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はじめに:鍵やカードに頼った入退室管理に限界を感じている総務担当者へ
「社員証を忘れた人のために毎朝開錠対応をしている」「退職者から鍵を回収できず、シリンダーごと交換するコストが痛い」「来客対応のたびに受付が席を立つ」――こうした入退室まわりの細かい運用負荷に悩んでいる総務・管理部門の方は少なくありません。
オフィスや工場、店舗のバックヤードでは、長らく物理的な鍵やICカードによる入退室管理が一般的でした。ただ、紛失・貸し借り・なりすまし・再発行コストといった課題は根深く、人手で運用している以上ゼロにはできません。
そこで近年、顔認証カメラを使った入退室管理に切り替える現場が増えています。本記事では、鍵・カード・顔認証を比較しながら、自動化された職場をどう設計すればよいのかを、防犯カメラ専業メーカーの視点で整理します。
鍵・ICカード・顔認証 入退室管理の三方式を比較する
入退室管理の方式は、大きく分けて三つあります。それぞれの特徴を、運用負荷・セキュリティ・利便性の観点で見ていきます。
物理鍵による管理
最も古典的な方式で、導入コストが低いのが利点です。一方で、鍵を紛失した場合はシリンダーごと交換する必要があり、退職者が出るたびに鍵の回収・再配布の手間が発生します。誰が何時に入退室したかの履歴も残らないため、内部不正や情報漏えいの調査がほぼできません。
ICカード・社員証による管理
現在のオフィスで主流の方式です。入退室ログが自動で残り、退職時はカードを無効化するだけで済むため、運用は鍵に比べて格段に楽になります。
ただし、カードの貸し借りや置き忘れを完全には防げません。社員証を首から下げたまま離席し、第三者がそのカードを使って共連れで入室するというリスクは常につきまといます。再発行コストも、規模が大きい組織ほど無視できません。
顔認証による管理
カメラの前に立つだけで本人確認が完了する方式です。物理的な鍵やカードを持つ・出す・かざすという動作が一切不要になり、両手がふさがっていても通過できます。
最大のメリットは、なりすましの難しさです。顔そのものが認証キーなので、貸し借りができません。ログには認証時の顔画像が残るため、不正入室の抑止効果も非常に高くなります。さらに、感染症対策の観点で非接触であることも評価されています。なお、生体情報の取り扱いについては個人情報保護委員会のガイドラインを確認したうえで運用ルールを設計するのがおすすめです。
顔認証カメラで入退室管理を自動化する仕組み
顔認証で入退室を自動化するには、大きく次の三つの要素を組み合わせます。
ひとつ目は、顔を識別するカメラ本体です。NSKの顔認証対応カメラは、表情・性別・年齢・メガネ・帽子・ヒゲ・髪型といった特徴を読み取り、事前に登録した顔データベースと照合します。検知率は95%以上で、毎秒25〜30コマで処理するため、立ち止まらずに自然な歩行スピードで認証できます。
ふたつ目は、扉を制御する電気錠やマグネットロックです。顔認証カメラやアクセスコントローラーが登録済みの人物と判定すると、電子錠に解錠信号が送られ、ドアが自動で開きます。NSKでは屋外対応の現行モデルASC-7317MXをはじめ、ASC-7212TS/ASC-7214Y/ASC-7215X、ACR-2201といったアクセスコントローラーをラインナップしており、マグネットロックとの組み合わせにも対応します。
三つ目は、認証ログを蓄積し顔データベースを管理する顔認証対応NVRです。NSKのAIレコであれば、最大4チャンネルの顔認識を同時処理でき、毎秒最大24枚の顔写真を扱えます。最大20の顔データベースで合計10万枚規模の顔登録に対応できるため、大規模オフィスでも一台で運用可能です。
不一致や未登録者を検知した際は、カメラやアクセスコントローラーから即座にアラームを発報し、管理者のスマートフォンへプッシュ通知やメール通知(Gmail以外)で知らせる構成も組めます。パトライトやストロボ・ブザーと連動させれば、現場と管理室の双方で異常を共有できます。
鍵・カード不要の職場をつくる設計ステップ
実際に鍵もカードも不要の職場を作るには、次のような設計順序がおすすめです。
最初に、解錠が必要なドアを棚卸しします。エントランス、執務室、サーバールーム、倉庫、バックヤードなど、それぞれに必要なセキュリティレベルが異なります。重要エリアは顔認証単独、エントランスは顔認証+来客対応用のテンキー併用といった切り分けを検討します。
次に、設置するカメラと電気錠の組み合わせを決めます。屋外に面したエントランスや搬入口には、IP66/IP67クラスの防水防塵に対応した屋外用機種と、屋外対応のアクセスコントローラーASC-7317MXのような構成が向いています。屋内ドームカメラと連携させ、共連れ防止のためにエリア侵入検知やラインクロス検知を併用するパターンも有効です。
その後、顔データの登録と運用ルールを整えます。社員の顔登録は入社時に一度だけ行い、退職時は登録を削除するだけで完了します。鍵の物理的な回収やシリンダー交換が不要になるため、人事異動の多い企業ほど運用コスト削減の効果が大きく出ます。
来客対応の動線も忘れずに設計します。来訪者には事前に顔データを共有してもらうか、受付で一時的な認証コードを発行する運用が一般的です。NSKのアクセスコントローラーはマグネットロックに対応しているため、自動ドアや既存の電気錠と組み合わせて、受付の負担を最小化する仕組みを構築できます。
NSKの顔認証ソリューションが選ばれる理由
NSKは監視カメラ専業メーカーとして、カメラ・NVR・アクセスコントローラー・電気錠連携までを一気通貫で提案できる点が強みです。各機器を別々のメーカーで揃える場合に発生しがちな相性問題や責任範囲の曖昧さを回避でき、導入後の保守も窓口が一本化されます。
プライバシー対応として、検出した顔を自動でピクセル化する顔プライバシーモードも備えています。録画映像の二次利用や監査対応の場面で、必要に応じて従業員以外の顔をマスクできるため、個人情報保護の観点でも安心です。
過去映像のなかから特定人物を探したい場合には、AIサーチ機能を活用すれば、対象者の顔画像と録画映像を照合し、該当シーンを高速で抽出できます。インシデント発生時の調査時間を大幅に短縮できます。
まとめ:顔認証で入退室を仕組み化し、防犯カメラ全体の最適化へ
鍵・ICカードによる管理を顔認証に置き換えることで、紛失リスクの解消、なりすましの抑止、入退室ログの自動蓄積、運用コスト削減が同時に実現できます。鍵もカードも不要な職場は、もはや特別な設備投資ではなく現実的な選択肢です。
顔認証による入退室の自動化を入口に、エリア侵入検知・人数カウント・サーマル監視といった他のAI機能や、屋外駐車場・搬入口の遠隔監視まで含めて防犯カメラ全体の運用を見直すと、職場のセキュリティと業務効率は一段階引き上げられます。
NSKでは、顔認証対応のアクセスコントローラー、AIレコ、各種AIカメラを取り揃え、現場ごとの要件に合わせた構成のご相談を承っています。鍵管理や入退室運用に課題を感じている方は、お気軽にお問い合わせください。
もし、AI搭載の監視カメラや防犯カメラの選び方について不安に感じている方、詳しい情報が知りたいという方は、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
弊社専門スタッフがお悩みやお困りごとをヒアリングさせていただき、お客様のニーズに合った最適なご提案をさせていただきます。
NSKと一緒に、セキュリティレベルの高い防犯対策や効率的な運用のシステム構築をしていきましょう。
株式会社NSKは監視カメラ・防犯カメラ・セキュリティ機器のメーカーです。
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