隔が30分から1時間に及ぶこともある。その間に何が起きているかは、誰にも分からない。

さらに、転倒そのものよりも「発見の遅れ」が二次的な被害を拡大させる。床に倒れたまま身動きが取れない時間が長引くほど、低体温・脱水・床ずれといったリスクが積み重なっていく。家族への説明責任も重くなり、施設の信頼にも影響する。

つまり、夜間の転倒対策で本当に必要なのは「転んでから気づく」仕組みではなく、「転びそうな瞬間を見逃さない」仕組みだ。

人手・センサーマット・AIカメラ——3つの見守り手段を比べてみる

夜間の転倒リスクに対して、現場が選んできた手段は大きく3つある。

人手による巡回

もっとも歴史のある方法であり、利用者の様子を直接確認できる安心感がある。一方で、巡回と巡回の間の空白は埋められない。さらに、夜勤シフトを増やせば人件費が膨らみ、慢性的な人手不足の中では現実解になりにくい。

センサーマット・離床センサー

ベッドサイドや床に敷くマット型センサーは、利用者がベッドから降りた瞬間にアラートを発する。コストが比較的低く、導入しやすい。ただし、マットを踏んだときにしか反応しないため、ベッドから起き上がって数歩進んだ先での「ふらつき」「つまずき」までは捉えられない。また、設置範囲が限定されるため、廊下や共用部での転倒は守備範囲外になる。

AIカメラによる転倒検知

ここ数年で急速に広がっているのが、画像認識技術を組み合わせたAIカメラによる見守りだ。カメラが捉えた映像をリアルタイムで解析し、人の姿勢や動きの変化から「倒れた」といった状況を判定する。スタッフのスマホやPCに即時にアラートを送ることで、発見までの時間を大幅に短縮できる。

3つの手段は対立するものではなく、組み合わせることで互いの弱点を補える。とくにAIカメラは、人手やマットでカバーしきれない「空白の時間」と「空白のエリア」を埋める存在として、近年導入が進んでいる。

NSKのスマート防犯カメラができること

株式会社NSK(日本セキュリティー機器販売)が介護施設向けに提案しているのが、転倒検知に特化したAIカメラ「IP-P300FD-AI」を中核としたスマート見守り体制だ。

ふらつき、歩行中のつまずき、突然の姿勢崩壊といった「転倒の前兆動作」を識別する設計になっており、転倒した結果だけでなく、その手前の危うい動きを捉えることを目指している。夜間帯の暗い廊下や逆光になりがちな窓際でも、赤外線・低照度技術によって機能するため、24時間体制の見守りを実現しやすい。

検知結果は、スタッフのスマートフォンやPCへ即時のアラートとして届く。プッシュ通知やメールでの通知に対応しており、夜勤者が休憩中であっても見落としを減らせる仕組みになっている。

加えて、カメラに映る利用者の顔を自動でピクセル化する「顔プライバシーモード」を搭載しているため、入居者本人や家族のプライバシーへの配慮も両立できる。介護現場でカメラ導入が進みにくかった理由のひとつ「常時監視されている感じ」を技術的に和らげる工夫だ。

施設全体の死角をなくしたい場合には、360度全方位を一台でカバーする「IP-3005FI」「IP-S3008FI」といった全方位カメラを組み合わせる選択肢もある。共用部、廊下、エントランスなど、複数台で守るより一台で広く見たいエリアに向いている。

夜間でも色情報を残したい場面、たとえば服装や持ち物まで確認したいエントランス周辺には、フルカラー暗視に対応した「IP-D8424-FC」が選ばれている。

通知系では、ストロボやブザーといった現場側でのアラートも併用可能で、現場の運用ルールに合わせて柔軟に組み立てられる。

導入を検討するときに、現場で押さえておきたい3つの視点

スマート防犯カメラを介護施設に導入する際、技術仕様だけで判断すると現場運用でつまずくことがある。次の3点を押さえておきたい。

ひとつ目は「設置場所の優先順位」だ。すべての居室に一気に入れるのではなく、転倒リスクの高い利用者の居室、夜間の死角になりやすい廊下の角、トイレに向かう導線など、優先度の高い場所から段階的に導入することで、効果を実感しやすくなる。

ふたつ目は「アラートの運用ルール」だ。誰のスマホに通知を飛ばすか、夜勤者が一人のときの対応フローはどうするか、誤検知が出たときの記録方法はどうするか——通知先と対応手順をあらかじめ決めておくことで、現場が混乱しない。

3つ目は「家族・利用者への説明」だ。AIカメラの導入目的は監視ではなく安全確保であること、顔プライバシーモードによって個人が特定されにくい仕組みになっていることを、契約時や入居時にていねいに説明することで、納得感のある導入につながる。

カメラを「入れること」がゴールではなく、現場のオペレーションに溶け込ませて初めて、夜間の転倒対策として機能する。

次に考えたいのは、保証とアフターサポート

夜間の見守りを担うカメラは、いざというときに止まっていては意味がない。長期にわたって稼働し続けるための保証体制も、製品選びの重要な軸になる。NSKの製品にはフェニックス保証5年が付与されており、長期運用を前提とした介護施設の現場と相性がよい。

導入前のヒアリングから、設置場所の選定、運用ルール作成、稼働後の保守まで一気通貫で相談できるパートナーを選ぶことで、夜勤者の負担を本当の意味で減らす見守り体制が組み上がっていく。

夜の廊下に響く一度の物音を、誰かが偶然見つける時代から、技術が静かに知らせてくれる時代へ。介護現場の「空白の時間」を、AIカメラがそっと埋めはじめている。

 

もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。

NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。

 

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株式会社NSKは監視カメラ・防犯カメラ・セキュリティ機器のメーカーです。

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